直売所よりちょっと市民に近く、八百屋よりちょっと農家に近い…そんな存在を目指している「ちいさな野菜畑」。地域のコミュニティを大切にしているお店です。信頼のおける農家の野菜を販売するとともに、店内の「こびる食堂」でも提供しています。旬の食材を使った定食をはじめ、カレーや麺など、なかなかのラインナップ。今のオススメは、もちろん夏野菜を使ったメニュー。揚げたてをアツアツがうれしい夏野菜天ぷら定食は800円。採れたての野菜は、仕入れによって変わります。野菜だけでなくお米にもこだわり、特別栽培米の「ひとめぼれ」を、炊飯直前に低温精米して使用。さらに羽釜でふっくらツヤツヤに炊き上げます。また味噌汁にも、県産の秘伝という豆を使った生味噌を使っているため香りが高く美味しい。また様々な野菜の旨みが溶け込んでいる夏野菜カレー700円、夏の竜田揚げ丼600円も人気。旬の夏野菜を使った料理は沢山あります。皆さんも一度足を運んでみては。

今年の３月にオープンした咲良（さくら）は、蒸し料理の専門店。様々な岩手の旬の恵みをせいろで蒸して頂きます。食材は、市場から直送された新鮮な地物。せいろの中に旬の野菜たちをギュッと閉じ込めます。彩り野菜せいろ714円は、油を使わないのでとってもヘルシー。野菜本来の旨みをたっぷりいただきましょう。つけダレは、自家製のポン酢と胡麻ダレの2種類。お好みでどうぞ。尚、せいろはその他にも鶏肉や牛肉豚肉、そして海鮮などがあります。またほかには旬菜の天麩羅盛り合わせ630円、杜仲茶豚の夏野菜冷しゃぶ仕立て578円などうれしい品々が並ぶ。地酒も蒸し料理合うものをはじめ豊富なラインナップ。夏の夜は、咲良（さくら）で過ごしてみませんか。

桜山にある隠れ家的なお店「幸の台所　はっぱ堂」です。この店では、店主の実家で作った野菜を七輪で焼いていただけるそうです。そして焼き物には、やっぱりビール。ベアレンクラシック650円をぐいっといきながら食べましょう。尚、焼き野菜は、塩650円とチーズフォンデュ850円の２種類。お好きな方でオーダーを。またビールを嗜むなら、二戸の菜彩鶏と夏野菜をスパイシーに仕上げたメニュー８５０円もオススメ。店主の実家には、今年甘くて美味しいトマトがたくさん生っているそうです。季節のパスタは、そのトマトを冷製で690円。さっぱりとした爽やかな酸味と甘みは、夏ならではの一品です。暑い日が続くこの頃は、キリッと冷えたワインもいいかもしれません。五枚橋ワイナリーのリンゴワイン550円。華やかな香りとやや辛口の味わいは、トマトの冷製に花を添えて。はっぱ堂ならではの季節の恵みとお酒。あなたも堪能してみませんか。

田んぼに囲まれた「田園茶房・ほたるの宿」には、季節の野菜がふんだんに使われているほたるランチ980円がある。またここでは野菜たっぷりの麺類が好評です。冷し中華800円は、農家ならではの豪快な盛り付け。タレの酸味と野菜の旨みがいいバランスです。また奥州市産のひとめぼれの粉で作った麺もありました。ほたるの宿ではこの麺を使い冷麺を提供800円。もちもちの食感は食べ応え十分。またスープとワサビの相性は絶妙です。キャベツの身がしっかりしてくる夏は、ちゃんぽんうどん900円もいただきたいところ。香ばしさを出すためキャベツを焦がして作ります。野菜たっぷりのちゃんぽんうどんは、香ばしく、ほどよいシャキシャキ感。スープは、野菜が出すまろやかさと融合して絶妙な味わいを生み出しています。野菜の旨さを麺と堪能するなら、ほたるの宿へどうぞ。

７月５日にオープンしたばかりのマクロビオティック（穀物菜食）レストラン。マクロビオティックは、季節ごとの食材を使うのが基本。これからのシーズンは、夏野菜が主役です。オーナーシェフは「実際に野菜がなっているのを見たり収穫するのって、一番料理のインスプレーションをもらえる」と語り、契約農家の元へと足を運びます。そんな野菜を使ったメニューは素材の持ち味を最大限に生かすもの。ピノキオでは、開店前に行ったアラカルトメニューの試作品を紹介します。ズッキーニの花のフリットと穴子もどき、オーガニック野菜のサラダ、ひよこ豆とキャベツのコロッケ、テンペとオーガニック野菜のラップ、ふくみみ唐辛子の玄米詰めパン粉焼きなどなど。すべて500〜600円と値段も良心的です。ウサギボタニカでは、週替わりのランチとディナーをスタンバイ。後々は、アラカルトもやる予定です。