「東日本大震災の津波到達点に植えられていく桜」

陸前高田市の認定NPO法人「桜ライン３１１」は東日本大震災の津波の到達地点に桜を植樹する活動を行っている。
活動の思いは「いつかまた津波が来た時に避難の目安になってほしいから」。
２０１１年１１月に植えた活動の始まりの桜「河津桜」は復興が進むまちを見守るように咲いている。
一方、大船渡市体育協会のわきに立つのは津波を被っても毎年花を咲かせている市の標本木。その姿は地元の人々を勇気づける。

大船渡市の老舗和菓子店「壷屋田耕」。
他の菓子店が再現できないという代物の「壷ゆべし」はやさしい甘さとねっとりとした食感が特徴。よもぎ餅を使った「いっ福餅」は粒を残した塩気のある餅と自家製のあんことの相性が抜群。店のすぐ裏手に桜並木があるのでお花見のお供にどうぞ。

◇壷ゆべし（紅）　1本650円
◇いっ福餅（よもぎ・白餅）　各250円

大船渡港に揚がるイサダはその色から「桜こあみ」とも呼ばれる春の味覚。
イタリア語で「僕らの海」を意味するイタリアンレストランでこの「桜こあみ」を使った春のピザを。桜こあみのこうばしさがコクのあるチーズとよく合います。
この季節が一番おいしい地元・赤崎産のカキも食べれば気分は春一色。

◇桜こあみのピザ　1,080円
◇赤崎産殻付きカキのブルゴーニュバターオーブン焼き　1個440円

一関市の呉服店の奥にあるのは友禅染の工房。
武蔵野美術大学で日本画を学んだご主人は繊細な自然描写と染色が得意でこれまでに多くの賞を受賞しています。
新作は宵の口に咲き誇る枝垂れ桜。
まるでその着物を身に着けた人を儚くも華やかな一本の桜にしてしまうよう。
一方、春らしくもシックなデザインの名古屋帯は吉祥文様である「雪輪」をモチーフにした春の訪れのめでたさを感じさせる。

◇名古屋帯　250,000円