先日のプラス1で“チャンピオン牛”を取材しました!岩手で生まれ育った黒毛和牛「いわて牛」の頂点を極めた牛のことです。その“チャンピオン牛”を使用したメニューが、今月28日まで、盛岡駅ビルフェザン1階の「みのるダイニング」で販売されています。私は報道陣向けの試食会に参加してきました。
年に1度、東京で開かれる「いわて牛」の品評会。29回目のことし、出品されたのは59頭。その中で、肉の光沢の良さや繊細なサシが高く評価され、最優秀賞の“チャンピオン牛”となったのは、奥州市前沢の佐藤克也さん(写真右)が、ご家族と肥育した牛です。子牛の時から1年半、毎日休むことなく、えさやりや体調管理をして育て上げた佐藤さん。「大変だと思うことも多かったが、受賞の喜びで苦労も吹き飛んだ」ということです。
佐藤さんが愛情を込めて育てた“チャンピオン牛”のメニューは、上質なサシが見た目にも美しい「和風ステーキ膳」と「ステーキ丼」です。試食したのですが、贅沢すぎるお肉を目の前にして、箸を持つ手が震えました。緊張しながらひとくち・・・本当に柔らかい!3秒ほどでとろけました。強い旨みとほのかな甘みが感じられ、食べた後の余韻まで含めて幸せでした。改めて、岩手で生まれる「食」のすごさを感じます。これまでチャンピオンになった牛は、県内に出回ることがほとんどなかったということで、大変貴重な機会です。