医療の進歩とともに、これまで画一的だった治療法も、個人個人の遺伝情報をもとに行われるようになっている。また、胎児に生まれつきの異常がないかどうかを調べる「出生前診断」も行われるようになってきた。
一方で、情報化社会の発展により、巷には様々な「遺伝」に関する情報があふれている。
去年7月、岩手医科大学附属病院に「遺伝」に関する検査やカウンセリングなどを行う「臨床遺伝科」が県内の医療機関としては初めて開設された。遺伝に関する正しい情報の提供の窓口として期待されている。