どんこ汁
三陸沿岸でよく獲れる「どんこ」(えぞいそあいなめ)は、脂肪分が多くなる冬が旬で、味噌汁や鍋物として好まれている魚です。
陰暦10月20日の恵比寿講には、尾頭つきのどんこ汁を神前に供え豊漁を祈願しました。気仙地方では現在もこの習慣が続いています。
また、白身で淡泊な味は産後の肥立ちに良いとされ、体力回復の料理として食べられてきました。
ポイント
- 白身魚で身が崩れやすいので煮過ぎないこと
- 骨が多いので食べるときに気を付ける
- 材料(4人分)
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- どんこ 2尾
- だいこん 80g
- にんじん 60g
- じゃがいも 2個
- 豆腐 1丁
- ねぎ 1本
- みそ 適量
- 作り方
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- どんこはウロコをとって水で洗う。
- 腹を割いて内臓を取り出し洗う。
- ぶつ切りにして塩少々(分量外)をふっておく。
- 新鮮などんこを使う場合には、肝臓も捨てないで取っておく。
- だいこん・にんじんはささがき、じゃがいもは一口大に切る。
- 豆腐は三角切り。ねぎは斜め切りにしておく。
- 野菜類を煮る。
- 野菜類が七分(しちぶ)どおり煮えたらどんこのぶつ切りと肝臓をいれて静かに煮込む。
- 豆腐を加える。
- みそを入れて味を整え、ねぎを加えてできあがり。
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