内陸にある能代市二ツ井町にある【きみまち阪県立自然公園】。ここを訪れた明治天皇がその美しさに感動し名前をつけたと言われ、その後公園として整備されました。公園内には巨大な岩や木々が生い茂り、四季折々に美しい風景を見せてくれます。坂の途中の景色に見える、三角形が特徴の七座山は、気軽に天然秋田杉を鑑賞できる穴場スポット。山の手前に蛇行して流れる米代川、昔は交通の役目を果たし、上流の木材や農作物などが集まり交易の場として栄えたと言われています。

市内にある能代市旧料亭 金勇（かねゆう）は明治創業の旧料亭の建物。昭和１２年に建てられており、館内は自由に見学することができます。木都能代を象徴する建物には、天然秋田杉の良材が使われています。年輪幅の狭さが天然秋田杉の美しさ。洋風建築の技術も取り入れられている大広間はまさに圧巻です。天然秋田杉のぬくもり感じる和の空間でランチタイム。能代市内の割烹料亭の料理を味わうことができます。館内部屋貸出料：1室1時間あたり 90円〜（大広間　800円〜/満月の間　320円〜など）

能代市内に注文家具の工房を構える【ミナトファニチャー】。今回特別に入れていただいた工房、木の心地よい香りが私たちを迎えてくれました。湊哲一さんは木の家具に魅力を感じ、注文家具を作り始めておよそ１５年。最初は横浜で製作していましたが２０１７年から地元 能代へ。広葉樹や針葉樹など扱う木材にはそれぞれの味がありますが、木都を語る上では外せないのが秋田杉。杉は木が柔らかく細かい作業が難しいと言われていますが、積極的に取り入れて製作しています。

能代市内に店を構えるナッツとドライフルーツのお店【木能実（きのみ）】。オーナー夫婦の奥様が能代出身という事で神奈川県から２０１７年に移転してきました。木都で木の実を販売するお店なので、木の雰囲気を大切にしたい。そういう希望のもと家具屋の湊さんと設計士の方とで作り上げた店内は木のぬくもりいっぱいです。ご夫婦二人三脚で営むこちらのお店ではナッツやドライフルーツなど仕入れたものや秋田県内の材料をオリジナルに加工し販売しています。

秋田県八峰町（はっぽうちょう）。明治時代から梨の栽培が行われいる地域です。４代１００年以上の歴史がある笠原果樹園。秋田県八峰町は明治時代から梨の栽培が行われいる地域です。４代１００年以上の歴史がある笠原果樹園は直売所も兼ねており、まさに最盛期をむかえています。こちらでは和梨、洋梨合わせて１５種類を栽培し遠くは沖縄など全国に発送しています。そんな果樹農家が営むレストランが【しらかみカフェ】。梨を使った料理やデザートの他、白神山地から湧き出す水で養殖されている白神アワビを使った料理を味わえるお店です。窓から白神山地を望みながら、ランチ・ティータイムはいかがでしょうか。