今月のテーマトーク

今月のテーマトーク
07月のテーマは: 海の思い出
私は青森市出身で、青森市には気軽に遊べる合浦(がっぽ)公園という場所があります。
どこに泳ぎに行くの!?と言えば青森市民は大体「合浦公園」と答えるくらい有名な場所。
北国の暑くて短い夏を家族と友人と共に砂浜を駆け回り、浮き輪で海面に浮かびながら太陽が反射してキラキラした水面を眺めていたことは良い思い出です。
埼玉県出身の私は海のない地域で育ってきました。
そのため、「海」=「遠出・旅」となり、海を見た瞬間ものすごくテンションが上がります。
子供の頃によく行ったのは、静岡県の熱海や伊豆。
宿泊した旅館で食べた「アジの干物」がすごく美味しかったのを覚えています。
岩手県には素晴らしい三陸の海がありますが、住んでいるのは内陸・盛岡。
今でも海を見ると、気持ちがウキウキするのは変わりません!
 
小学校時代を沿岸・釜石で過ごした私。
遠足の行き先はいつも「海」でした。
ほとんどの学年は三陸鉄道を使っての移動なのですが、小学校6年生だけは自らの足で山を越え、トンネルをくぐり海を目指すというスペシャル遠足!
生い茂る草木をかきわけ、けもの道をひたすら歩き、視界が開けた瞬間に目に飛び込んできた、あの海のきらめきは忘れることができません。
港町・気仙沼の出身ですので、毎日通学途中に海を目にしていた他、小学生の時から釣りをしていました。
川の河口近くでハゼを釣った日の夜は、家族でハゼのてんぷらに舌鼓。
父が操縦する小舟に乗って、生きたイワシを餌にヒラメを釣った日の夕食はヒラメの刺身。

また陸前高田まで足を伸ばして、高田松原でも海水浴をしたものです。
松林を抜けると現れる白い砂浜……
その後、津波で松林は姿を消しましたがあの姿が再び戻って来る日が一日も早く来ることを願うばかりです。
 
今まで行った海の中で一番キレイだったのは、南国・パラオの海です。
10年ほど前に仕事で行きました。非常に多彩な色を持った海で、水色から紺色、緑がかったもの、ガラスのような透明度から乳白色のようなにごりがある場所など。
鮮やかな魚が水族館のように密集して泳いでいて、海の魅力が尽きない所でした。
地元の方に深いところへの素潜りを教えてもらい、撮影がてら何度も繰り返したら、ちょっと酸欠気味になって、くらくらしました(これはけっこう危ないのでこうならないように注意して下さい…)。それほど夢中になれる場所でした。
思い出したら、また行きたくなってきました。
“ジンベイザメと泳いだこと”です。
数年前、フィリピンのセブ島に旅行したときに体験しました。
「サメと泳いで大丈夫!?」と思うかもしれませんが、ジンベイザメは穏やかで優しい性格で知られ、好物はプランクトンや小魚なので大丈夫なんです。

旅行客に人気のシュノーケリングツアーに参加し、鑑賞ポイントで軽く潜って、水中眼鏡でのぞくと・・・。
体長が10メートルほどあるジンベイザメが、すぐそこに!
隔てるものは何もないため、自分も海の生き物になり一緒に泳いでいるような気分を味わえます。

ゆったりと泳ぐ姿は、堂々としていて、とてもかっこいい。大迫力でした。
海中のエサを吸い込むために、ときおり「ご〜っ」と開く大きな口はスリル満点。
自分が吸い込まれることはないとわかっていても、鳥肌が立ちました。
水中カメラで撮影してもらったジンベイザメとの2ショット写真、
私の顔は少し「あおザメて」います。
青く輝く海を泳ぎました!
大学の卒業旅行で沖縄へ。
サンゴに囲まれた美しいビーチが広がる竹富島の海でダイビングを楽しみました。
エメラルドグリーン、ターコイズブルーと何層にも重なり合った美しい青は、「竹富ブルー」と呼ばれるほど。
そのなかではサンゴの中をカクレクマノミや、海の色を移したようなブルーの魚がいて、一緒に泳ぐことができました!
あの海の青さと、優雅に泳ぐ魚の絶景は一生忘れられません。
私の母の実家は、高級魚のフグの水揚げで有名な山口県下関市です。
漁業が盛んな地域なので、祖母の家も海の近くにありました!

学生の時は毎年お盆に帰省し、夏の潮風に吹かれながら消波ブロックに立って釣りをしたり、丸石を投げて何回水面を弾ませられるかを姉弟で競っていたことを思い出します!

現在の祖母の住まいは別の場所に移ってしまいましたが、いつの日かまた下関の夏の海風を感じたいものです!
 
小学6年生の夏。
学年全体で新潟県の海に行った行事、「臨海学校」でのことです。
「やったー海だぁ!」と私は大はしゃぎ。
初めての海。
新しい浮き輪も用意し、準備は万端でした。
「さぁ、入ろう」としたところ「ん?何だか変だぞ」
体の違和感に気づき、先生に報告。
体温を測ると…なんと「38度2分」。
結局海には入れず。「あんなに楽しみにしていたのに!!」
キラキラ輝く海を、布団の上で眺めていました。
私が通っていた兵庫県神戸市の小学校には、6年生の夏に臨海学校がありました。
船で淡路島にわたり、海の家に一学年300人が雑魚寝して一泊したのが本当に楽しかった!
泳ぐのは得意だったので沖までの遠泳に挑戦したのですが、後になって足に何か所もみみず腫れが。
クラゲに刺されました・・・ 今から48年前の懐かしい思い出です。
海といえば大学時代の卒業旅行でいったグアムのビーチを思い出します。
「タモンビーチ」に行ったのですが、砂は雪のように真っ白でサラサラ、海水はきれいに透き通っていて、海底の白い砂が透けて見える程でした。
太陽の光を浴びると海面がキラキラ光ってまるで自分自身が宝石箱の中にいるような気分になれる本当に素敵な場所でした。また行きたい!!