番組審議会
第367回 番組審議会 議事録
平成14年 6月18日(火)
テレビ岩手
1.日時
平成14年6月18日(火) 午後1時30分~
2.開催場所
テレビ岩手本社6階大会議室
3.委員総数
14名
出席委員 8名
- 出席委員
- 委員長
岩動 孝
委員
清水 健司、、川崎 正和、藤田 道彦、荻野 洋、山本 玲子
谷藤 善範、重石 晃子
- 欠席委員
- 副委員長
川嶋 静夫
委員
玉山 哲、黒岩 幸子、堀内 三郎、野崎 隆夫、鎌田 強
- 社側出席者
- 中野 士朗(代表取締役社長)
天野 雅行(常務取締役)
阿部 孝夫(取締役事業局長)
照井 芳夫(メディア戦略室長)
村田 憲正(報道局長)
千葉 正範(業務局長)
高橋 甫和(技術局長)
渕沢 行則(制作局長)
大村 精一(業務局次長)
野田 喜代志(制作部長)
- 事務局
- 青山 尚之(業務局次長)番組審議会事務局長
多田 清人(業務局編成部専任部長)
4.議題
1.「どこか行こうヨ!大好き!!土曜日」
(毎週土曜日 午前10時~10時30分放送)
2.その他の番組について、お気づきになった点
5.議事の概要
「どこか行こうヨ!大好き!!土曜日」は、「この番組を通して、身近な自然・動物とのふれあいのすばらしさを再発見することが出来た」「親子そろって楽しめる番組。学校週休2日制を意識した番組として評価する」という意見が出た。
一方、「アナウンサーが早口すぎる」「中継場所をもっと親切に教えてほしい」「テーマが多すぎ忙しすぎる。構成にひと工夫をしてほしい」などの注文も出された。
6.審議内容
別紙のとおり
7.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日
特記事項はないが、キー局及び関係局、関連部署に議事録を配布するなど、関係者に審議の内容を伝えた。
8.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容、方法及び年月日
・自社制作番組「あなたと歩むテレビ岩手」(平成14年6月25日午前11時50分~11時57分放送)で、審議の概要を放送。
・平成14年6月19日(水)付読売新聞岩手版で公表。
・支社・支局に議事録を設置
・当社のインターネットのホームページで議事録を公開。
9.その他の参考資料
資料として以下のものを配布
・テレビ岩手自社制作番組放送スケジュール表(2002年6月~2002年7月)
・視聴者からの意見の概要
議事の内容
事務局
第367回番組審議会を開催いたします。
今回から(社)深沢紅子・野の花美術館館長 重石晃子氏に放送番組審議会委員を委嘱することになりました。社長より委嘱状をお渡しいたします。
─委嘱状交付─
審議に入ります前に中野社長より挨拶させていただきます。
中 野
重石晃子さん、番組審議会委員よろしくお願いいたします。忌憚のない御意見をどしどし出していただきたいと思います。
テレビ岩手の番組の現状を報告いたします。
テレビ岩手が制作し、昨年12月16日に全国放送しましたドキュメント番組「貧乏幸あり ガンコ親父と7人の子供たち」が、5月29日に、今年度のギャラクシー賞の選奨に選ばれました。
内容については、今年1月の番審でも見てもらいましたので、覚えている委員の先生も多いと思いますが、貧乏の中で酪農に取り組む一家の物語です。
ギャラクシー賞は、NHK、民放のあらゆるジャンルの番組が対象で、放送批評懇談会という第三者機関が選考する権威ある賞です。今年度は260本の応募作が各局から寄せられ、その中のベスト14本に選ばれました。
なお、テレビ岩手のギャラクシー賞受賞は今回で5回目です。
事務局
本日の審議を始めたいと思います。
本日の議題は、今年4月スタートした毎週土曜日朝10時00分から放送の「どこか行こうヨ!大好き土曜日」です。
それでは岩動委員長、よろしくお願いいたします。
委員長
それでは本日の審議、または、その他の全体の番組でお気づきになったことを伺いたいと思います。
委 員
「どこか行こうヨ!大好き土曜日」は、人・土地との出逢いがテーマになっている番組。岩手県内のいろいろな土地を紹介され、新たな発見がある。
学校週休2日制になり、家族で番組を楽しめ、紹介された所に家族で行きたくなる。好感の持てる番組になっていると思う。
委 員
動物とのふれあい、自然とのふれあいが番組全体に流れている。見ている私達視聴者は、落ち着くし心が癒される。
この番組は生中継での放送。子供達の笑い声とかはしゃぐ声とかをもっと入れて、生中継の良さをもっと強調した方がいいのではないか。
また、アナウンサーの言葉がちょっと早口。もう少しゆっくり、丁寧に話してほしい。
委 員
普段あまり気にかけないような所を、さりげなく話題としてとりあげている。そこには新しい発見がある。身近な自然の美しさに改めて感謝したい。学校週休2日制を意識して作っているこの番組。積極的に評価したい。
ただし、今中継している場所を地図などを使って視聴者に分かり易く伝えてほしい。
委 員
あるがままの自然、動物を紹介し、視聴者を旅にいざなう番組。あまりにも美化したうな誇張した表現はない。このような番組の考え方を評価したい。
ただし、話題が多すぎる。30分番組にしては、内容が多すぎ、ちょっと忙しい。テーマをしぼってもらい、もう少しゆったりとした気分で見たい番組。
委 員
子供達の笑い声が放送中に入ってきたり、生中継の良い所が番組にあふれていた。
ただ、30分に3つのテーマは構成がめまぐるしい。1つのテーマにしぼってた方がいいのではないか。
また、中継場所の説明をもっと親切にしてほしい。
委 員
単純に場所、動物、出来事を紹介するだけでなく、関連性のあるテーマで統一した方がいいのではないか、構成にもうひと工夫がほしい。
委 員
何か失われていたものを取り戻すことができるような内容の番組。
スピード時代に生きてきた私達は早く成果をあげることにも専念してきましたが、自然との触れあい、ゆっくり過ごすことによって多くの発見ができることに気がついた。
このような番組をどんどん作っていただきたい。
ただ、注文をすれば、30分弱の番組で、3つのテーマがあるのは、少し多い。1つか2つのテーマをもう少しじっくりと見たい。
委員長
みなさんのご意見をまとめさせて頂きます。
この番組を通して、身近な自然、動物との触れあいの素晴らしさを再発見することが出来た。親子そろって番組を見て、そして楽しめ、また、その場所に行って見ようという気持ちになる。
学校週休2日制を意識した番組として、評価できる番組になっている。また、新人アナウンサーのレポートも新鮮で好感が持てる。
ただし、アナウンサーが早口で聞きとりにくい。また、中継場所を地図などを使って、もっと親切に説明してほしい。という意見も出ました。そして、構成がつめ込みすぎで、番組全体が忙しい。テーマをしぼるとか、構成にひと工夫が必要なのではないか、という意見も出ました。以上まとめさせていただきました。
事務局
どうもありがとうございました。
次回は7月16日(火)です。テーマは「平成14年1月から6月のテレビ岩手の番組をふりかえって」です。