盛岡市玉山区藪川、やっと遅い春がやってきました。藪川では行者にんにくの自然栽培にこだわっています。山にこもって修行する行者と呼ばれる人たちが、精力補給のために食べたという事から、その名が生まれたと言われる『行者にんにく』。５月上旬から中旬頃の山菜として、市場には３週間くらいしか出回らない貴重な作物です。同じ藪川にある『産直　加工品　ばっちゃん亭』で行者にんにくを。てんぷらやおひたしなど手軽に味わえる山菜。にんにくの代わりに行者にんにくをいれた『もりおか餃子』や生産者で開発した『行者にんにく入り生ウィンナー』などが味わえます。この時期、土日のバイキングメニューでもいただけます。自然栽培にこだわり、７年かけて育てる、行者にんにく。その風味を一度味わってみてください。

昭和１３年創業の料亭　京極。古き良き昭和初期の息吹を感じる造りの大広間に新しく改修した現代的な大広間、歴史のコントラストを感じながらお料理をいただけます。旬の食材を使うだけでなく、彩りや盛り付け、味付けにも季節感を出す繊細な日本料理。色彩豊かな季節の懐石料理。贅沢な料理が味わえます。そして、京極の看板料理、夏の味　うなぎ。こちらのお店は、鰻の名店としても知られています。

露地栽培の北上産アスパラガスは今が旬。そんなアスパラガスを使った料理をもとめて、北上市の繁華街にある旅食トラットリア　MANGIA MANGIA（マンジャマンジャ）へ。イタリアンをベースとしながらもアジアンやフレンチの要素など、それのみにこだわらないメニューが人気です。北上産アスパラガスを使った料理。今回は『北上産アスパラガスとホタルイカのアヒージョ』、『釜揚げシラスと北上産アスパラガス　イタリア産カラスミのペペロンチーニ』を。

盛岡市南大通にある『ダイニング　わかんたんか』。など、地元食材を積極的に使っている「地場産品応援の店」です。三陸山田直送の魚介の旬の味、独特な旨味はお酒好きにはたまらない味のホヤ。口開けした時に入荷する三陸山田産の生うに。漁の状況で入荷しないこともあるのであしからず。山菜を使った季節の味は『新玉ネギとばっけみそチーズ焼き』。とろけたチーズと春の香りいっぱいのばっけ味噌の相性はばっちりです。

盛岡市、盛岡中央郵便局向えに店を構える、日本料理　ひで蔵。大船渡産の魚介を中心に、旬を大切にして料理を提供しています。今回、親方にお願いして、旬の魚、銀色が美しい真鱒を仕入れてもらいました。シンプルに焼いていただくのがおすすめ。ふんわり焼きあがった身はホロホロとやわらかく、しっとり。臭みがなく、鱒の風味が広がりなんとも言えない美味しさです。刺身は薄作りで。色鮮やかなその身は、甘みがあり程よい脂が美味しいひと品です。仕入れ状況もありますので、問い合わせてから訪れてみてください。