番組審議会

第378回 番組審議会 議事録
平成15年 6月17日(火)
テレビ岩手

1.日  時

平成15年 6月17日(火)  午後1時30分~

2.開催場所

テレビ岩手本社6階大会議室

3.委員総数

15名
出席委員  11名

  • 出席委員
  • 委員長
     川嶋 静夫
    副委員長
     清水 健司
    委員
     藤田 道彦、荻野 洋、山本 玲子、重石 晃子、山田 忠利、
     和田 利彦、梅村 俊男、藤元 隆一、高橋 三男
  • 欠席委員
  • 黒岩 幸子、堀内 三郎、鎌田 強、須藤 春樹
  • 社側出席者
  • 中野 士朗 (代表取締役社長)
    横山 尹浩 (専務取締役)報道・制作・技術担当
    天野 雅行 (常務取締役)総務・広報・番組審議会担当
    阿部 孝夫 (取締役事業局長)
    村田 憲正 (報道局長)
    千葉 正範 (業務局長)
    鈴木 直志 (報道局専任局長)
    野田 喜代志(制作局制作部長)
    栃澤 卓巳 (制作局制作部副部長)
  • 事務局
  • 青山 尚之(業務局次長)番組審議会事務局長
    小原 恵(業務局編成部主任)

4.議  題

1.「どこか行こうヨ!大好き!土曜日」について
(毎週土曜日午前 9:25~9:55放送)
2.その他ご覧になった番組についてのご意見

5.議事の概要

テレビ岩手の自社制作番組「どこか行こうヨ!大好き土曜日」について、
 ・土曜の午前中は政治・経済・芸能情報番組が多い中、家族でのんびりと見ながら楽しめる番組である。
 ・「お手伝いの旅」の中沢レイカアナウンサーは、いろいろな仕事に挑戦し、一生懸命なところに好感がもてる。番組全体として爽やかな印象を うけた。
など、活発な意見が交わされた。

6.審議内容

別紙のとおり

7.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日

特記事項はないが、キー局及び関係局、関連部署に議事録を配布するなど、関係者に審議の内容を伝えた。

8.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容、方法及び年月日

・ 自社制作番組「あなたと歩むテレビ岩手」(平成15年6月24日(火)午前11時50分~
 11時57分放送)で、審議の概要を放送。
・ 平成15年6月18日(水)付読売新聞岩手版で公表。
・ 支社・支局に議事録を設置
・ 当社のインターネットのホームページで議事録を公開。

9.その他の参考資料

資料として以下のものを配布
・ テレビ岩手自社制作番組放送スケジュール(2003年6月~2003年7月)
・ 視聴者からの意見の概要

議事の内容

事務局

定刻ですので審議会を始めます。番組審議に入ります前に、荻野委員が、異動のため委員を務められるのが今回で最後になりますので、ご挨拶をいただきます。

荻野委員

委員として、皆様と楽しく過ごさせていただきました。番組をみていろいろ意見を申し上げるという、なかなか得難い経験をさせていただきました。これからも仕事で盛岡に来ることもございますので、皆様とご縁もあるかと思います。今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。

委員長

今日の議題は「どこか行こうヨ!大好き土曜日」についてです。委員の皆様には5月24日放送分の録画テープを事前にお送りしています。ご意見をお願いします。

委員

「どこか行こうヨ」は、「お手伝いの旅」「あたってくだけろ」「僕らのスタンドバイミー」の三本立てですが、3つのユニットでそれぞれぴりっと面白いものが入っていると思います。「お手伝いの旅」では大槌町の「さし網漁」だったのですが、網の掃除の様子をみせていただき、これはなかなか見る機会もないので面白かったと思います。「あたってくだけろ」ではうるしのコーヒー、 「スタンドバイミー」では笹のお茶など、ちょっとかわったものを紹介していてよかったと思います。
また、「お手伝いの旅」では、案内してくれた漁師さんの名前の字幕がでなかったのですが、出してもよかったのではないかと思いました。「あたってくだけろ」では、堀口京子さんという方を探し歩いて最後まで見つからなかったのですが、ちょっと消化不良なので、夜になってでもいいのでつかまえて、少しでも紹介してもらえると良かったと思います。「スタンドバイミー」では、ゼンマイにオスとメスがあるということは、わたしも知らなかったので面白いと思いました。
生放送番組なので、岩瀬アナウンサーの現在の実況に、いろいろなコーナーを組み合わせるのはおもしろい構成だと思いますし、今放送しているという実感があると思います。岩瀬さんは気さくで明るい青年という印象でよいと思います。

委員

わたしは仕事柄、こういった番組に素材を提供するような立場におりますので、この番組はどういった方がご覧になっているのだろうかということにも興味があります。土曜日の午前中なので、学校がお休みの子供とかそのお母さんがターゲットだと思うのですが、「どこか行こうヨ」というタイトルですので、この番組をみて土曜日の午後、家族が出かけていくことを促すような番組なのかなと考えながら、24日放送分のビデオを見せていただきました。
子供の表情とか、女子アナが頑張る姿を見せる番組なのか、家族が連れ立って出かける情報を得るための番組なのか、その観点は違うかもしれませんが、より具体的な情報が入っていると、家族としては動きやすいと思います。「お手伝いの旅」は、一般の視聴者は見るだけで、実際には体験するのは難しいと思いますが、「あたってくだけろ」は「おいしいカツドン」とか「うるしコーヒー」など、取り上げた場所に行ってみるこができると思います。「スタンドバイミー」の山菜も、いま山菜を取るツアーなどやっている方もいるようなので、そういう情報があると、家族でいってみようということになるのではないでしょうか。
オープニングの中津川で岩瀬アナウンサーが「黄色い花が咲いている」というコメントがありましたが、その花の名前とか、花言葉まで触れるとより身近な話題になると思います。
これは、この番組だけではないのですが、せりふのテロップがたくさんでてきまして、これはバラエティ番組でもよく見るのですが、本来テレビはビジュアルと音声ということで、文字スーパーを出しすぎるのもどんなものかと、制作者のお考えをあとで伺えればと思います。

委 員

土曜日の午前中は、政治とか経済とか芸能とか、どのチャンネルでも同じようなことをやっていますが、この番組は家族でのんびり見られる良い番組だと思いまして、以前からよく見させていただいていました。一つは、「お手伝いの旅」ということで、新人アナウンサーを使っていろいろな体験をさせるということをやりましたが、新人アナウンサーの紹介としてはうまくいって、お茶の間に浸透したのではないかと思います。2年目に突入したということでしたので、テーマをもう少し絞って地元のものを紹介するような形になるとよいと思います。
「あたってくだけろ」で少し気になったのは、コマーシャル前、食材にモザイクをかけて、なにか分からないようにしていたことで、いろいろな番組でそのような手法をつかっていますが、私個人的には少しイライラします。モザイクをかけるほどのものかということを含めまして、見る方からすると邪魔な感じがするのではないかというのが正直な感想です。また、先ほどおっしゃいましたが、探している人に会えなかったり、探している店が休みだったりということがあるものですから、その辺り、あたってくだけてしまわないように、ある程度は意図をもった番組の制作というのも必要なのではないかと思いました。
「スタンドバイミー」は先週放送の、子供の家作りを見ました。今の子どもたちはなかなか協調性がないのかなあと思いながら見ていたのですが、苦労する中で仲間意識ができていくところが見て取れて、次回はもっと仲良く作業ができるのかもしれないなと思いながら拝見しました。

委 員

わたしは「笑ってコラえて」の「ダーツの旅」が好きでして、この番組も同じように、心和み安心して見られる好きな番組です。視聴したテープでは中沢さんの「お手伝いの旅」は藤沢町を残すばかりでしたが、次はどういう展開になるのか楽しみです。なによりもいいなあと思ったのは、大槌町も浄法寺町もそうですが、70歳を越えたお年寄りが番組に登場して、多分事前に打ち合わせをしていないと思うのですが、身に染みついた方言、内から出てくる語り口がありまして、そういう本当の地方の文化がこれからどんどん消えていくのはどうしようもありませんが、もったいないことだと感じます。日本のふるさとの情景、風景は残せるかもしれませんが、人が住んでいて人と一体になった本当の意味のふるさとというのは消えていくのでしょうか。そういうものの発掘を今後どのようになさっていくのか、期待して見ていきたいと思います。
「スタンドバイミー」では子どもたちが山菜取りをするのですが、我々の年代では、子供の頃から、ワラビ・フキ・ウルイの区別がつきましたし、ゼンマイの雄・雌は知っていました。自分の娘や息子の世代は、食糧危機や天変地異がきたら生き残れないのではないだろうか、むしろ、残ることができるのは我々の以上の世代のかなど感じました。
中津川で歩道を映したらカメラマンの足が映ったというのは、ちょっと可笑しかったです。

委員

土曜日の午前中の放送なので普段は見ることができず、初めて拝見させていただきました。全体的にはすがすがしい雰囲気の番組で、非常に好感がもて、次回も見てみたいと思いました。
具体的な内容につきましては、いままで委員の方がおっしゃったことと同じようなことなのですが、「お手伝いの旅」の中沢レイカアナウンサーは若いのですが、まじめで非常にすがすがしいムードで好感が持てます。「あたってくだけろ」では浄法寺町の地元の皆さんの様子が素直に伝わってきたと思います。「スタンドバイミー」の子どもたちは素直な表情がでていてよかったと思います。好感がもてる番組でした。

委員

テレビの調子が悪くて、ビデオがモノクロでしか見られなかったのですが、肩の凝らない素直に見られる番組だったと思います。「どこか行こうヨ」は同じようなパターンで毎週放送されているようですが、録画したビデオは一回分だけだったので、もう一本みせていただければ番組全体の特徴が分かったのではないかと思います。
「お手伝いの旅」はこれからどうなるのだろうかということに興味があります。普段の番組には県南の話題が少ないですね、ということを申し上げたことがありますが、この番組では県内を隈なく回られたということで、大変よい企画だったと思います。この次の企画も楽しみですが、全県的なことを取り上げていただくことを期待します。
「スタンドバイミー」では子どもたちと、山菜取りの先生代わりのお母さんがでてきましたが、新しい体験をさせながらその反応を皆で見てみようというものだったようですが、子どもたちの意図しないような、型にはまらない行動がもっと見られるともっとよかったと思いました。 「あたってくだけろ」では、意図的にやるとやらせっぽい番組になる危険性があるのではないかと思いますので、今後も気をつけて作っていただきたいと思います。
土曜日の午前中という時間帯はどういうウエイトをもっているのかは分かりませんが、植草にならないよう、ゴールデンタイムの番組をつくるような気持ちで作っていただきたいと思います。

社側

この番組は昨年、毎週土曜日学校が休みになるということで、始めた企画でして、子供をターゲットとして、岩手のフィールドですとか、年配の方の技とか、そういうのにふれあっていく中で岩手の良さを知ってもらいたい、番組をみながらちょっとどこかにでかけたいなと思わせるような番組にしたいと考えました。10時までは両親がまだ忙しく、出かける前であろうということで、9時25分という放送時間を設定しました。

委員

ビデオを送っていただいたときにすぐに見まして、昨夜また拝見したのですが、前に見た時の印象と随分違いました。毎週土曜日に連続して放送している番組だということに後で気付いたためかもしれません。最初に中沢レイカさんが「お手伝いを探している」という台詞があって、「自分が手伝いをする」のではなく「お手伝いさんを探している」のかと思いまして、日本語は難しいと感じました。小うるさいことをいうようですが、一言足りないのではないかと感じました。彼女の仕事ぶりのかわいらしさとか、一生懸命なところを見せるのはよいのですが、せっかく手伝いをしているのですから、プロの鮮やかな手さばきと比較して、いかにドジなのかはっきり見えるような紹介の仕方だともっと面白かったのではないかと思います。映像はすばらしく、タイのお刺し身がとてもおいしそうで、食べてみたいと思いました。
 「あたってくだけろ」で浄法寺の田んぼの中を岩瀬アナウンサーが駆け回って、堀口京子さんを探している場面をみて、これは掛け値なしの浄法寺の風景だと思いました。ありふれた商店街を紹介するよりは、のんびりした町を象徴しているようで面白いと思います。うるしのコーヒーも初めて聞きまして飲んでみたいと思いました。
 「スタンドバイミー」の山菜取りでは、わたしもゼンマイに雄雌があるとは知らなかったのでビックリしました。子どもたちが非常に活き活きと映っていて楽しそうでよかったのですが、山菜取りの先生にもう少し活躍してもらって、雄雌を並べてどういう特徴があるのか説明したり、いろんな山菜をクローズアップして特徴がはっきりわかるようにすれば子どもたちの教育にもなったと思います。笹の葉のお茶もはじめて聞きました。
岩瀬アナウンサーは感じがよくて、爽やかで、彼のキャラクターが番組によくでているのではないかと思います。

委 員

中沢レイカさんはいつも大変働き者だと思って拝見しています。朝早く午前4時に起きて船に乗って、船酔いして大変だと思いました。また、前に見たときは重い物をもっていらして、力仕事もなさるし、その働きぶりには感心しています。どんな仕事も嫌わずに受けて立つという感じですばらしいと思いますが、大丈夫だろうかと心配になることもあります。オコゼが網にからまっているのが外しにくいというところがありましたが、わたしも海のことをあまり知らないものですから、こういう影に隠れた苦労が漁師さんにはあるのだなということをあらためて感じました。中沢レイカさんの「お手伝い」によって普段見えていない苦労を知ることができました。お手伝いの後のご褒美も楽しみで、労働の後の食べ物はどんなにかおいしいだろうと思いまして、おいしく食べている部分ももう少しみたいと思いました。
「あたってくだけろ」の岩瀬さんは話さないで、見ているだけでも楽しくなるような感じの方で、埼玉のご出身なためか、視点が新しく、面白いところに気付く方だと思います。街で出会った人との会話もちょっと可笑しく、天台寺で「おいしいものはありませんか」と聞いたところで、「う~ん」と長い言葉があり、それが字幕でも出てきておもしろいと思いました。私も以前浄法寺に行ったことがあるのですが、食べるところがなくてやっとラーメン屋さんを探して入りました。もっといいものはあるかなと思っていたのですが、「カツ丼」があるということを教えていただきました。
「お手伝いの旅」の鈴木アナウンサーのナレーションがとても暖かく、新人アナを見守っているような感じがよいと思います。この番組を安心してみられるのもそのためかと思います。
「ぼくらのスタンドバイミー」では子どもたちが普段経験できないようなことを経験するということで、わたしはゼンマイの雄雌よりも、ウルイの葉をおひたしにするというのを初めて見まして興味を持ちました。とても丁寧に撮影し、取材していて、全体的に気楽に楽しめる番組だと思います。以前、私はこの番組について、あちこち場面が変わりごちゃごちゃしているといったことがありますが、それ以降、なにか工夫されたのか、3つのテーマがそれぞれはっきりとしてよいと思います。

委員

今回拝見した「どこか行こうヨ!」の「お手伝いの旅」は、57番目の大槌町の旅、三陸の海ということで期待をしてみさせていただきました。中沢アナウンサーのドジな場面が想定されていたようで、酔ったり、魚を網から外せなかったりという場面があったのだと思いますが、私はどんな魚が揚がってくるのかとか、食べたヒラメもどれくらいの大きさだったのかなどに期待していたのですが、そのシーンはなくて残念でした。
「あたってくだけろ」では「浄南ママ直」という言葉が非常によいと思いまして、どのような商品をどのくらい販売しているかも知りたかったのですが、その紹介が少なかったと思います。どういう食べ方がおいしいのかという紹介もあるとよいと思います。店がしまっていたり、堀口京子さんが探せなかったりしたのは私も少し消化不良な感じがしました。
中津川の遊歩道の中継では、どこからどこまで遊歩道ができたのか知りたいと思いましたので、その説明があるとよかったと思います。
今後の企画で、岩手のよさをPRできる番組、個人的には幻の魚を捕るとか、カヌーで川を下るとか、違った観点で視聴者の心をくすぐるような番組を作っていただけたら、と思います。

副委員長

全体的に明るくて活発なよい番組だと思いました。一番最初の「お手伝いの旅」では網の使い方とか、魚の取り方とか、掃除とか、なかなかできないようなことを疑似体験できまして、面白かったと思います。
「あたってくだけろ」では、浄法寺では、カツ丼が有名だったのかと驚いたのですが、聞いたことがなかったので一度食べてみたいと思いました。さきほど委員の方からもありましたが、田んぼの中を探し回るのは、非常に面白いと思いました。わざとらしいけれどユニークな感じがしました。堀口さんはあれだけ見つからなければ、自分で行ってみようと思った視聴者の方もいたのではないでしょうか。それもねらいかなと、引っ張り方もいろいろあるなあと、面白く見させていただきました。
「スタンドバイミー」の山菜取りは、子どもたちは、格好は大人っぽいのですが、山菜を採っている最中の会話が、子供らしく、生意気なところもよいと思いました。3人が同じ立場ではなく、お母さんと旦那さんのような雰囲気で話していたりして、おしゃまな子もいるのだなと面白く見ました。
中津川の遊歩道では、チップがなにかで作ってあると、さらっといって、それで終わってしまって残念に思いました。また、「お手伝いの旅」では、漁で昼から入ってすぐに早朝の画面に入り、その間はどうだったのか気になりました。

委員長

皆さんのからいろいろご意見を頂戴しましたが、「もう少し突っ込んで欲しかった」とか「プロの腕前をもう少し見せて欲しい」などありましたが、総じて「心和む」「すがすがしい」「肩が凝らない」「明るくて活発」などの表現で委員の方々はお話され、非常に楽しい番組に仕上がっているというものだったと思います。以前もこの番組は番組審議会の議題になりまして、それ以来土曜日は極力見るようにしているのですが、ローカル色が豊かで、毎週楽しく見ています。委員の皆さんからお話もありましたが、これからもより充実した内容にしてこの番組を続けていっていただきたいと思います。
ご意見の中に、何点かテレビ岩手の方からコメントをお願いしたい内容もありました。まず「一つは文字スーパーが多すぎるのではないか」ということ。また、「コマーシャルの前にカツ丼にモザイクをかける必要があったのか」ということなどについて、会社側からお願いします。

社側

字幕スーパーの件ですが、親子で楽しめる番組という位置づけもあり、子どもたちに見てもらいたいということで、地方を取材しておりますので、方言があったり、多少聞き取りづらい部分もありまして、補足的な意味合いでスーパーを入れるようにしています。また、朝やっている「ズームインSUPER」などは比較的字幕が多い番組なのですが、聴力が弱い方が字幕入りの画面を見ると非常に助かるという意見を以前頂いたこともございます。そういったことを加味し、意識しながら字幕スーパーを使っております。

社側

もともと字幕スーパーは視聴者の理解を助ける補助的な手段として始まったのですが、それに演出的な色合いが濃くなりまして、ニュースとか情報番組は本来の意味合いで使っている場合が多いのですが、バラエティー番組では演出的に強調するということで、字を大きくしたり、怒ったマークをつけたり、やりすぎのケースも多くなりました。CMの前にモザイクをかけて、CMの後にまた同じシーンを流すというのは今多く使われる手法ですが、視聴者からはあざとすぎるのではないかという批判もあり反省しなければならない部分もあると思います。

社側

モザイクにつきましては、作り手の意図なのですが、CMがその後に入るために視聴者をひっぱりたい、おいしいものは後でみせますと、あざといといえば、確かにそのとおりだと思います。

委員長

「お手伝いの旅」は県内の市町村をまわり終わったようですが、この後はどうなるのでしょう。

社 側

最終回は花泉で、中沢レイカアナウンサーの祖父母が住んでいまして、その実家でお手伝いをさせていただきました。これで58市町村をすべてまわり終えたことになります。先ほど、プロの手さばきをご覧になりたいというご意見もありましたが、新企画は「技あり!お手伝いの旅」というタイトルで、県内各地特産の生産者のところにお手伝いに出向き、技を習得するという内容になります。

委員長

その他、ご意見ございますでしょうか。それでは事務局の方からお願いします。

事務局

次回の番組審議会は、7月15日火曜日に開催いたします。場所は、いつもと変更し、盛岡グランドホテルで行います。議題は「上半期のテレビ岩手の番組について」です。以上で番組審議会を終了いたします。