アナウンサーブログ

5月の海街リポート

2021.05.25 Tue
 プラス1で月に1度、私が気になる被災地の話題を取材している「海街リポート」。今月は、震災で大きな被害を受けた陸前高田市に移住した、神奈川県出身の写真家・飯塚麻美(いいづか・あさみ)さん(24)の初めての個展を取材しました。
 「あったかい雰囲気の写真だな」。見た瞬間にそう思いました。写真にうつるのは、飯塚さんが実の祖母のように慕う地元女性の朗らかな表情や、農作業の一コマなど「何気ない日常」です。特別なことではなく、ありふれた日々の中に幸せがあるんだな…としみじみと感じさせられます。

 飯塚さんの相棒は、自身が生まれるころに主流だったフィルムカメラです。輪郭の隅々まで鮮明に映る高性能のデジタルカメラの写真に慣れているせいか、柔らかい質感の写真がとても新鮮に見えます。
 大学卒業後にフリーカメラマンとなり、おととしまで東京で企業広告を手掛けていた飯塚さんですが、去年、陸前高田市に移住しました。ある出来事をきっかっけに、街や人の魅力を知ったからだと言います。
若き写真家の決意と夢について、くわしくは27日(木)のプラス1でお伝えします!

新キャラクター誕生!

2021.05.20 Thu
私…好きなんです。「そばっち」が!
「そばっち」といえば、岩手の観光PRキャラクター「わんこきょうだい」のメインキャラクターです。過去の取材の際に、頭のお椀が大きすぎて、出入り口のドアで引っかかってしまい、その後、横歩きでよちよち入ってくる姿を見た時、ズキューンとハートを撃ち抜かれました。

先日「わんこきょうだい」の生みの親である、盛岡市出身のイラストレーター・小笠原雄大さん(写真左・52)を取材してきました。(心の声・わんこきょうだいを世に送り出してくださりありがとうございます!)小笠原さんは2人の娘を持つ父親でありながら、県内外の企業のグラフィックデザインやパッケージを多数手掛ける、人気デザイナーです。
小笠原さんはこのほど、県内のタレントや歌手・クリエイターの協力を得ながら、子ども向けのオリジナル動画「わらしゃんらんど」を自費製作しました。岩手の名所や名物をモチーフにした54体の妖精「わらしゃんど(岩手の方言で子どもたちの意味)」が、岩手の歴史や魅力を、歌やダンス・クイズで教えてくれる内容です。すでに県内の保育施設およそ460か所にプレゼントされています。
 
動画製作は、小笠原さんの長年の夢だったそうです。忙しい仕事の傍らプロジェクトを進めてきた、その思いとは。また、動画に登場するキャラクターは新たに生み出されたもの。盛岡市の中津川にかかる上の橋の飾り「擬宝珠(ぎぼし)」も、小笠原さんによって、愛くるしいキャラクターになりました。その可愛さに、私もハマりそう…。

詳しくは、5月24日(月)のニュースプラス1いわての中でお伝えします。
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