食物の栄養を体内に取り込む腸は大事な器官。その腸が原因不明の潰瘍やただれなどに侵されるのが、「炎症性腸疾患」だ。最近、増加傾向にあるこの病気は、「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」の2つに分けられるが、どちらも国の「特定疾患」に指定されており、医療機関の受診には保険が適用される。最新の検査器具も織り交ぜながら、この病気に迫る。