遠野市の「じんぎすかん　あんべ」へ。昭和22年創業で、精肉店には新鮮なラム肉や羊肉を使った加工品も。初代の安部梅吉さんが昭和30年頃から羊肉を取り扱いはじめ、2代目がバケツとジンギスカン鍋を組み合わせたバケツジンギスカンを考案。3代目の吉弥さんがその伝統と文化を全国に発信しています。人気の「ラムカタロース」の定食は注文を受けてから繊維を確かめながら切り分けるため、非常に柔らかくジューシーな味わい。遠野ジンギスカン文化発祥のお店として知られるあんべで上質なラム肉はいかが？

◇ラムカタロース定食　1540円

一関萩荘地区で2016年に立ち上げた「下大桑ヒツジ飼育者の会」。高齢化が進む地域で、草刈りの人手不足や耕作が放棄された土地を何とかよみがえらせることができないかと羊に着目。羊を放牧することで草を食べ、土に栄養が行き届き、さらには革製品や羊毛、羊肉と「羊」を中心に生まれる循環が地域全体を活性化させる起爆剤に。目指すは人と羊が寄り添って生活する「羊の里」です。

盛岡市南大通にある居酒屋里伊へ。
ここでは羊肉を使ったメニュー3品を。まずはシンプルにステーキで。ミディアムレアで程よく桃色が残る焼き具合。しっとりと柔らかな食感がたまらない逸品。そして特製のタレに漬けて、仕上げに一気にバーナーで炙るラムたたき。噛めば噛むほどにうまみがあふれ出し、それを岩手のお酒、浜千鳥で流し込む。至福のひとときです。
ラム肉と日本酒のマリアージュを楽しんで…

◇ラムのステーキ　850円
◇ラムたたき　950円
◇ラム塩焼き　950円
◇酔鯨　吟麗summer　純米吟醸　850円
◇浜千鳥　純米吟醸　美山錦　滓がらみ　750円

盛岡市中央通りの笹川ビル２Fにある「スパイスキッチン　じょし家」へ。
店主が厳選した十数種類のスパイスで作られる南インド料理が人気のお店。南インド料理のケララ風ペッパーラムマサラはラム肩肉をコリアンダーやクミンなどと混ぜ合わせ、カレーリーフとともに炒めれば完成。羊肉の風味とスパイスの香り、ジャスミンライスの香ばしさが加わり三位一体のおいしさが広がる一品。ラムローガンジョシュはトマトベースのラムの煮込みで、北インドの主食、薄焼きのパン「チャパティ」とともに。北と南どちらも味わえるセットもおすすめなのだとか…

◇ケララ風ペッパーラムマサラ　1300円
◇ラムローガンジョシュ　1500円

盛岡市大通のアイリッシュパブ「SUNDANCE」へ。
80～100種類の世界のビールが頂けるお店で、人気なのが宮古のタラをビール入りの衣で2度上げした「フィッシュ&チップス」とアイルランドを代表するビール「GUINNESS」。繊細でクリーミーな泡が特徴の黒ビールで程よい苦みと後味のかすかな甘みが何ともたまらない一杯です。この店の羊肉を使ったメニューは「ラムチョップ」。一晩マリネしたフレンチラムを、段階を分けて火を入れることで、信じられないくらい柔らかい肉質に。ラムチョップを頂きながら、世界のビールを飲む。SUNDANCEで世界旅行はいかがですか？

◇フィッシュ&チップス　1200円
◇GUINNESS 　１PINT　1200円
◇ラムチョップグリル 3000円