ピノキオ・サンセット
放送内容
2024年03月03日放送
#097 ひなを愛でる
- 平安時代の“ひなあそび”から続く「ひなまつり」。
江戸時代には“桃の花”に魔除けの効果があることから「桃の節句」と呼ばれるようになりました。
岩手に伝わる「ひなまつり」。そして、お雛様にまつわる あれこれを。
遠野町家のひなまつり
民話の里「遠野」では、桃の節句が近くなると、街で様々な「ひな人形」が出迎えます。
各町家で大切にされてきた人形たちが、誇らしげに顔を見せます。
第25回 遠野町家のひなまつり
【開催日】今月5日(火)まで開催
【場 所】遠野駅周辺商店街 等
遠野のひな人形
三陸沿岸と奥州街道の中間点に位置して、交易も盛んだった遠野。
『遠野市立博物館』では、遠野に伝わる江戸時代から明治・大正期のひな人形を展示する特別展が開催されています。
遠野市立博物館
【住所】遠野市東舘町3-9
【開館】9:00~17:00(最終入場 16:30)
【休館】月曜日
【料金】一般 310円 / 高校生以下 160円
令和5年度冬季特別展「遠野のひな人形」
今月5日(火)まで開催 ※4日(月)は休館です
【TEL】0198-62-2340
ほろ酔いの おひなさま
遠野駅からほど近い『詩季』では、「遠野町家のひなまつり」パンフレットの表紙を飾った、目元がほんのり桜色の「古今雛」が展示されています。店主の母が作った「御殿まり」も目を引きます。
ひな人形を眺めながら、コーヒーと共にゆったりとしたひとときを。
◇コーヒー 350円
アクセサリー&カフェ 詩季
【住所】遠野市新穀町2-9
【営業】10:00~19:00
【定休】日曜日
※古ひな特別公開 今月5日(火)まで 9:00~19:00
【TEL】0198-60-2808
ひな人形と武者人形
170年の歴史を持つ『臼井金物店』。臼井家に代々伝わるひな人形や武者人形が所狭しと飾られています。
蔵の中から日の当たる場所へとやって来る人形たち。
大切に守られ、飾られた人形だからこそ、見る人々に感動を与えるのでしょう。
臼井金物店
【住所】遠野市新町3-24
【営業】7:00~18:00
【定休】日曜日
※古ひな特別公開 今月5日(火)まで 10:00~16:00
【TEL】0198-62-3052
奇跡の おひなさま
元祖「明がらす」が有名な『まつだ松林堂』。
2021年5月、隣家火災により蔵が全焼。収蔵していた100体以上の人形と道具類を焼失しましたが、その中で1対のひな人形だけが瓦礫の中から発見されました。京都の人形師により修復され“奇跡の おひなさま”と呼ばれています。
「遠野町家のひなまつり」期間中はひなまつり限定の「紅白明がらす」も販売されています。
◇明がらす (1個) 80円
まつだ松林堂
【住所】遠野市中央通り1-7
【営業】8:30~18:30
【定休】水曜日
※古ひな特別公開 今月5日(火)まで 10:00~16:00
【TEL】0198-62-2236
祝いの ちらし寿司
紫波町に店を構えて63年の『天狗寿司』。
「祝いの席に合う“ちらし寿司”を」と3代目が考案した、目にも鮮やかな「バラちらし」。
特別な日のお祝いには、数種類のネタをデコレーションした「寿司ケーキ」もあります。
笑顔を運ぶ「ちらし寿司」です。
◇バラちらし 1,650円
◇寿司ケーキ(4~5人前)6,480円 ※2日前まで要予約
天狗寿司
【住所】紫波町日詰東裏5
【営業】11:30~14:00 / 17:00~21:00
【定休】月曜日
【TEL】019-676-2651
一針一針 願いを込めて
今年で19回目を数えた『八日市つるし雛まつり』。伊豆・稲取が発祥とされるつるし雛。
それぞれ意味を持つ人形が49個で1基の「つるし雛」は、回を重ねて100基以上となりました。
女の子の健やかな成長を願い、古い着物を一針一針縫い上げた「つるし雛」。子を思う親の心は、いつの時代も同じです。
八日市いきいき交流館(八日市振興センター)
【住所】花巻市石鳥谷町大興寺8-157-4
※今年の「八日市つるし雛まつり」は終了しました
春を感じる上生菓子
創業は今から115年前。『山善』では、春を感じる上生菓子がショーケースを彩ります。
店の奥には、女将手作りの「つるし雛」をはじめ、ひな人形が所狭しと並びます。
「ひなまつり」に彩りを添える、春の「上生菓子」をどうぞ。
◇春らんまん 430円 ◇玉つばき 370円
◇ふきのとう 350円 ◇春のの 350円
御菓子司 山善
【住所】盛岡市材木町2-21
【営業】9:00~18:00
【定休】元日
【TEL】019-622-2618