番組審議会
第384回 番組審議会 議事録
平成16年1月20日(火)
テレビ岩手
1.日 時
平成16年1月20日(火) 午後1時30分~
2.開催場所
テレビ岩手
3.委員総数
14名
出席委員12名
- 出席委員
-
- 委 員 長
- 川嶋 静夫
- 副委員長
- 清水 健司
- 委 員
- 黒岩 幸子
- 委 員
- 山本 玲子
- 委 員
- 重石 晃子
- 委 員
- 和田 利彦
- 委 員
- 梅村 俊男
- 委 員
- 藤元 隆一
- 委 員
- 高橋 三男
- 委 員
- 澤田 博司
- 委 員
- 久郷 和美
- 委 員
- 野崎 信一
- 欠席委員
-
- 委 員
- 堀内 三郎
- 委 員
- 須藤 春樹
- 社側出席者
- 中野 士朗 (代表取締役社長)
新沼 栄喜 (専務取締役)業務・東京・大阪担当
横山 尹浩 (専務取締役)報道・制作・技術・広報・番組審議会担当
阿部 孝夫 (取締役事業局長)
高橋 甫和 (役員待遇技術局長)
千葉 正範 (業務局長)
村田 憲正 (報道局長)
淵沢 行則 (制作局長)
鈴木 直志 (報道局専任局長)
大村 精一 (業務局次長)
- 事務局
- 青山 尚之 (業務局次長) 番組審議会事務局長
八重樫 雅弘 (業務局編成部主任)
4.議 題
1.「報道特別番組 地方が日本をリードする」
平成16年1月4日(日)午後2時35分~3時30分
2. その他の番組について、お気づきになった点
5.議事の概要
月尾東京大学名誉教授のコーデイネートのもと、増田岩手県知事、片山鳥取県知事、北川元三重県知事などをパネリストに、地方分権実現への方策に向けて議論をしたこの番組には、「そうそうたるメンバーを揃え、タームリーな話題を扱った点は評価出来る」「大きなテーマにも関わらず、分かり易く構成されていた」などの意見が出された。
6.審議内容
別紙のとおり
7.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日
特記事項はないが、キー局及び関係局、関連部署に議事録を配布するなど、関係者に審議の内容を伝えた。
8.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容、方法及び年月日
・平成16年1月27日(火)午前11時50分~11時57分放送で、審議の概 要を放送。
・ 平成16年1月22日(金)付読売新聞岩手版で公表。
・ 支社・支局に議事録を設置
・ 当社のインターネットのホームページで議事録を公開。
9.その他の参考資料
資料として以下のものを配布
・ 視聴者からのご意見
・ タイムテーブル(1月~3月)
・年間視聴率3冠王資料
議事の内容
事務局
定刻ですので審議会を始めます。今年もお蔭様で年度三冠王を獲得しました。皆様方のお陰だと思っております。では、委員長宜しくお願いします。
委員長 それでは、「報道特別番組 地方が日本をリードする」についてご意見をお願いします。
委員長
それでは、「報道特別番組 地方が日本をリードする」についてご意見をお願いします。
委 員
番組のタイトルのように大きなテーマでした。非常にわかり易く構成されていたと感じました。一時間の中で項目をきちんと分けて纏められててよかったと思います。
知事のコメントでも、事例が豊富であり、またこれからの抱負についてもよくわかるように説明されていたと感じました。その他の出演者の方でも、IBMの北城さんのように、民間の立場での考えを的確に述べられていたのには好感を受けました。
委 員
内容が非常にあり、示唆にとんでいると思いました。しかし、番組がパネルデイスカッション的なものであり、1部の人を対象にしたものであるように感じました、今回の放送の中で「県の経営」という言葉には感銘を受けました。 民間では当たり前の話しですが、これまでの行政にはなかった発想であり、こういう発想を聞くとこれからの行政運営に期待がもてると感じました。
委 員
見ていて疲れるような番組だったと感じました。番組の対象が行政関係の人に絞られていて、一般の視聴者からすると、内容や論点に馴染みが薄いものになっていると思います。このような内容についてデイスカッションをする場合は基本的な事を説明してからの方が良いと思います。例えば、「三位一体改革」について議論を進めるにしても、その知識がなければ難しいものがあると感じます。増田知事の取り組みについて、番組の中では高い評価が出ていましたが、具体的な数値や事例を示さなければならないものだと思います。総じてレベルが高い番組であり、もう少し視聴者の視線で分かりやすい番組にした方が良いと感じました。
委 員
この番組に出演された方々はこれまでも、政治や行政などにも共通の認識をもって、一緒に活動されてきた方々だと認識しています。同じメンバーで講演や討論会などを頻繁に行っています。そういう意味では議論の内容が想像が出来るため、この番組の中に異論がある人を入れることで、番組がより深いものになると思います。議題とは違うことですが、以前の議題に上がった淵沢能恵さんの話題がきょうの朝刊に掲載されていました。淵沢さんの出身地の図書館に記念コーナーが開設されたという事です。あの番組とどう連動しているのかは分かりませんが、番組が1つの契機になったとすれば素晴らしい事だと思います。
委 員
北川元三重県知事や増田知事、鳥取の知事などが出演されていますが、正直、いつものメンバーという印象です。やはり、異論のある方などを入れたほうが、違う形での議論が出来たのではないかと思います。また。内容もこれまで報道されてきたものから踏み込んだものにはなっておらず、もっと突っ込んだ議論をして欲しかったと思います。
委 員
この番組に出演している「改革派」知事などの人たちが進めようとしている事は今始まったばかりの事でしょうから、是非これからも議論を深めて報道に当たって質を高めて欲しいと思います。
委 員
番組の形式が議論を重ねるものであり、進行をアナウンサーではない方が進めているため少し聞き取り難い印象を受けました。今後はこの点を改善して頂きたいと思います。また、用語の説明や事態の背景などを説明するスーパーも文字数がとても多く理解することが難しかったです。テレビを通してこの様な内容の番組を、より多くの人に伝えるためには、進行などに工夫が必要なのではないかと感じました。
委 員
知事の方々の苦労を感じ、とても大変な事をされている事は感じましたが、よく分からない事がありました。「補助金を返還する事は、地域の尊厳にあたる。」というどなたかのコメントがありましたが、具体的に「補助金を返還する」という事がどういうことであるのか番組内での説明がなく、私には分かりませんでした。今回の番組は「地方が日本をリードする」というテーマでしたので、出席者のどなたからか、地方から発信する文化・文化行政という事を話して欲しかったです。今日・明日だけではなく、未来に向けたビジョンが大切だとどなたか発言していましたが、未来に向けて大切な事は精神文化だと私は思います。景気が悪くなると、文化が最初に切り捨てられますが、大切にして頂きたいと思います。
委 員
今の発言にあった「地方から文化」を発信する事の大切さに感銘を受けました。番組については、全体的な構成はとても良かったと思います。番組の出席者の様な高名な方々を集めた事は、とても素晴らしい事だと思います。司会の月尾さんに関しても岩手の事を良くご存じの方が司会だったため、スムーズに進み良かったと思います。ただ議論の一部分によく理解できない表現や用語などが出てきます。視聴者は自分だけが理解できないだろうと思いながら視聴している部分が多々あると思いますので、その点に留意して欲しいと思います。
委 員
司会の方を含めそうそうたるメンバーを集めた事は凄い事だと思います。しかし、話の内容が視聴者の知識の有無に左右される部分が多々あると感じました。こういうメンバーを集めたら、ダイアローグにしなければならないと思うのですがモノローグになり、対論になっていません。同質の意見を持っている人だけが集まるより、異論を持っている人を入れた方が良かったと感じます。
委 員
構成・進行は良かったと思います。これまで、番審の中で審議した番組で、知事が出演している番組はいくつかありました。その中での知事の発言が、具体性がなく抽象的な意見が多いという印象をもちましたが、今回はあまりに具体的な意見に釜向きすぎていて、もう少し大きな例をあげて欲しいと思いました。この番組は、お正月に放送されたものですが、対象が行政のリーダーや関係者に寄っていると感じました。どうような方を対象と考えているのかお聞きしたいと思います。
委 員
全体の感想としては、構成・進行がまとまっていて良い番組だったという事だと思います。私も時期に適した内容であり、これだけのメンバーを揃えたことは評価出来ると思います。「補助金の返還」については難しい問題で、疲弊している地方の経済と補助金の関係をどうのように県民に説明するのか期待していたのですが、その部分について言及されておらず、もう少し突っ込んだ議論があっても良かったのではないでしょうか。
社 側
非常に参考になる意見を頂き私自身も勉強になりました。さらに掘下げた形での番組を考えなければならないと思います。知事レベルの行政の話に終始していますので今後、市町村長にも参加して頂く事も必要であると思います。番組自体は行政関係者を意識して作りました。民間レベルでは当然の内容でも行政ではまだ一般的ではない問題が多々あります。そういう意味でも行政関係者を意識しました。今回の番組は読売新聞さんにもお願いして、討論の内容を活字にもおこしています。テレビ的ではない内容があるため、理解を助けるように行いました。
委員長
その他なにかありますでしょうか。
それでは事務局の方からお願いします。
事務局
次回の番組審議会は、2月17日火曜日に開催いたしますのでよろしくお願いします。
以上で番組審議会を終了いたします。