夢・見る・ピノキオ
放送内容
2021年01月24日放送
Vol.603 ノスタルジーを愉しむ冬



- 冬、凍てつく寒さが厳しい季節。そんな時は温もりを誘うノスタルジーとの出会いを愉しみませんか。
冬の八幡平だけのレトロな出会い

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冬の八幡平だけの出会いがここにはあります。それは高度経済成長期までは主流だったボンネットバス。現役で走っている地域は全国でも少なく、ここでは冬の間、八幡平市のホテルと松川温泉の間を毎日運行しています。1968年に作られたボンネットバスは、53年もの間多くの人を乗せて冬の山道を走り続けてきました。大きな音や体に伝わる振動など、昔と変わらぬ姿に一度会いに行ってみてください。
やはり冬は温泉で

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ボンネットバスに揺られて20分ほどで松川温泉へ。中でも開業からおよそ60年が経つ松川荘は昔ながらの落ち着いた雰囲気が人気の宿。ここでは雪国ならではの出会いが愉しめます。ガラスケースに並ぶのは、雪国で古くから使われてきた道具の数々。わらで作った長靴や竹スキーなど。往時の暮らしを垣間見ることができます。温泉はやはり雪見風呂を愉しめる露天風呂へ。寒空の下で浸かる温泉は今も昔も変わらぬ至福のひと時です。温泉に浸かった後の愉しみ、温泉卵もお忘れなく。
松川温泉松川荘
【住所】八幡平市松尾寄木松川温泉
(日帰り入浴)
【営業】8:00~18:00(受付17:00まで)
【料金】大人600円/子ども300円
※露天風呂は積雪により入浴できない場合があります。
詳しくはお問い合わせください。
【TEL】0195-78-2255
昔ながらの大衆食堂で心温まる味を

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盛岡の国道沿いにたつふじた食堂は昭和42年からこの地で続く、昔ながらの大衆食堂。店の一角に目を向けると店主の母・幸子さんがチラシで作ったかごや飾り物が。店内はどこかなつかしく、温かみのある雰囲気に。そんなふじた食堂で頂きたいのは名物の肉どうふ定食。たまねぎと牛肉を5時間以上煮込み餡状になったものを豆腐にたっぷりとかけています。他には冬に頂きたい肉なべ定食。一口頬張ると、昭和の情景が浮かぶ、そんな味わいです。
ふじた食堂
【住所】盛岡市茶畑1-13-12
【営業】9:00~20:00頃
【休み】不定休
【TEL】019-652-3967
一関の自然が織りなす優美な雪景色

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猊鼻渓は一関を代表する名勝。四季折々の表情を見せますが、特に雪化粧したその姿を思い浮かべる方も多いのでは。冬になると舟も衣替えでこたつ舟に。1993年に運航を開始したこたつ舟は、これまで多くの人の体を温めてきました。そこから臨む何度見ても色褪せない美しさ。その光景は郷愁とともに私たちの記憶に刻まれて。
猊鼻渓
【住所】一関市東山町長坂字町467
【TEL】0191-47-2341
金ケ崎の古民家でくつろぎのひと時を

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永は130年前の古民家を改装した交流空間。古民家での暮らしを味わってもらうため、内装はほとんど変えていません。土間には囲炉裏も。冬の間、炭がパチパチとはじける心地よい音とともに空間を優しく温めてくれます。本コーナーもあるので、囲炉裏端で温まりながら本を片手にくつろいでみては。奥にはカフェスペースもあります。人気の味、バターチキンカレーや地元の専門店の豆で淹れるブレンドコーヒーなどを。ゆったりくつろぎながら往時の暮らしに思いを馳せてみてください。
古民家交流空間 永
【住所】金ケ崎町永栄平の下22番地
(カフェ)
【営業】11:00~17:00
【休み】月曜・火曜
※貸スペース利用、宴会等は要予約
【TEL】0197-34-4777
- 郷愁やなつかしさ。過ぎし日々の温もりに触れるとどこか心が和むような、そんな気分に。静かな冬にスローな時間が流れる場所へと。ノスタルジックな出会いは私たちを温かく包んでくれます。