盛岡市内の繁華街から少し離れて。親子３人で切り盛りする居酒屋はほのぼのとスローな雰囲気です。とろろ焼きは醤油だけのシンプルな味付けで、創業４０年以上変わらぬ一品。炒めた豚足はとろけるような味わいで、自家製の珈琲焼酎と楽しみました。〆の鍋焼きうどんは鶏ダシの優しいおふくろの味。

八幡平市内の国道から脇道に入り、一軒の焼き鳥屋へ。食材はすべて生の状態から調理するというこだわりの焼き鳥には、８０年以上継ぎ足しで使っている真っ黒なタレを絡めて。奥深い味が肉の旨味を引き立てます。新鮮だからこそ頂ける鶏刺しは、わさび醤油で。酒の肴にピッタリです。

花巻市内にある古民家風の佇まいが素敵な酒場へ。寒ブリの兜焼きは店の看板メニューの一つ。納豆カツはまかない料理から進化したヘルシーな一品です。魚介がギュッと詰まった早池峰鍋は、味噌仕立ての汁に出汁が染み出て。居心地の良さについついお酒がすすみます。

岩手大学の近くにある上田会館。居酒屋大空は開店してもう３２年になります。料理はすべてママさんの手作り。二度揚げした春巻きには椎茸やタケノコ、ニラや春雨などがぎっしりと詰まっています。大根の味噌おでんは箸がスーッと入るほど柔らか。水出しして３日間ほど煮込んだそうです。