川に囲まれた自然の要害「花巻城」。『花巻市博物館』では、花巻城の模型をはじめ歴史や文化に関わる資料を展示･解説しています。2月11日からは、博物館に収蔵されている「花巻人形」の展示も開催されます。

下級武士･同心組が住んでいた「同心屋敷」。30軒ほどが軒を連ねた屋敷群の中で2軒が移築されています。花巻市の有形文化財に指定され、往時の姿を今に伝えています。

仙台の「堤人形」、米沢の「相良人形」と「東北三大土人形」と並び称される「花巻人形」。江戸中期から作られている土人形は、鮮やかな色調と花模様が描かれているのが特徴。その伝統を『平賀工芸社』が受け継いでいます。

細長いことから「馬面電車」とも呼ばれていた『花巻電鉄』。東北で初めて開業した電鉄も廃線から50年。当時活躍していた車両が、花巻市の「材木町公園内」に展示されています。

「花巻電鉄」の路線は、現在サイクリングロードに。向かっていた先は今から95年前に開業した『花巻温泉』です。遊戯場や動物園、スキー場も完備していた『花巻温泉』。そのお湯は、2km先の「台温泉」から木管を使ってひいていたといいます。

「花巻電鉄」が繋いでいた、もう1つの温泉地。200年前の建物が出迎えてくれる『大沢温泉 湯治屋 自炊部』。宮沢賢治も通った、川の音が心地よい露天風呂。
趣のある『湯治屋』には、季節の味が楽しめる食事処もあります。

◆日帰り入浴　7:00～20:30（21:00終了）　大人 700円 / 子ども 400円
◆天ぷら盛り合わせ 880円
◆ひっつみ定食 880円

1923年創業の『やぶ屋 花巻総本店』。江戸前寿司を花巻に広めた店でもあります。
この店に足繁く通ったのが、花巻農学校で教鞭をとっていた「宮沢 賢治」。賢治がきまって注文したメニューや、「ブッシュへ行こう」と誘った事から命名したメニューなど、賢治を感じながら味わってみては。

◆賢治セット 1,100円
◆ブッシュセット 1,600円（もりそば又はかけそば）

農学者、農業技術者として海外でも活躍した「菊池捍」。1926年に建築された洋館は、和と洋が混在する珍しい造りです。洋風の建築様式を取り入れたこの建物に賢治も刺激を受けたのかも知れません。

花巻の目抜き通り「上町」に誕生し、市民から愛され続ける「マルカン」。
再オープンから6年目を迎える『マルカンビル大食堂』は、昔からのメニューに加えて、創業60年の名店「夜来香」の餃子も仲間入り。デリバリー限定で、「オムハヤシ」も復活しました。

◆ナポリかつ 870円
◆ソフトクリーム 230円
◆夜来香餃子（1人前） 600円
◆デリバリー限定 オムハヤシ 950円（旧花巻市 配送料 500円）