夢・見る・ピノキオ

放送内容

2012年07月15日放送

Vol.167 7月15日  あの街あの味

  • ちょっと足をのばして、美味しい料理を食べに行きませんか?今宵のピノキオは、北東北3県のオススメの味を堪能します。フレンチ、イタリアンなど、旬の食材を使った夏色メニュー。さあ、早速出かけましょう。

まずは、岩手県北へ


まずは、岩手県北へ

まずは、岩手県北へ 
まずは、岩手県北へ

まずは、岩手県北へ 
まずは、岩手県北へ

*フレンチレストラン シェ・ジャニー安比高原のペンションビレッジ。1軒目は、ここにある美味しいお店です。ピノキオとほぼ同い年のフレンチレストラン・シェ・ジャニー。オーナーシェフの春田光治さん…日本のフランス料理界の草分け的存在です。そんな春田さんの夏メニューは…夏野菜をたっぷりとつかった料理。今日いただくのは、1万円のコースです。一品目は、野菜を焼いて作ることで香ばしさを出したラタトゥイユ。ナスにズッキーニ、パプリカ、そしてピーマン。コリアンダーとクミンで香り付けしました。スパイシーで、さっぱりとした味わいです。二品目はグリーンアスパラのクリームスープ。ゆっくりエテュヴェしたそれは、素材そのものの美味しさが凝縮されて。そして次に登場したのは、アイナメです。和風に昆布〆し、笹で風味づけしています。アイナメにあわせるソースはアンチョビとハーブ類をふんだんに使って。アイナメには、ソースと相性がいいルッコラやマッシュルームを添えて。アイナメの昆布〆とハーブソースは、なかなかの味。メインディッシュは、ハチノスです。ハチノスに、玉ネギをあわせ、赤ワインで作った自家製の酢を追加。ハチノスのリヨン風ソーテは、甘酸っぱい旨さと食感が秀逸なひと品。デザートも大満足。シェ・ジャニーの料理をいただくと心が豊かになります。一品づつ、あなたのためのプロヴァンス料理をどうぞ。

フレンチレストラン シェ・ジャニー

【住所】八幡平市安比高原605-18
【料金】5日前までの予約で1万円から。
【時間】12:00〜20:00に入店してください。
【TEL】0195-73-5076

レトロな青森八戸をぶらり


レトロな青森八戸をぶらり

*元遊郭だったという旅館にたどり着きました。中を覗くと、ちょっとタイムスリップしたような感覚に。

新むつ旅館

【住所】八戸市小中野6-20-18
【TEL】0178-22-1736

八戸をぶらりしている最中に見かけた懐かしいサイダーの文字。*八戸製氷三島シトロンという普通のサイダーとバナナサイダーの2種類作っている古くからあるご当地サイダー。味も当時のままです。八戸市内のスーパーやお土産屋さんで売っているそうです。

*ビストロ ポ・デタン八戸は番町。今年10周年を迎えた南仏の家庭料理を中心としたメニューが人気のお店です。この店では、昼も夜もいただけるアラカルトメニューを。前菜に選んだのが、トマトとハーブを詰めたイワシのオーブン焼き900円です。ふんわり焼きあがったイワシ。旬の旨味とトマトの酸味、そしてレーズンや玉ネギなどの甘味が幸せな気分にさせてくれます。もうひとつ前菜をいただきました。豚の冷製1050円。いろんなハーブを使ったラビゴットソースで。豚の旨みが堪能できるメニューです。次は、夏野菜をたっぷりと使う「クスクス1580円」。北アフリカの郷土料理です。スムルという小麦粉の粒状パスタに、スパイシーなスープをたっぷりかけて。クスクスは、夏野菜から出た凝縮した旨味、そしてトマトの酸味がうまいバランス。子羊もとても柔らかく、コク深い味わいです。最後にいただくのは、ブイヤベース1680円。たくさんの野菜やハーブ、そして魚のアラを使います。さらにエビの殻で旨味を追加。入れるのは八戸周りの魚介です。この時、効かせるハーブはサフランとフェンネル。様々な個性が一つになって、その日の美味しさに。ブイヤベースは、その都度違う美味しさが楽しめます。港町・八戸を訪ねたら、ポ・デタンで旬の食材を使った料理を楽しんでください。

ビストロ ポ・デタン

【住所】青森県八戸市番町2
【時間】11:30-14:00/18:00-22:00
【定休】日曜
【TEL】0178-22-3383

秋田大曲界隈をぶらり


秋田大曲界隈をぶらり

*夏は大仙市の隣町で水で涼むのがいいでしょう。奇麗な湧水があちこちにあります。

*また大曲駅前では懐かしいアイスキャンディが売られています。アイスドリアンは、戦時中南方で食べたドリアンの食感をイメージして作ったもの。皆さんも一度食べてみてください。

*大仙市の住宅街にある「レストラン・ブリック」を訪ねました。ブリックのランチメニューから週替わりのランチパスタセットを紹介しましょう。前菜は、アンティ・パスト・ミスト。パスタは3種類から選びます。ピノキオが選んだのは、ミョウガとソフトシェルシュリンプを秋田味噌で和えたパスタ。なかなかの味と食感です。デザートは、チョコのババロア。尚、お昼は、予約制でセミコースも受け付けているそうです。ディナーも予約制。こだわりの料理は3000円からです。秋田の地産地消を目指し、洗練された料理に作り上げ、リーズナブルな値段で提供できるように心がけている。口当たりの柔らかいイタリア産の白をいただきながらコース料理を愉しんでください。軽くブランシールしたホタテの貝柱と甘エビ。スッキリとした酸味のフルーツトマトソースでいただきます。爽やかな味わいが暑い夏にぴったりです。ちょっと塩気のあるプロシュートとアボガドの組み合わせもいい感じです。次は、冷製パスタ。ボッタルガを、惜しげなく上にもトッピング。豊かな風味が嬉しいひと品。アンチョビもボッタルガを引き立てています。メインは、旨味を残すため低温でローストした豚。ソースのガーリックの香ばしさ、そしてマスタードのスパイシーな酸味が、豚の旨味をさらに引き立てて。デザートも夏向けの爽やかな味わいです。大仙市に来たら花火もいいですが、ブリックのコースもおススメですよ。

レストラン・ブリック

【住所】秋田県大仙市戸地谷字川前306-3
【時間】11:30-14:30 ※ディナーは予約制
【定休】木曜
【TEL】0187-63-3551

最後は岩手の北上へ


最後は岩手の北上へ

最後は岩手の北上へ 
最後は岩手の北上へ

最後は岩手の北上へ 
最後は岩手の北上へ

手作りのイタリア料理の店として定評のある、北上のイタリアンキッチン・マウンティー。この店でいただきたいのは、こだわりのピッツアです。日本の粉とイタリアの粉をブレンドして使っています。軽いけどもちっとした食感に仕上がるそう。トッピングは、トマトに青唐辛子、そしてサルシッチャ。ナポリから直輸入した薪窯で焼きあげます。イタリア語で“夏”という意味の「エスターテ1700円」。トマトの甘さ、サルシッチャの旨さ、そして青唐辛子の辛さが、いいバランスです。このジューシーなサルシッチャは、自家製なんです。サルシッチャには国産豚を使い、フェンネルを効かせています。また隠し味でイベリコ豚の脂を入れています。口の中に広がるジューシーな肉汁と心地良い香り。なかなかのサルシッチャ780円です薪窯で焼いているのは、天然の岩ガキ(時価)。夏限定のオススメメニューです。夏にぴったりのスパークリングワイン2900円。シャルドネ100パーセントの微発泡とともにカキを愉しんで。味わいを閉じ込めた窯焼きは、格別の美味しさです。そして次の食材はイワシです。ベッカフィーコ580円は、パン粉と合わせた具材をイワシで包み込み、焼きあげます。脂が乗ったイワシが程良い香ばしさに仕上がって。アンチョビの塩気とレーズンの甘さが効いています。締めくくりは、冷製パスタで。ズワイガニとドライトマトをふんだんに使ったフェデリーニ1300円は爽やかでさっぱりとした味わいです。こだわりの手作りイタリアンを愉しみながら、夏のひとときをゆったり過ごすのもオツですよ。

イタリアンキッチン・マウンティー

【住所】北上市青柳町2-7-7
【時間】11:30-14:30(土日祝〜15:00)/18:00-23:30
【定休】水曜・第3火曜
【TEL】0197-62-3021

  • ちょっと遠出した「あの街あの味」いかがでしたか。旬の食材を使った夏色メニューは、気に行っていただけたでしょうか。さあ皆さんも、美味しいものを食べに出かけましょ♪