14年目の3月11日
2025.03.24 Mon
空が暗くなるにつれて、およそ2000個のLEDライトがあたたかな光を放ち「つむぐ」という文字が輝きを増していきました。3月11日の5きげんテレビとニュースプラス1いわてでは、藤井貴彦さん、きぬさんとともに、陸前高田市の川原川公園で行われた追悼の灯り「つむぐイルミネーション」を中継でお伝えしました。
この灯りは、あの日の記憶を「つむぐ」ために、震災の3年後から毎年3月11日に遺族などが灯し続けてきたものです。人手不足の影響で一時は途絶えそうになりましたが、地元の小中学生や、大学生ボランティアの協力で、ことしも灯りがつむがれました。みんなで力を合わせて作り上げている催しなので、みていると心があたたかくなります。
会場を訪れた小さな女の子が「なんて書いてあるの?さん、いち、いち」と、お父さんに聞きました。お父さんは女の子の頭をなでながら「きょうのことだよ」と伝えると、女の子は不思議そうにして帰っていきました。いまはまだわからなくても、この先もイルミネーションを続ける人や、震災の記憶を伝え続ける人がいる限り、きっと近い将来、わかる日がくることでしょう。
初めて訪れた藤井さんは「つむぐという作業は、1本の糸ではできない。子どもも大人も一緒になって震災の記憶をつむいでいきましょう」と話していました。私も自分にできることは少ないですが、東日本大震災の取材を続け、これからも伝えていきます。
この「つむぐイルミネーション」を運営する遺族の1人、覚張あゆみさん(39)の思いをことし取材しました。テレビ岩手のYouTubeで公開していますので、ぜひご覧ください。
初めて訪れた藤井さんは「つむぐという作業は、1本の糸ではできない。子どもも大人も一緒になって震災の記憶をつむいでいきましょう」と話していました。私も自分にできることは少ないですが、東日本大震災の取材を続け、これからも伝えていきます。
この「つむぐイルミネーション」を運営する遺族の1人、覚張あゆみさん(39)の思いをことし取材しました。テレビ岩手のYouTubeで公開していますので、ぜひご覧ください。