震災の記憶と希望を描く
2021.01.27 Wed
震災で大きな被害を受けた陸前高田市の復興のシンボル「奇跡の一本松」を、色鮮やかに描いた絵画。力強さを感じます。描いたのは、生まれつき脳性まひで知的障がいがあるアーティスト、田﨑飛鳥(たざき あすか)さんです。先日、陸前高田市にあるアトリエを取材してきました。
(写真 左から父・實さん 田﨑飛鳥さん 母・美代子さん 写真撮影時のみマスクを外しました) |
田﨑さんは、気持ちを言葉で表現するのが苦手な分、幼いころから自分の心をキャンバスに表現し、これまでに県の障がい者絵画コンクールで優秀賞を受賞するなど、独特の感性が高い評価を得てきました。しかし、震災の津波で、両親とともに住んでいた海の近くの自宅が全壊し、幼いころから描きためた200点を越える作品も、全て流されてしまいました。さらに、近所で交流があった大切な人たちを失ったショックで、一度は絵を描くことを辞めてしまいます。
それでも、震災の3か月後、父の實(みのる)さんが「震災の記憶を描くことが飛鳥の役目なのでは」と背中を押し、再び絵筆をとった田﨑さん。描くのは、震災の「記憶」と「希望」です。田﨑さんがまっすぐな心で描いた作品に、私も胸を打たれました。28日(木)のプラス1で放送です。
それでも、震災の3か月後、父の實(みのる)さんが「震災の記憶を描くことが飛鳥の役目なのでは」と背中を押し、再び絵筆をとった田﨑さん。描くのは、震災の「記憶」と「希望」です。田﨑さんがまっすぐな心で描いた作品に、私も胸を打たれました。28日(木)のプラス1で放送です。
期間限定で、ある場所に飛鳥さんの絵画が… |