ほっとゆだ駅の近くにある高忠商店。気さくなご主人には、ピノキオでも度々お世話になっているお店です。店先には、西和賀産のわらびをはじめ、山菜が顔を覗かせ始めていました。なかには、ヒデコという名前の珍しい山菜も。「幻の山菜」と呼ばれる、天然のアスパラです。店の山菜を振る舞ってくれたご主人。春の恵みとご主人の優しい人柄に心温まるお店です。

西和賀には、大自然を生かして木の器を作る工房があります。工房の主の藤原さんは西和賀出身。故郷の木々を使って様々な器を日々製作しています。その製法は、切ってから間もない生木を乾燥させずに旋盤で削るというもの。削ることで初めて見える木の木目や色合いを生かした作品は、まさに世界に1つだけの器です。ぬくもり溢れる器に眺めてほっこり、使ってにっこり。※値段等の詳細は、ＨＰ参照

「ネビラキ」の瀬川さんは、四季に応じて様々なアクティビティを企画しています。今回は、水没林が芽吹く幻想的な世界をカヌーで案内してもらうことに。木々は正に芽吹きの頃。春風にのって流れてくる葉の擦れる音や鳥のさえずり、清爽に耳に届く川のせせらぎなど、春の森の声が聞こえてきます。自然が織りなす春景色に、目でも深呼吸。山の声に包まれるひと時は、何とも贅沢な時間です。※カヌー以外にも様々なアクティビィティを企画

沢内地区にある農家食堂およねは、開店からおよそ半世紀。かつて沢内地区には食堂がなく、地元の憩いの場を作りたいという思いから、衣料や日用雑貨を扱う商店を改装して創業しました。店の料理は、沢内産のそば粉を使用した手打ちの蕎麦をはじめ、地元の食材をふんだんに使用。人気メニューの「およね定食」は、メインの蕎麦の他に、季節の山菜などを使った小鉢がつき、ボリューム満点。愛おしさに溢れ、どこか懐かしいその味わいに、心も温かくなります。◆およね定食　825円

最後は、自然が育むやさしい甘味を。「雪国のだんご屋 団平」は、和菓子をはじめ、西和賀のわらび粉を使用したわらび餅も製造販売しています。工場に併設するカフェスペースでは、出来立てのわらび餅を楽しめます。口の中で泳ぐような舌ざわりには、思わず笑みがこぼれます。「雪のようせい」は、幅広い世代にわらび餅を愉しんでほしいという思いで考案した可憐な一品。わらび餅の中に、抹茶クリームや黒蜜の甘さが広がります。この春からの新メニュー「団平のあまえっ子」は、自家製甘酒とわらび餅の甘さが心に染みる一品。団平に流れる甘い春風、にっこり笑顔の花が咲きます。◆極 西わらび餅（きな粉・抹茶・黒豆茶セット）　550円　※持ち帰り用：6個入り860円〜◆雪のようせい（抹茶・黒蜜）　各320円〜　※持ち帰り用のみ◆団平のあまえっ子　360円