5月の海街リポート
2021.05.25 Tue
プラス1で月に1度、私が気になる被災地の話題を取材している「海街リポート」。今月は、震災で大きな被害を受けた陸前高田市に移住した、神奈川県出身の写真家・飯塚麻美(いいづか・あさみ)さん(24)の初めての個展を取材しました。
「あったかい雰囲気の写真だな」。見た瞬間にそう思いました。写真にうつるのは、飯塚さんが実の祖母のように慕う地元女性の朗らかな表情や、農作業の一コマなど「何気ない日常」です。特別なことではなく、ありふれた日々の中に幸せがあるんだな…としみじみと感じさせられます。
飯塚さんの相棒は、自身が生まれるころに主流だったフィルムカメラです。輪郭の隅々まで鮮明に映る高性能のデジタルカメラの写真に慣れているせいか、柔らかい質感の写真がとても新鮮に見えます。
飯塚さんの相棒は、自身が生まれるころに主流だったフィルムカメラです。輪郭の隅々まで鮮明に映る高性能のデジタルカメラの写真に慣れているせいか、柔らかい質感の写真がとても新鮮に見えます。
大学卒業後にフリーカメラマンとなり、おととしまで東京で企業広告を手掛けていた飯塚さんですが、去年、陸前高田市に移住しました。ある出来事をきっかっけに、街や人の魅力を知ったからだと言います。
若き写真家の決意と夢について、くわしくは27日(木)のプラス1でお伝えします!
若き写真家の決意と夢について、くわしくは27日(木)のプラス1でお伝えします!