盛岡城築城の頃、油商人が住んでいたことに由来する油町。明治４年に建てられた日本家屋はかつて牛方宿だった旅館。今は荒物や雑貨類を販売しているお店です。一歩中に入ると懐かしくも不思議な感覚、まるでタイムスリップしたかのような気持ちになります。店内には自家農園でつくるリンゴの良い香りが広がって。

創業７０年近くになる老舗の模型店。奥にあるショーケースにはお客さんが持ち寄った帆船などの模型が飾られていました。県共同実習船「りあす丸」は、実物の８０分の１の模型。全てのパーツが手作りで、細部に至るまで忠実に再現しました。トランスイート四季島の鉄道模型は、１０両編成ながら全てつなげると１４０センチにもなる希少な模型です。

ご主人、実は県アームレスリング連盟の理事長を務め、一昨年のアジア大会で２位に入るなど腕力自慢の方です。手打ちうどん店を本町通りに開いて３０年、コシのある讃岐うどんが頂けます。冬季限定のカレー南蛮うどんは餡かけのとろみがアツアツの一品。辛さ控えめでかつおダシが効いた和風うどん。

老舗のお菓子屋で春を感じる上生菓子を頂きました。練り切りの「福寿草」、「此の花」は紅白の縁起良い梅の花です。ういろうの「下萌え」は、雪解けの氷の下から芽ぶく風景を生菓子にしました。ひな祭りには特製のひし餅をどうぞ。白あんをもち粉と米粉でそぼろにした、優しい口当たりの蒸菓子です。