番組審議会

第366回 番組審議会 議事録
平成14年 5月21日(火)
テレビ岩手

1.日時

平成14年5月21日(火) 午後1時30分~

2.開催場所

テレビ岩手本社6階大会議室

3.委員総数

13名
出席委員 7名

  • 出席委員
  • 委員長
     岩動 孝
    副委員長
     川嶋 静夫
    委員
     清水 健司、川崎 正和、堀内 三郎、荻野 洋、谷藤 善範
  • 欠席委員
  • 委員
     玉山 哲、黒岩 幸子、藤田 道彦、野崎 隆夫、鎌田 強
     山本 玲子
  • 社側出席者
  • 中野 士朗(代表取締役社長)
    横山 尹浩(専務取締役)
    天野 雅行(常務取締役)
    阿部 孝夫(取締役事業局長)
    村田 憲正(報道局長)
    千葉 正範(業務局長)
    渕沢 行則(制作局長)
    鈴木 直志(報道局専任局長)
    大村 精一(業務局次長)
    池田 学(報道部主任)
  • 事務局
  • 多田 清人(業務局編成部専任部長)

4.議題

1.「いわて大航海時代III」
~これが岩手の骨太改革だ!~
(平成14年4月28日(日) 午後1時30分~午後2時55分放送)
2.その他の番組について、お気づきになった点

5.議事の概要

「いわて大航海時代III~これが岩手の骨太改革だ!」については「岩手の抱えている課題が提起され、興味深く見た」「番組を見ることにより、岩手の地方財政の実体と将来の明るい展望を感じとることができた」と評価する意見が出された。
一方、「もっと掘り下げた各論がほしかった」「具体性に乏しく、分かりにくかった」などの注文も出された。
また、メディア規制を巡る各テレビ局の状況が報告された。

6.審議内容

別紙のとおり

7.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日

特記事項はないが、キー局及び関係局、関連部署に議事録を配布するなど、関係者に審議の内容を伝えた。

8.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容、方法及び年月日

・自社制作番組「あなたと歩むテレビ岩手」(平成14年5月28日午前11時50分~11時57分放送)で、審議の概要を放送。
・平成14年5月22日(水)付読売新聞岩手版で公表。
・支社・支局に議事録を設置
・当社のインターネットのホームページで議事録を公開。

9.その他の参考資料

資料として以下のものを配布
・テレビ岩手自社制作番組放送スケジュール表(2002年4月~2002年5月)
・視聴者からの意見の概要

議事の内容

委員長

第366回番組審議会を開催いたします。
審議に入ります前に、前回審議していただきましたいわゆる「メディア規制3法案」のその後の動きについて事務局から報告いたします。
事務局 「個人情報保護法」「人権擁護法」「青少年有害社会環境対策基本法」いわゆる「メディア規制3法案」について4月16日開催の前回番組審議会で審議し、その結果をテレビ岩手の番組審議会としての声明としてまとめました。その後、4月26日に岩手の新聞、テレビ、ラジオ16社が加盟している報道責任者会議「桐花会」、そこで「個人情報保護法」「人権擁護法」に反対する共同声明を採択いたしました。
その採択した声明文は、衆議院・参議院の両院議長、政党本部、あるいは県連、そして県選出の国会議員に内容を送付いたしました。
そして、今月に入りまして5月13日に岩手県のテレビ4局の社長名、FM岩手の社長名、そして地元紙岩手日報の社長名、合わせて6社の社長名で、鈴木俊一自民党岩手県連会長に反対する申し入れ書を手渡しております。
全国的な見地からみますと、5月17日現在、42のテレビ局が番組審議委員会としての反対声明を表明しております。また、声明を出すまでには至らなかったが、審議したという局は44局、合わせて全国86局が審議し、アピールをまとめております。
これからも今月開催する局がございますので、さらに増えてくるものと思われます。

委員長

それでは審議に入ります。
本日は「岩手大航海時代III~これが岩手の骨太改革だ~」です。よろしくお願いいたします。

委員

この番組を過去2年間にわたりシリーズを展開し、今年が3年目。いよいよ本題に突入した感じで、大いに期待しています。
シリーズを通して一貫しているのは“地方を変えていこう”“地方の力を結実してそのパワーを中央に向けていこう”というテーマ。3年目に入ったこの番組でも同じことをもう1度再確認していた。この考え方には同感。ただ、実践・実現は難しい。具体的な政策、税制改革など番組内で紹介していくような番組づくりにしてほしい。

委員

シリーズ3年目に入るにあたり、この番組に期待したいことは、今まで2年にわたり提案している難しいテーマを具体的にかつ、分かりやすく解説してもらいたいこと。しかも、毎日生活している私達の身近な話題に結びつけて親切にかみ砕いて説明してもらいたいということ。しかし、この番組では岩手県の政策の総論ばかりを並べるだけで、具体的な解説がなかったと思う。現状確認のられつだけでなく、具体的な改善への提言が見えるような番組づくりをしてほしいと感じた。

委員

行政・財政・教育など、総花的に問題提起をしているだけという印象を持ちました。
シリーズ3弾目の入り口として、この番組が作られた為、このような総論的に言うだけの番組になってしまったのだと思うが、少し物足りない。シリーズ3年目になった訳なので、次回からは各論での論議・提言を大いに期待したい。

委員

過去2年放送されたこのシリーズは、毎回重いテーマが多く、番組内容も重くなりがちになっていた。
今回も、やっぱり番組全体が重い感じになってしまった。図表などを使って、もっと分かりやすく説明した方がいいのではないか。また、番組構成上、知事の意見に賛同する人ばかりが出ていて、果たしてそれでいいのか、街の声、困っている人の声、反対する人の声なども入れて番組をつくった方が番組に奥深さが出るような気がした。

委員

岩手県のかかえている課題全般がわかり、参考になる番組に仕上がっていると思います。ただし、気になった所は、知事の個人的アピールの番組にかたよっていたような気もする。街角でのインタビュー挿入の部分でも、賛同する声だけでなく、知事に注文を出す人も同時に出す必要があると思う。
もう一つ気になった所は、課題は分かった。では、それを具体的にどのように改善していくのか。もう一つ踏み込んだ提言がなかったような気がする。

委員

番組のテーマが硬派で対談番組で視聴者にとっては敬遠されがちな番組ではある。そんな中、番組内にVTRで街の人の声を入れたり、難解な言葉をスーパーで説明したりと、分かりやすくしようという意図が随所に見られた。先行への不安をあおる番組が多い中、健全な地方行政と将来への明るい展望を感じさせてくれる貴重な番組であった。

委員長

みなさんの御意見をまとめさせて頂きます。
この番組は地方の行政の課題、将来への展望、明るい未来への予感を感じさせてくれる番組であった。しかし、全体的に総花的問題提起で具体的提言に乏しい。今後は各論での論議を期待したい。また、提言への賛同者だけでなく、今困っている人、反対の意見を持っている人の声も入れて番組の奥行きを深めてほしい。などの意見が出ました。以上まとめさせて頂きました。

事務局

どうもありがとうございました。
次回は6月18日(火)です。テーマは「どこか行こうヨ!大好き!!土曜日」です。