岩手県食の匠 動画で学ぶ郷土料理

ホームへ

ひなまんじゅう

  • 岩手町

 ひなまつりの時期にあたる2月半ばから3月3日まで、各家庭ではひな飾りにひなまんじゅうを添えて飾ります。この時期は近所の子どもたちが集まり、ひな飾りの前でごちそうを囲んで祝う風習があり、色鮮やかなひなまんじゅうはお祝い料理として欠かせないものです。米粉で作った大福を、桃やつばき、柿や葉、うさぎ等にかたどり、色を付け、華やかに、かわいらしく仕上げます。固くなってしまったひなまんじゅうは、香ばしく焼いて食べます。

ポイント

  • 『熱湯の量』を季節や粉の水分状態で加減する
  • 水道の流水でぬめりをとっても良い
材料(15個分)
  • うるち米粉 300g
  • もち米粉 200g
  • こしあん 300g
  • 熱湯 350~400ml
  • 砂糖 大さじ2(18g)
  • 食紅 適宜
  • 片栗粉(手粉用)
作り方
  1. うるち米粉、もち米粉をふるいにかける。
  2. 1の粉をボウルに入れ、350ml~400mlの熱湯を少しずつ注ぎ、粉っぽさがなくなるまで箸でかき混ぜる。
  3. 内側に織り込むようにしながら手で生地をまとめる。耳たぶ位の柔らかさになるまでこねる。
  4. 生地を等分に分け、蒸気の上がった蒸し器に蒸し布を敷き、生地を並べ、蓋をして20分蒸す。
  5. ボウルに水をはり、4の生地を入れ、表面を洗いぬめりを取る。
  6. 乾いたボウルに5の生地を入れ、砂糖を加える。はじめは熱いので手水をつけながら、弾力が出るまでしっかりこねる。
例1『うさぎ』
  1. 白生地40g程度を円盤状に伸ばし、あん20g程度を包み丸める。
  2. 1をはさみで3箇所切り込みを入れて、耳と尾をつくる。箸などで目、口の部分を形づくる。
  3. 紅色の食紅を付けた生地で目をつくる。目の部分には、色付けした生地を爪楊枝で差し込み固定する。

ページの先頭へ