第382回 番組審議会 議事録
平成15年11月18日(火)
テレビ岩手

1.日  時  平成15年11月18日(火)  午後1時30分〜
2.開催場所 テレビ岩手
3.委員総数 14名
出席委員10名

出席委員

委員長
 川嶋 静夫
副委員長
 清水 健司
委員
 黒岩 幸子、山本 玲子、重石 晃子、須藤 春樹、和田 利彦
 藤元 隆一、澤田 博司、 野崎 信一 

欠席委員

委員
 堀内 三郎、梅村 俊男、高橋 三男、久郷 和美 

社側出席者

中野 士朗 (代表取締役社長)
新沼 栄喜 (専務取締役)業務・東京・大阪担当
阿部 孝夫 (取締役事業局長)
千葉 正範 (業務局長)
村田 憲正 (報道局長)
淵沢 行則 (制作局長)
鈴木 直志 (報道局専任局長)
大村 精一 (業務局次長)
廣嶼 文樹 (制作部)

事務局

青山 尚之(業務局次長) 番組審議会事務局長
八重樫 雅弘(業務局編成部主任)
4.議  題 1. 「新いわて大航海時代―ザ・ナビゲーター第2回」
 <平成15年10月4日(土)14:00〜14:55放送>
2.その他の番組について、お気づきになった点
5.議事の概要  10月4日(土)14:00から放送した、「新いわて大航海時代―ザ・ナビゲーター第2回」について審議をした。この番組は「少子高齢化」をテーマにした番組で、少子高齢化についての対策が成功している地域に取材を行い、それを受け、増田岩手県知事が県の政策や対応について言及するものである。委員からは、「少子高齢化は大きなテーマですがこの番組で何を訴えたいか曖昧だと感じた」「増田知事のコメントも抽象的だと感じました」「重くなく、明るく作られていることが救いだったと思う」などの意見が出された。
6.審議内容 別紙のとおり
7.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日
 特記事項はないが、キー局及び関係局、関連部署に議事録を配布するなど、関係者に審議の内容を伝えた。
8.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容、方法   及び年月日
・ 自社制作番組「あなたと歩むテレビ岩手」
  (平成15年11月25日(火)午前11時50分〜11時57分放送)で、審議  の概要を放送。
・ 平成15年11月21日(金)付読売新聞岩手版で公表。
・ 支社・支局に議事録を設置
・ 当社のインターネットのホームページで議事録を公開。
9.その他の参考資料
資料として以下のものを配布
・ 再免許に当たっての要請文章(コピー)
・ 再免許時の提出資料(2枚)
・ 日本テレビプロヂュサーによる視聴率操作の新聞報道

 

 〈議事の内容〉

事務局

 定刻ですので審議会を始めます。
 社長の中野よりお話がございます。
社 側  先月、国より5年毎の再免許が交付されました。再免許についてはお手元に資料を配布しております。全国一斉に交付されるものですが、公共の電波を預かって事業を行っているわけです。今年の夏にヒアリング調査を受けてテレビ局として充分な活動を行っているか調べられました。この交付に当たっては、真実・公正な放送に努める、青少年の育成に適した放送をする、番組審議委員会・考査機能を発揮する、自社制作番組の拡充に努める、字幕・解説放送を充実する、災害放送の充実・放送設備の充実、デジタル化に取組むよう要望を受けました。また、小笠原局長より口頭で災害報道・放送施設の配慮、デジタル地上放送の早期実現・周知徹底、自社制作番組の充実、放送倫理の徹底、選挙での当確ミスをしないよう要望がありました。また、キー局の日本テレビでの不祥事についてです。これは、番組プロヂィュサーが自分の担当番組の視聴率を上げるため、興信所を使い、調査対象世帯に、自分の番組を視聴するよう依頼したものです。10月24日に週刊誌から日本テレビが取材を受けて、事実が発覚しました。日本テレビでは早速、元検事総長を委員長に調査委員会を設立し、きょうの夕には調査結果の公表が行われる予定です。視聴率に替わる調査基準がありませんので、唯一の指標であり視聴率の獲得に力を尽くすというのがキー局である日本テレビの方針でした。私たちローカル局は高いギャランテイーを払い、例えばバラエテイー番組を作る余裕がなく、予算規模の少ない真面目な番組を制作するしかない状況です。視聴率という、私たちが寄って立つ指標である視聴率をお金で買収するなど論外であります。日本テレビの首脳は、系列でトップに立ついまこそ放送倫理をおろそかにしてはしけないと終始訴えていました。しかし、足元からこのような問題が発生して日本テレビの首脳は無念であろうと考えています。私からは以上です。

事務局

 本日の審議の議題は「新いわて大航海時代―ザ・ナビゲーター第2回」です。

委員長

 それでは、「新いわて大航海時代―ザ・ナビゲーター第2回」についてご意見をお願いします。
委 員 率直に言って今回の内容は難しいものでした。あまりピンときませんでした。
身近な例があれば訴えるものがあったのではないか。知事との会話では、知事の考えが示されていたことは評価できると思いました。
委 員 少子高齢化は大きなテーマですがこの番組で何を訴えたいか曖昧だと感じました。岩手県としてどう取組むかがよくわからず、増田知事のコメントも抽象的だと感じました。例えば、番組の中で、日本人の特性である家庭内での看護と公的な看護の必要性を訴えていましたが、具体的な物と考えると、訴えが伝わりにくいと思います。沖縄の出生率が高い島が事例として取り上げられていましたが、なぜこの島がそのような特性を持っているかが良くわかりませんでした。アメリカの例は驚きましたが日本とアメリカは実情が違うものであると感じました。
委 員 少子高齢化は重い暗いテーマですが、内容は暗いものにならず良かったと思います。家族と地域が力を合わせて子育てに取組む、という具体例がありましたが、はたしてその事が解決のポイントであるか、疑問に感じました。
委 員 よくぞこの問題を取り上げたと思います。少子化についてはなかなか具体的な実行が難しいですが、行政の人々が積極的に活動していることを報道することに意義があると考えています。現実の問題点を提起することが解決に繋がっていくのだと思います。
委 員 冒頭、沖縄の島の中学生30人が出演して、家族構成について話をする場面がありましたが、中学生たちがとても明るくて素晴らしいと思いました。少子高齢化の周知番組としては、岩手の現状などよく分かりましたが、最後には物足りなさが残りました。現場取材を受けての知事のコメントが抽象的であり、具体性を感じられなかったのは残念でした。また想像ではありますが参考事例として少子高齢化の対策が進んでいる地域についてのレポートがありましたが、その地域が少子高齢化に関して何も問題・課題がないかは疑問であり、その部分についての取材などがあればもっと深い番組になったのではないかと感じました。
委 員 全体として少子高齢化という重いテーマにしては明るく出来上がっていて、安心しました。また、岩手県の出生率が全国平均より高いという事に安心しました。行政の方々に現状として、この番組を参考し、対策を考えて欲しいと思いました。
委 員 重くなく、明るく作られていることが救いだったと思います。沢内村のそばの栽培を子どもたちとお年寄りが行っていることも安心してみることができました。
委 員 少子高齢化をどう扱うのかと思い見ました。少子高齢化について、対策を講じている地域についての報告は面白く見ましたが、それを踏まえて岩手県の対応・実情について少しズレを感じました。例えば、少子高齢化が悪いことであるという前提から認識のズレを感じています。増えつづける高齢者を支えるために子供を増やすということは高齢化への対策にはなっていないし、少子化と高齢化を同列に論じることへもズレを感じます。少子化については何十年も前から論議されていますが、いまだに結果が出ないということは、これまでの政策が失敗していることの証明でありますが、いまだに同じような政策論議をしていることもナンセンスであると思いました。
社 側  きょうはありがとうございました。「新いわて大航海時代―ザ・ナビゲーター」はこれからも岩手の針路を探るべく、様々なテーマに取組んでいきますので、きょう頂いた指摘を参考に番組作りを進めたいと考えています。
委員長 その他なにかありますでしょうか。
 それでは事務局の方からお願いします。
事務局 次回の番組審議会は、12月20日火曜日に開催いたしますのでよろしくお願いします。以上で番組審議会を終了いたします。

 

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