夢・見る・ピノキオ

放送内容

2010年01月17日放送

Vol.41 1月17日  この店にこの一品あり

  • 人気がある飲食店や長く続く名店には、他には負けない、これぞ!という美味しい一品が必ずあるものです。今宵のピノキオは、そんなこだわりの味をチョイス。どうぞ満腹になるまでお召し上がりください。

平日でも満員御礼の人気店。鳥園という名前なのに、海の幸も充実している。今のご主人が父親の後を継いだあとに、以前東京の築地で鮮魚の仲卸をしていた経験から、焼き鳥のほかに旬の魚を最もいい産地から仕入れ、格安で提供しています。岩手の地魚はもちろん、働いていた築地、そして青森や北海道からも取り寄せ提供しています。数ある鳥園のメニューの中でも、これぞという一品は、刺身の盛り合わせ。その日にあるいいネタで、5点盛りから10点盛り。お値段は、何と600円!というから驚きです。

鳥園

【住所】盛岡市月が丘1−1−9
【営業】17:00〜23:00
【休】日祝
【TEL】019-646-3116

盛岡市郊外の綱取ダム湖畔にある知る人ぞ知る食事処「やる気茶屋」。ラーメン好きが足蹴に通うお店で、昼時には魅惑のラーメンを食べにきたお客さんで賑わいます。人気は、激辛・ゴジララーメン。味噌(950円)・塩(950円)・醤油(700円)の三つが揃い、お好みでいただけます。青唐辛子をブレンドした切れのある辛味は、風味といい香りといい、癖になる味わいです。「やる気茶屋」の一品は味噌ゴジラにも使っている味噌を使った「味噌ラーメン」。やる気茶屋の前身は、昭和45年に開業した「しる一(いち)」。手打ちそばをメインとしたお店でしたが、味噌ラーメンの人気も絶大でした。厳選した白味噌に、青森田子産のニンニク、そして新鮮な野菜もたっぷり使っています。また一味やゴマも合わせ、深いコクのある味噌に仕上げて。そんな味噌ラーメンは40年間も変わっていない一品なのです。「しる一」時代から変わらない味噌ラーメン。わざわざこれを食べにくる人も少なくないそうです。コク深い旨み、そしてニンニクが効いたパンチのある味わいは、まさしく「やる気」が出るラーメン。二日酔いや風邪の人にもお勧めですよ。

やる気茶屋

【住所】盛岡市浅岸綱取ダム湖畔
【営業】11:00〜15:30
【休】月曜
【TEL】019-625-3151

盛岡を見下ろす岩山に心地よい空間が。昨年オープンした喫茶GEN・KIは、広々としたスペースで、広大な風景を眺めながらくつろぐ事ができます。喫茶GEN・KIの一品は、手間隙かけて作ったこだわりの1日12食の限定カレーです。喫茶GEN・KIはマスターがひとりで切り盛りしています。限定は、こだわったカレーを、より美味しく提供するためなんですね。材料は、タマネギと人参と豚肉がメインとシンプル。これに5、6種類の香辛料を絶妙なバランスで使い、数時間煮込んで。奥行きのある味わいに。メキシコ風で、豚肉の旨みと野菜の甘み、そして奥行きのある辛さがハーモニーを奏でます。味わい深い一品です。尚、ランチセットには、こだわり野菜のサラダやドリンク、そしてパンなどが付いています。いい眺めに、美味しい一品(いっぴん)。時間に余裕を持って訪ねたいですね。

喫茶GEN・KI

【住所】盛岡市新庄岩山15−52  
【営業】12:00〜15:00
【休】月曜
【TEL】無し

花巻は西大通り。大きな看板が目印の中国料理・萬寿山。この店の特徴は豊富なメニューバリエーション。その数は何と100種類もあるんです。エビチリや麻婆豆腐など一品料理はもとより、定食やご飯もの、そして麺類も豊富で、食べ応えがあります。気軽に入れる本格派として、老若男女問わず愉しめるお店です。数ある料理の中でも「これぞ萬寿山」とゆう一品は、「鶏の唐揚げ」です。調味液が染み込みやすいようにカットした鶏肉に、醤油、ごま油、酒、香辛料などを合わせ漬け置きします。スパイシーながらもまろやかな味付けです。唐揚げは、揚げる温度を高く保つことが大切。短時間でカラッと仕上げます。ボリューム満点の「鶏肉の唐揚定食」。スパイス入りのソルトでいただくのが萬寿山流。外はカラリとして、中はジューシー。病み付きになる美味しさです。

萬寿山

【住所】花巻市西大通り2−24−14
【営業】11:00〜15:00     17:00〜21:00
【休】月曜
【TEL】0198-24-7881

昭和50年代はじめにオープンした「喫茶ミニヨン」。創業者のマスターから、ママに代替わりしながらも、30年以上、変わらぬ味を守りつづけています。ベースになるソース、ジャム、ドレッシングなどはすべて手づくり。人気のポークソテー(1110円)。豚肉と相性抜群のソースは懐かしい味です。またスパゲティグラタン(700円)も心温まるメニュー。マカロニではなく、スパゲティなのがミニヨンスタイルです。喫茶ミニヨンならではの一品は、ナポリタン(590円)。創業当初からのメニューで懐かしさ溢れる味わいです。優しくホッとする味わいです。心のふるさとのような店の一品です。

喫茶ミニヨン

【住所】奥州市江刺区大通り7−22
【営業】11:00〜19:00
【休】土曜定休
【TEL】0197-35-3193

盛岡は桜山の名店・白龍といえば、言わずと知れたじゃじゃ麺ですが、たそがれ時に、こんな注文をする常連さんも。日本酒(210円/一合)やビールを頂きながら、添えられるじゃじゃ味噌をつまみ、隠れた一品・ぎょうざ(400円)を頼むのです。焼きぎょうざもありますが、通は何と言っても夕方以降しか出さない水ぎょうざでしょう。この水ぎょうざ、白龍が屋台をしていたころからのメニューとか。

白龍

【住所】盛岡市内丸5−15 
【営業】11:30〜20:00
【休】日曜
【TEL】019-624-2247

居酒屋の「やまざき」は、日本各地の地酒を揃え、リーズナブルな価格で酒肴を楽しめるお店。メニューは、鍋や刺身、創作料理と色々ありますが、お勧めはなんといっても炭火焼でしょう。ちょっと時間がかかりますが、こだわりの雫石長山産のナラの炭を使い、旬の食材をひとつひとつ丁寧に焼きます(ほっけ630円、牛タン630円、スルメ498円、銀ムツ900円)。そんなやまざきの一品は、炭火焼の極み「新子焼(しんこやき)790円」。生後3、4ヶ月の雛鳥を焼き上げるから、このネーミングにしたのだとか。半身にした鶏を10種類近い香辛料を使ったタレで味付け。3日間寝かせます。鶏肉は、カットせず大きいまま炭火へ。炭火の持つ遠赤外線の働きで、鶏肉の内側からじっくり焼き上げ、肉汁を滴らせてスモークします。新子焼は、日本酒(420円/もっきり)を愉しみながらいただいて。パリパリで香ばしい皮に包ま れた、ジューシーで柔らかい鶏肉。新子焼は、手間隙掛けた「やまざき」ならではの名物です。●新子焼790円

やまざき

【住所】盛岡市中央通1−11−7 笹川ビル1F
【営業】18:00〜04:00
【休】日曜
【TEL】019-625-7203

  • ピノキオ「この店にこの一品あり」いかがでしたか?どの店も「これぞ!」というこだわりのメニューだったでしょう。それでは、今宵はこのへんで。