夢・見る・ピノキオ

放送内容

2011年07月31日放送

Vol.118 7月31日  夏風景…色いろ

  • 暑〜い夏、いかがお過ごしですか?今宵のピノキオは、夏ならではの鮮やかな色の風景、そして涼を感じさせてくれる風景、また爽やかな涼菓子などなど。清涼感溢れる映像で、ピノキオ風「納涼」をお届けします。ゆるりとどうぞ。

夏の風景…最初は涼しげな水が奏でる世界へ。川を辿っていくと、大きな音と共に水が流れ落ちる場所がありました。きらめく水のカーテン…実に涼しげです。西和賀は錦秋湖にある「湯田貯(ちょ)砂(さ)ダム」。夏は内部通路が解放され迫力ある水しぶきを楽しむことができます。

湯田貯砂ダム

【場所】西和賀町川尻
【時間】9:00-16:30(秋まで) 
【問い合わせ】錦秋湖整備協会(商工観光課内)
【TEL】0197-82-3290

水面のような透明感が美しい涼菓子があります。蔵の町・江刺にある菊(きく)正堂(しょうどう)本店を訪ねました。夏限定の名物・涼鉢です。爪よりも小さな金魚。餅を入れて粘り気を出した練り餡を使い、器用に形作っていきます。そしてコシ餡を使い金魚に目を入れていきます。非常に繊細な作業です。金魚を泳がせる鉢も非常に小さなもの。葛粉のゼリーと普通のゼリーを使って水に見立てます。菊正堂の「涼鉢」。とても涼しげです。小さな金魚に、小豆で小石を、緑の羊羹で水草を見立てています。可愛らしくて食べるのがもったいなくなりますよね。涼鉢3個セット360円

菊正堂本店

【住所】奥州市江刺区中町1-17
【営業】8:30-19:00
【休】無休
【TEL】0197-35-2022

涼菓子の逸品が江刺のお隣・水沢にも。後藤屋に通うお客が夏の到来を心待ちにする理由がそれ…夏限定の「グレープフルーツゼリー」です。昔ながらの和菓子の伝統を守る後藤屋では、グレープフルーツゼリーもひとつひとつ手作り。旬のグレープフルーツをくりぬき、フレッシュな果汁を絞り出します。後藤屋のグレープフルーツゼリーは、この果汁をゼリーに仕立て、再び皮に流し込むというユニークなものなんです。ゼリーは、極めてシンプル。果実の良さを出すため、甘さを少々加えるのみです。そして果実をくり抜いた皮に再びゼリーを戻して。老舗が贈るひんやり菓子。酸味と甘みのバランスが絶妙です。また爽やかな食感、独特のほろ苦さが大人の味わいです。グレープフルーツゼリー ハーフカット396円

後藤屋大町店

【住所】奥州市水沢区大町78
【営業】8:30-18:30
【休】無休
【TEL】0197-23-2931

夏というと、やっぱりかき氷は外せませんよね。昭和20年代からかき氷をやっていた「まつば」。子供の頃や学生時代にお世話になった方も多いのでは。レトロなガラスの器に盛られた鮮やかなかき氷。イチゴシロップがなんとも懐かしい味わいです。いつの時代も変わらないかき氷。キーンという頭痛とともに夏の思い出を閉じ込めて。 かき氷200円(5種類)

まつば

【住所】花巻市東和町土沢5区380
【営業】10:00-19:00
【休】不定休
【TEL】0198-42-4325

夏野菜


夏野菜

夏野菜 
夏野菜

夏野菜 
夏野菜

夏の太陽は、大地に恵みをもたらしてくれます。美味しくて、鮮やかな野菜や果実。果実といえば、夏はなんといっても「スイカ」ですよね。大きく育った滝沢スイカ。暑い夏が育ててくれた鮮やかな赤い色、そしてみずみずしい甘さです。矢巾の及川農園では色とりどりの夏野菜が、太陽の光を一身に浴びて、たわわに実りました。野菜の匂いに包まれながらカゴいっぱいに収穫。どれもガブリと食べれそうで美味しそう。種類も色もバラエティに富んだ夏の風景です。

夏野菜を食べるのに、ぴったりな器があります。遠野は宮守にひっそりと佇む和知ガラス工房です。和知さんは、函館をはじめとした北海道でガラス工芸に携わった後、3年前、ここ宮守に移り住みました。このガラス工房は、家族で移住後、たった一人で2か月をかけて作ったといいます。今作っている作品は、無色透明なガラスの質感を生かしたもの。ガラスの中に気泡を閉じ込め模様を入れます。夏にぴったりな和知さんの作品。透明感のある涼しげなガラス。シンプルながらも柔らかく、味わい深い作品です。実用的なものの他にユニークな置物や色ガラスを使ったもの、またガラス絵なども製作しています。

和知ガラス工房

【住所】遠野市宮守町下鱒沢1-65-5
【TEL】0198-67-3820
【メールアドレス】qq3c2zm9k@vanilla.ocn.ne.jp

最後に向かったのはお隣秋田の「名瀑(めいばく)」です。マタギで有名な北秋田市の阿仁。その麓にある宿泊施設にはマタギと自然を満喫する色々なプランがあります。そのマタギに滝を案内してもらうことに。阿仁の自然を知り尽くした現役のマタギが3つの滝がセットで見れる沢へ。一ノ滝は落差38メートル、階段状の二ノ滝、そして奥の幸兵衛滝は100メートルを超える落差で圧巻。

打当温泉マタギの湯

【問い合わせ】マタギの里観光開発株式会社
【住所】北秋田市阿仁打当字仙北渡道上ミ67
【TEL】0186-84-2612