岩手県食の匠 動画で学ぶ郷土料理

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山菜の煮しめ

  • 岩手町

 冠婚葬祭や祭りなど、地域の集まりには欠かせない一品として伝承されています。

 西和賀の豊富な山菜を炊き合わせ、大鍋で一度につくります。

 仏事ではにしんの代わりに油あげやがんもどきを使います。

ポイント

  • 一次加工している山菜を戻す 大鍋で一度に作ることで美味しくなる
  • 塩蔵うどは前日に塩抜きをしておく
  • 山菜は丁寧に前処理して 充分戻しておく
  • 凍みだいこんは切って ぬるま湯にうつすと戻りがはやい
  • 身欠きにしんは 米のとぎ汁に浸けることで 脂臭さが抜ける
材料(10人分)
  • 乾燥ぜんまい 30g
  • 塩蔵うど 5~6本
  • 凍みだいこん 50~70g
  • 高野豆腐 5個
  • にんじん 1本
  • 身欠きにしん 10本
  • 生しいたけ 10枚
  • 早煮昆布 20g
  • こんにゃく 1枚
  • だし汁(かつお・昆布) 1,000ml
  • しょうゆ 150ml
  • みりん 100ml
  • 酒 100ml
  • 砂糖 25g
  • 塩 適宜
作り方
【下準備】
  1. 前日にうどは塩抜きし、ぜんまいを戻しておく。
  2. 身欠きにしんは頭をおとして半分に切り、米のとぎ汁に30分浸しておく。
  3. 凍み大根は、長さ5cmに切り、ぬるま湯で戻して、縦に2~3等分に切る。
【作り方】
  1. 高野豆腐はぬるま湯で戻し、半分に切る。
    にんじんは大きめの乱切り、しいたけは軸を切り落とす。
    こんにゃくは10等分とし、真ん中に切り目を入れて結ぶ。
    昆布はさっと洗い、しんなりしたら結ぶ(10個)。
  2. だし汁に、塩以外の調味料を入れる。
  3. 身欠きにしんを入れて中火で10分間煮て、いったん取り出す。
  4. ぜんまい、うど、凍みだいこん、高野豆腐、生しいたけ、こんにゃくを入れて強火にし、煮立ったところでにんじんを入れて中火にする。
  5. 中火で20分程度に込み、にんじんが柔らかくなったら、身欠きにしんを戻し入れて、5分ほど煮る。
  6. 塩で味を調え、火を止めて、そのまま味をなじませる。

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