山田町 田の浜
2023.04.17 Mon
沿岸の町、山田町・船越の「田の浜地区」。南国を思わせるようなエメラルドの海に面した風光明媚な場所です。
12年前の東日本大震災で津波の被害を受け、さらに4年前の台風19号が津波から残った集落に深刻な土砂災害をもたらしました。つまり、時期は違いますが、海と山、両方からの自然災害に見舞われた地区です。
12年前の東日本大震災で津波の被害を受け、さらに4年前の台風19号が津波から残った集落に深刻な土砂災害をもたらしました。つまり、時期は違いますが、海と山、両方からの自然災害に見舞われた地区です。
4年前の台風被災直後から地域の復旧の様子や町の移り変わりを、折に触れて見つめてきました。そして先週もう一度お邪魔しました。
台風による被害の原因は、震災後、集落を津波から守ろうと町が海の近くに造成した緑地堤防でした。当時、山から流れたおびただしい量の水と土砂が、緑地堤防にせき止められて深いプールのようにたまり、集落を飲み込んでいました。
緑地堤防は同じ被害を繰り返さないよう工事が行われて、去年3月に終了。一方で土砂の流出を防ぐ山側の堤防もまもなく完成します。
防災の設備が整えばそれで安泰、ではなく、取材で分かったのは、自然災害に繰り返し痛めつけられた末に待っていた、小さな集落の危機でした。
今週20日の「ニュースプラス1いわて」で放送します。
台風による被害の原因は、震災後、集落を津波から守ろうと町が海の近くに造成した緑地堤防でした。当時、山から流れたおびただしい量の水と土砂が、緑地堤防にせき止められて深いプールのようにたまり、集落を飲み込んでいました。
緑地堤防は同じ被害を繰り返さないよう工事が行われて、去年3月に終了。一方で土砂の流出を防ぐ山側の堤防もまもなく完成します。
防災の設備が整えばそれで安泰、ではなく、取材で分かったのは、自然災害に繰り返し痛めつけられた末に待っていた、小さな集落の危機でした。
今週20日の「ニュースプラス1いわて」で放送します。