盛岡市の岩手医大附属病院は、県内の医療機関で唯一、健康な臓器提供者、ドナーからレシピエント、患者に肝臓を移植する「生体肝移植」に取り組んでいます。血管や胆管が網の目のように走り、ひとたび出血するとそのコントロールが難しい「肝臓」。岩手医大は、ドナーの手術に「腹腔鏡(ふくくうきょう)」という内視鏡を使って、体に対する負担を少なくするよう先進的な取り組みを行っています。また、胃カメラに挿入された小さな電気メスで早期の「胃がん」を取り除く「ESD(内視鏡的粘膜下層はく離術)」という最先端の治療も行い、国内の大学病院の中でトップ3の実績を収めています。