盛岡は材木町にベアレン醸造所直営のカジュアルなビアパブがあります。ここではテラス席で自然を眺めながらランチをいただけます。ビールを入れたビール屋さんのカレー（この日はキノコとソーセージを使ったカレー、サラダ・ドリンク付　７００円）は、まろやかで独特の風味があります。またピッツアの生地には、ビール酵母を練りこみました。本日のピッツア（サラダ・ドリンク付　７５０円）は、挽き肉です。ビール酵母は、チーズやバジリコ、そしてトマトソースとも相性抜群です。そしてこの春、ランチの仲間入りしたのが奥州市産のひとめぼれの粉を１００％使った麺を使用のパスタ。この日のパスタ（サラダ・ドリンク付　７５０円）は、さっぱりトマトソース。アーモンドスライスをトッピング、菜の花やベーコンを絡めました。米粉の麺は、コシが強く、もっちりとした食感。トマトソースの酸味ともぴったり。喉越し爽やかにいただけます。ビールでもいただきながら特等席でのまどろみランチ。ついつい長居してしまいそうなレストランです。

昼は手打ちそばやうどん、夜は居酒屋という2つの顔を持つお店。民家を改築した佇まいの「ひるがお」です。暖簾をくぐって入っていくものの、なんだか友だちの家を訪ねてるみたい。店内は全面畳張り。ゆっくりくつろげます。オススメは冷たい蕎麦。秋田県の比内町のそば粉のニ番粉、三番粉を使って作ったニ八蕎麦（もりそば500円）です。コシがあり、しっかりとした食感。また、喉越しのよさも抜群で、つるつるとお腹におさまります。蕎麦は、半丼を組み合わせたランチメニュー（麺も丼も各6種類から好きな組み合わせでいただける　コーヒー付　680円）もあります。ボリュームも満点です。ひるがおのもうひとつ看板は、手打ちうどんです。蕎麦と桜うどんのあいもり（1,000円）、期間限定ランチです。手打ちで、茹でたてですからコシの強さは格別。今の季節を楽しんでください。さらにプレートに日替わりの4品がのった、レディースランチ（ほかライス、味噌汁、デザート、コーヒー付　７８０円）も好評です。美味しいものをちょっとづつ食べたいアナタに最適。美味い、安い、ボリュームがある…3拍子揃ったお店でランチはいかが。

岩手の地場食材にこだわったフレンチレストラン・ロレオール。大船渡魚市場や地元の産直でシェフ自らが仕入れ、抜群のロケーションの中で岩手風フレンチを提供しています。平日限定のランチのオードブルはブッフェスタイル。この日は１１品が並びました。メイン料理が魚の魚貝ランチ（ブッフェ、メイン、スープ、パン、ドリンク　980円）は大船渡で仕入れたママスが主役。白ワイン蒸 オゼイユクリームです。また、お肉料理が好きな方はロレオールランチ（ブッフェ、メイン、スープ、パン、シャーベット、ドリンク　1260円）を。この日のメインは佐助豚の麹ペースト焼き。この値段で気軽にカジュアルフレンチのランチがにいただけるなんて、幸せですよね♪

武家屋敷が残り、有名な小路がいくつもある奥州市水沢区。そこに明治３２年創業の老舗割烹小万梅（こまんばい）があります。その味を気軽に楽しんでもらいたいと作られたお食事処・梅ふたつ。リーズナブルな料金で和食膳のランチを出しています。今の時期は地元で収穫された新鮮な山菜をメインにしたお膳・期間限定の春菜膳（しゅんさいぜん）1500円。膳には香り高いコーヒーとパティシエによる洋菓子がつきます。この日は、黒豆甘納豆とコシ餡入りの和風ブラウニーでした。嬉しくてつい微笑んでしまう…そんな老舗割烹の春を彩るお膳です。

創業40年のﾂﾀが覆うﾚﾄﾛな喫茶店･ｼｰｸｴﾝｽ｡いまでも店内は､当時の懐かしい雰囲気に包まれています｡この店のﾗﾝﾁは曜日ごとに変わります｡月水金は､日替わりﾗﾝﾁ(780円)｡この日は､ｵﾑﾊﾔｼでした｡懐かしい味わいのﾃﾞﾐｸﾞﾗｽｿｰｽがかかって｡尚､ﾄﾏﾄｿｰｽやｶﾚｰをかけるときもあるそうです｡もちろん､懐かしい喫茶店ﾒﾆｭｰも健在です｡こちらは昭和の香り漂うﾅﾎﾟﾘﾀﾝ(700円)｡ﾄﾏﾄｿｰｽは創業当時から変えていません｡そのｿｰｽをｱﾙﾃﾞﾝﾃとは無縁のﾊﾟｽﾀと絡めます｡ﾅﾎﾟﾘﾀﾝは､懐かしくやさしい味わい｡口にするとほっとする一品です｡一方､火木土は､化学調味料を使わない魚出汁が効いたﾗｰﾒﾝを食べることができます｡このﾗｰﾒﾝには､うま味と香りが抜群の節油を使って｡これは鰹ﾒｲﾝのﾌﾞﾚﾝﾄﾞ節を植物油でじっくりと抽出したもの｡濃厚でｺｸがありつつ､ｽｯｷﾘとした味わいです｡無化調魚だし醤油らあめん(650円 ※ﾗﾝﾁでなく夜17時以降であれば毎日食べられます)｡また限定ﾗｰﾒﾝがあります｡とんこつ魚介醤油つけめん(750円 4月いっぱいで終了予定)､1日10杯限定です｡ﾂｹﾀﾞﾚは､まるで生ｸﾘｰﾑのような濃さ｡節ｴﾋﾞ油を絡めて､香り付けした平打ち麺との相性もなかなか｡とんこつと魚介の深いｺｸと味わいがﾊｰﾓﾆｰを奏でます｡2つの顔を持つ喫茶･ｼｰｸｴﾝｽ｡こだわりﾗｰﾒﾝと日替わりﾗﾝﾁ｡ｱﾅﾀならどっちの時にいきますか?