ニュースプラス１いわてで月に一度放送している東日本大震災の被災地特集「海街リポート」。４年前から毎月、取材と編集を担当しているのですが、数えてみると今月の放送が５０回目でした！これまで取材を受けてくださったみなさんに感謝するとともに、これからも取材を続けていこうと気持ちを新たにしています。

　５０回目の今回は、ことし１月、陸前高田市にオープンした甘酒専門店の甘酒と、店を１人で切り盛りする女性店主を紹介します。

　みなさんは甘酒にどんなイメージを持っていますか？私もそうですが「お酒の香りがちょっと苦手」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、甘酒には酒かすで作るものと、米と米こうじだけで作るものがあり、この店の甘酒は後者のため、お酒の香りはなく、どなたでも親しみやすい味でした。

　私は氷が入ったアイスの甘酒を飲んだのですが、お砂糖が入っていないのに甘くて、後味はすっきり。暑い夏にゴクゴク飲みたくなる味でした！「飲む点滴」と言われるほど栄養価が高いのも嬉しいポイントです。

　大船渡市出身の店主、小西莉絵さん（３２）は、県立高田高校を卒業した翌年に起きた東日本大震災をきっかけに、ずっと被災地で店を開きたいと思っていました。その理由と甘酒の魅力、分刻みのスケジュールで働く小西さんの熱い思いを、２４日（金）の海街リポートでお伝えします。