テレビ岩手の人権尊重・コンプライアンスに関する調査結果と今後の取り組み
テレビ岩手では、フジテレビの女性アナウンサーが番組出演タレントから重大な人権侵害を受けた事案を、同じメディア業界の一員として重く受け止め、全社員に対して二度にわたり、同様の事案の有無、および多様なハラスメント被害やコンプライアンス違反について調査をいたしました。全社員77人から回答を得ましたが、その結果、フジテレビと同様の「番組出演者や出演者の関係者との会合で性的ハラスメントや人権侵害に該当する事案」はありませんでした。
一方で、過去10年間を対象に、各種のハラスメント行為、コンプライアンス違反の経験や見聞きについて尋ねたところ、すでに処分対応済みの案件を含めたハラスメント被害、職場環境にふさわしくない不適切な言動など、今後の対応や調査、注意喚起が必要と思われる事案が11件ありました。
これまでも専門家によるハラスメント防止講習、通報窓口の確認、コンプライアンス指針の冊子必携などを実施してきましたが、今後さらに厳格かつ効果的な対策を講じ、よりよい職場環境の整備を図ってまいります。
これを機会に改めて、社員ならびに関連会社や放送に従事するスタッフ全員で人権の尊重、コンプライアンス順守を徹底し、常に基本に立ち返り視聴者ファーストを意識した番組作りを目指すことを確認し、岩手県民・視聴者に親しまれ、役立つテレビ局となるよう力を合わせて業務にあたる所存です。
2025年5月9日
株式会社テレビ岩手