番組審議会

第355回 番組審議会 議事録
平成13年5月15日(火)
テレビ岩手

1.日時

平成13年5月15日(火) 午後1時30分~

2.開催場所

テレビ岩手本社6階大会議室

3.委員総数

12名
出席委員 6名

  • 出席委員
  • 委員長
     岩渕 孝男
    委員
     岩動 孝、清水 健司、川崎 正和、黒岩 幸子、堀内 三郎
  • 欠席委員
  • 副委員長
     勝 雅行
    委員
     田沼 征彦、谷村 啓子、玉山 哲、二宮 柊子、堀内 厚
  • 社側出席者
  • 中野 士朗(代表取締役社長)
    横山 尹浩(専務取締役総務・技術・広報担当)
    天野 雅行(常務取締役事業局長)
    阿部 孝夫(取締役制作局長)
    小熊 清司(取締役総務局長)
    照井 芳夫(メディア戦略室長)
    村田 憲正(報道局長)
    高橋 甫和(技術局長)
    鈴木 直志(報道局専任局長)
    大村 精一(業務局次長)
    池田 学(報道局報道部主任)
  • 事務局
  • 多田 清人(業務局編成部長)
    川田 実(業務局編成部主任)

4.議題

1.「いわて大航海時代II・学びの森をつくろう」について
(平成13年4月29日(日) 16゜00´~16゜55´放送)

5.議事の概要

「岩手の教育について深く考え作られている」、「県内の中高一貫教育校が紹介され興味深かった」、「出演者の話題が豊富すぎ、個々の話がつながっていない」、など活発な意見が交わされた。

6.審議内容

別紙のとおり

7.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日

特記事項はないが、キー局及び関係局、関連部署に議事録を配布するなど、関係者に審議の内容を伝えた。

8.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容、方法及び年月日

・自社制作番組「あなたと歩むテレビ岩手」(平成13年5月22日午前11時50分~11時57分放送)で、審議の概要を放送。
・平成13年5月16日(水)付読売新聞岩手版で公表。
・支社・支局に議事録を設置
・当社のインターネットのホームページで議事録を公開。

9.その他の参考事項

資料として以下のものを配布
・視聴者からの意見の概要

議事の内容

事務局

番組審議会を開催します。議題は既にご連絡しておりました「いわて大航海時代II」についてです。それでは委員長、議事進行をお願いします。
委員長 番組のサブタイトルは「学びの森をつくろう」、教育問題をテーマにしています。各委員、忌憚のないご意見をお願いします。

委 員

「いわて大航海時代II」というシリーズ企画の第一回目で「教育」を取り上げた事は、制作者の見識の高さをうかがわせるような気がします。
内容については、出演者があまり他人の意見を聞いていない、一方的な会話が多かったような気がします。

委 員

教育現場の荒廃を立て直す提言のある番組かと思い拝見しましたら、中高一貫教育校を取り上げ「全人教育」を考えさせる内容でした。中高一貫教育校は全国的にはもはや珍しいものではなく、意外性は感じませんでした。
中高一貫教育というものを、さらにその卒業後の教育にどう生かしてゆくのか、という提言が欲しかったところです。

委 員

教育現場には、いじめ、不登校、学力低下といった様々な問題がありますが、番組の視点は明るい将来をどう築くかという方向に向けられています。ゲストの発言も将来に希望を持たせるもので好感がもてます。番組中、英国の有名校を紹介していましたが、違和感を感じました。出演者の意見の中に「平等の中で個を伸ばす」というものがありました。英国の一流と呼ばれる学校に、平等という理念はないと思います。

委 員

教育というテーマに期待して拝見しました。中高一貫教育、大学と地域の連携、環境を含めた教育の理念、色々考えました。
反面、話題が豊富すぎて個々の話がつながらない気がしました。番組冒頭にどういう構成で作られた番組か、説明が欲しかったと思います。

委 員

岩手県の教育を深く考えて制作した番組です。教育とは社会に適応し、貢献できる人物を育てること。中高一貫教育に追跡調査が必要という考えには同感です。個人的には全人教育に有益と考えます。

委員長

欠席委員からのFAXを紹介します。
中高一貫教育を産学協同と結びつけられなかったか、という主旨です。
まとめますと、各委員からの評価はとても高いと思います。教育に対する高い理念を感じます。
演出的には、出演者がもっとリラックスして話せる雰囲気づくりが必要だったのではないでしょうか。
ところで、さきほどの委員の指摘にもありましたが、英国の有名校をあえて番組で取り上げたのはなぜですか。

社 側

かつて斜陽化した英国を、リーダーシップと責任感をもって立て直した人たちの中に、紹介した有名校の出身者が多いことは事実です。その教育の特色は、教師・学生が寝食を共にして行われる全人教育です。
これは中高一貫教育の理念と通じるものというコメンテーターの考えを取り入れました。
岩手型の中高一貫教育、また中高一貫教育を受けた後の教育のあり方、その辺を問うてみたかったのです。

委員長

今日の意見を参考に、残りのシリーズもさらに質の高い番組としてもらえるように期待します。

事務局

ありがとうございました。
次回は6月19日開催予定です。
議題は5月27日放送予定の「74年目の人形大使~日米のはざまにゆれて~」です。