まめぶ
「まめぶ」とは、豆粒大のくるみ入りの小麦だんごで、好みで黒砂糖も入れます。豆粒大の大きさにつくることからこう呼ばれていますが、豆まめしく、健康で達者に、また無事に暮らせるようにとの願いが込められています。行事食や晴食として結婚式などのお祝いのときや仏事の初七日などの「つぼ」としてつくられてきました。
身近に手に入る各種野菜や豆腐、くるみが用いられており、山形町の家庭料理として定着しています。
ポイント
- 野菜類の大きさを揃える
- まめぶ団子の中の空気を出して煮崩れしないように作る
- 小麦粉と片栗粉を別々のお皿に敷いておく
- 残しておいた小麦粉で硬さの加減を調整する
- 生地の硬さの目安は耳たぶぐらい
- 団子は片栗粉を敷いたお皿にのせておく
- 材料(4人分)
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まめぶ団子
- 小麦粉 250g
- 取り粉用として 50g
- 黒砂糖 少々
- くるみ 50g
- 片栗粉 適量
- 塩 少々
- 熱湯 250ml
汁(具材)
- ごぼう 80g
- にんじん 120g
- しめじ 120g
- 油揚げ 2枚
- 焼き豆腐 2枚
- かんぴょう 40g
汁(だし)
- 水 1200ml
- にぼし 8本
- こんぶ(15cm) 2本
- 干ししめじのだし汁
- しょうゆ 50ml
- 片栗粉 適量
- 作り方
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まめぶ団子
- ボウルに小麦粉と塩を入れたら、ふるいにかける
- 小麦粉に熱湯を少しづつ入れてこねる。硬さの目安は耳たぶくらい
- 練った生地を親指位の大きさにちぎり丸め、親指と人差し指でくぼみをつける
- くぼみの周りの生地を両手で伸ばし、お椀のような形にする
- くぼみに、黒砂糖、くるみを入れ、包むようにして閉じ、包んだ後のとんがりを折り曲げ、しっかり閉じて丸める
- 丸めたら、中の空気を抜くために軽く握り、再度丸めて形を整える
※団子は片栗粉を敷いたお皿にのせておく
汁
- 鍋に水、煮干し、こんぶ、干ししめじのだし汁を入れ出汁をとる。ひと煮立ちしたら、煮干しとこんぶを鍋から取り出す
- ごぼう、にんじん、油揚げ、焼き豆腐は具材の大きさをそろえて切る
- かんぴょうは水で戻し1cm位に切る
- しめじは石づきを切ってばらす
- ごぼうを入れて沸いたら、にんじん、かんぴょう、しめじ、油揚げを入れて煮る
- 野菜に火が通ったら、しょうゆで味をつけて、焼き豆腐を入れる
- 沸いてきたら、まめぶ団子を入れて煮る
- まめぶ団子が浮き上がってきたら、味を整えて、水で溶いた片栗粉でとろみをつけて出来上がり
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