奥州市水沢区、ちょっとした小路を入ると・・・・水沢地区内の中で特に古い街並みが残る日高小路。石畳が敷かれた通りには武家屋敷もあり、城下町の雰囲気が残っています。日高小路のつきあたり、日高神社に立ち寄りました。奥へ歩いていくと、樹齢８００年と伝わる姥杉が・・・水沢の「火防祭」の神社としても有名な日高神社は、８１０年創建と言われ、現在の本殿は、１６３２年に水沢初代 留守宗利が再建したとのこと。

地元で親しまれている「パン工房マルキ」は昭和２５年開業のパン屋。昔から変わらない味が人気です。パン作りは朝５時頃からはじまり、毎日その日に売れる分だけをつくっています。手作りにこだわるパンは、菓子パンや総菜パンなど５０種類以上。開業当時からの油パンは懐かしい揚げパンの様。30年前からあるきりんパンは、長さが30センチもあるパン。大量に買っていく常連客も多く、人気のメニューです。

正岡子規が宿泊したことでも知られる、「湯本温泉」。小路を行くと、そこにはノスタルジックな佇まいのお店・・・「工藤菓子店」は昭和２８年創業の３代続く和菓子屋です。創業当時からある、名物「およねまんじゅう」の他に、西和賀産のわらび粉を使ったお菓子、わらびまんじゅう、わらび餅、わらび粉みるくぷりんが。西わらびの根からとるわらび粉の美味しさをいただいてみてはいかがでしょう？

ピノキオは湯本温泉街を抜けて・・・そこは、県道１号線にある、「レストハウスゆのさわ」。西和賀ならではのメニューがいただけるお店です。ご飯の上にトロトロの湯葉をたっぷりとのせたゆば丼。この湯葉は地元でも有名な「とうふや源助」のくみ上げ湯葉。大豆の甘さと旨味をしっかり含んだ湯葉は絶品です。

「四季彩の宿　ふる里」渓流沿いにある、閑静な一軒宿です。和モダンがテーマの宿泊客室、部屋によっては、露天風呂付きも。今回は、大浴場の日帰り入浴で・・・きれいな緑色の木々、川の流れを眺めながらゆったりと入る露天風呂。源泉かけ流しのお湯は単純温泉 弱アルカリ性、血行が良くなり美肌効果が期待できるお湯だとか・・・

ちょっと路地を入って歩いていくと、お店らしき建物。気になって立ち寄ってみると、そこは昭和４０年創業の「マルジュウ製麺所」。製麺所兼直売所になっています。原材料にこだわって作る麺は、主に盛岡市内の飲食店などに卸しています。先代から続く中華麺、その変わらぬ美味しさ。そこにはこだわりが・・・

通りに漂う、コーヒーの香りに誘われて、立ち寄ったのはNAGASAWA　COFFEE。自家焙煎のこだわりは、コーヒーの持つ美味しさを引き出すためのちょうどいい焙煎。温度、時間、そして音で頃合いを見ながら・・・コーヒーから出るオイルも美味しさのひとつ、そのこだわりのためフレンチプレスを使ってコーヒーを淹れていきます。アイスコーヒーは一晩かける水出しで。