この議事録は公式の議事録をそのまま掲載するものです。

第333回 番組審議会 議事録


平成11年 5月18日(火)

テレビ岩手

第333回番組審議会


  1.日時      平成11年5月18日(火) 午後1時30分〜

  2.開催場所    テレビ岩手本社6階大会議室

  3.委員総数    12名

    出席委員     5名

     出席委員    委員長 斎 藤 徳 美
            副委員長 谷 村   繁
             委員  岩 動   孝
             委員  勝   雅 行
             委員  澤 口 たまみ

     欠席委員    委員  菅 野 耕 毅
             委員  岩 渕 孝 男
             委員  田 沼 征 彦
             委員  玉 山   哲
             委員  二 宮 柊 子
             委員  栗 山 大 義
             委員  伊 藤 敏 信

     社側出席者      清 水 秀 夫(専務取締役)
                横 山 尹 浩(常務取締役報道制作技術担当)
                阿 部 孝 夫(取締役報道制作局長)
                村 田 憲 正(報道制作局専任局長報道部長)
                渕 沢 行 則(報道制作局次長制作部長)
                大 村 精 一(業務局業務部長)

          事務局   青 山 尚 之(業務局編成部長)
                佐 藤   秀(業務局編成部)


  4.議  題

    1.報道特別番組「21世紀岩手の進路」
      (平成11年5月2日(日) 午後1時00分〜1時55分放送)

    2.その他御覧になった番組についての御意見

  5.議事の概要
    議題の番組「21世紀岩手の進路」について
     ・環境・情報・人材育成とテーマを分けた構成はいいが、具体性に欠け分
      かりにくかった。
     ・岩手らしさを出し、魅力でひきつける岩手をつくるという点に共鳴した。
     ・視点をもう少し地域に密着させてもいいのではないか?
     ・他県の知事と連携して地方自治に取り組むことは希望がもてる。
     ・岩手の将来を県民共に考えていく上で、このような番組は是非必要で、
      いい企画である。
                         など活発な意見が交わされた。
  6.審議内容

    別紙のとおり

  7.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日

    特記事項はないが、キー局及び関係局、関連部署に議事録を配布するなど、
    関係者に審議の内容を伝えた。

  8.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合における
    その公表の内容、方法及び年月日

   ・自社制作番組「あなたと歩むテレビ岩手」(平成11年5月25日午前11時50分〜
    11時57分放送)で、審議の概要を放送。
   ・平成11年5月20日(木)付読売新聞岩手版で公表。
   ・支社・支局に議事録を設置
   ・当社のインターネットのホームページで議事録を公開。

  9.その他の参考事項

    資料として以下のものを配布
    ・テレビ岩手自社制作番組放送スケジュール表(1999年4月〜6月)
    ・視聴者からの意見の概要
            〈議事の内容〉

事務局 始めさせていただきます。

委員長 今日は報道特別番組「21世紀岩手の進路〜増田寛也岩手県知事に聞く」についてご意見をいただきたいと思います。

委 員 番組の冒頭に他県の知事による増田知事の人物評がありました。岩手県民から見るのとは違った角度からのお話が聞けおもしろいと思い見始めたのですが、中盤からかなり集中して聞かないと理解できないところが多々ありました。話に関連したVTRを流して見やすくしようという努力は感じられましたが、川勝先生のお話が次元が高く、庶民の感覚とは少し掛け離れていて違和感がありました。「21世紀岩手の進路」という大きなテーマですので私のような一庶民に合った番組でなくてもよかったのかという思いもあります。
 また、日曜日の夜の「ドキュメント’99」は各局のそれぞれの地域の抱えるテーマの取り方も鋭く、とても楽しみにしております。もっと見やすい時間帯で放送していただければと思うことが度々あります。

委 員 企画としてこのような番組を作ることは非常に大切だと思います。また、知事の2期目の課題、情報と地域の連携、環境、人材育成、岩手への提言とわかりやすい構成になっていました。ただ、地域の自立とか富国有徳、地元学、多自然居住地域の創造とかこれから地域が求められることが言葉としては聞いていて理解できるのですが、それでは実際地域ごとに我々は、企業はどうしたらいいのか具体的な提言というものがありませんでした。大きなテーマだけに終わってしまったような気がします。次回はもう少し現場、地域に落とし込んだものにしていただきたいと思います。岩手に住んでいる者にとって興味のあるところですので、このような番組は是非続けていただきたいと思います。

委 員 21世紀に向けての岩手の将来というものが何となく見えるような気がしました。特に富国有徳という言葉を使い、岩手の21世紀は力で押さえる、力で導くのではなく、魅力で引き付ける岩手を作っていこうという川勝さんのお話にとても共鳴しました。全て中央の模倣ではなくて、岩手を前面に押し出していくべきだというお二人の話は何とも頼もしい感じがしました。増田知事は、情報化、人材育成、環境を力説しており情報の共有化、人材育成の礎となる岩手の風土など総論的なお話はなるほどという思いがしました。
 一方、市町村あるいは個人、企業といった個々の政策について話がすすめばいわゆる総論賛成・各論反対ということが出てくるような気がします。その辺をどのように知事が舵取りしていかれるか、今後が非常に楽しみな考えさせられる番組でした。

委 員 県政を良くすることは県民一人一人の務めですので、こうした番組を通じて視聴者に県政を考える機会を数多く提供することは非常にいいと思います。理論的にはかなり勉強になりましたが、具体例がもう少し欲しかったと思います。テーマを情報、環境、人づくりの3つに分けていた点はわかりやすく、特に増田知事のビジョン、セオリーといったものは大変興味深く拝聴いたしました。中でベンチマークというお話があり、他の3県と比較している部分がありましたが、少し具体的な項目を出した方がわかりやすかったと思います。また、岩手の人口密度がほぼオーストリアと同じという話がありました。そういった時に住まいの状況は相互どうなのか、あるいは、どのような情報ネットワークを使って生活をより充実したものにしているのかなど紹介があればもっと楽しく見ることができたのではないでしょうか。
 次回は知事の私的な面も織り込んで紹介いただければ、もっとユーモラスな面も表れてくるかなと思いました。

委員長 今日のまとめをしますと、岩手の将来を県民共に考えていく上で、このような番組は是非必要で、いい企画であるというご意見でした。お話の中で21世紀の岩手がおぼろげながら見えました。人、情報、環境という大きなテーマにしぼった構成もわかりやすかったと思います。将来を見据えて他県の知事と連携していくことは、希望がもてる気がします。その反面、地元という点で具体性に欠ける、視点をもう少し地域に密着させてもいいのではないか。あるいは、具体的な映像をもっとシビアに取り込んだり、知事の私的な部分の紹介があっても良かったのではないかというご意見がありました。

社 側 川勝先生は岩手に大変興味をお持ちでお詳しく、岩手の自然や人の生き方を深く評価されています。富国有徳という日本のビジョンを描き、岩手は環境や歴史的なものから見て、その方向にあるという考え方をしており、今回出演していただきました。ご指摘のとおり大きな視点での提言で一般の方々の出演がなかったこともあり、地域レベルの話に欠けたところがあるかもしれません。ただ今回は、高知・三重・鳥取といった他県の若い知事たちとの連携を番組で打ち出すことと、岩手のみならず広範囲からのメッセージ、情報を発信していくことに力を入れました。川勝さんは今後岩手をさらにバックアップしてくれる方だと思います。全体として一定の成果をおさめたと思います。

委員長 番組の冒頭に簡単な川勝先生の紹介がありましたが、一般の肩書き以外に、岩手の風土について日頃ご提言下さり、お考えをお持ちであるということをインパクトをもって説明されていれば聞いている方も納得したと思います。高い次元の話も岩手という地域をよく理解しているからこそ、岩手のために話してくれているとわかったかもしれません。

委 員 岩手のことが好きで今後も岩手の応援団になってくれる方だということが、頭の部分にでもあればすごく入りやすかったと思います。

社 側 確かにおっしゃるとおりだと思います。今後の制作の参考にさせていただきます。

委 員 司会者がもう少し突っ込みや具体的な質問ができないでしょうか?型にはまっている感じがします。県外のゲストの方はすぐ宮沢賢治を持ち出すのですが、視聴者は現在と過去で混乱をきたしてしまうので抵抗を感じます。

社 側 これからのことを考えた場合、宮沢賢治がクローズアップされるのであって岩手だから宮沢賢治ということではないと思います。

委 員 今生まれた人たちとは全く違う過去の人という感じで宇宙的視点という話しをされていましたが、そこだけ具体的な感じがしました。明治の政治家のお話とか、バランス的にもこだわりすぎているような気がしました。

委員長 そういう思想ばかりではないとは思うのですが、聞いている側からすると常に岩手というば賢治・啄木というのが定番で、またかという受け取り方をされかねないところがあると思います。賢治が発想したことが岩手には昔から根づいていて今後につながってくるという前向きな形よりも、むしろ過去の遺産で今後への結び付きがすんなりこない気がすることの方が多いような気がします。

社 側 確かに岩手にゲストが来ると賢治が好きだということがよくあります。しかし、この方は本当に岩手が好きで、海外からお客さんが来ると東京や京都はニューヨークや中国の模倣でダメだと言って岩手を案内するほどです。岩手にはオリジナルがあり、第2のふるさとと感じるほど大好きだということが根底にあるようです。このような性格、岩手にぞっこんなんだという部分が出れば親近感を覚えていただけたのかもしれません。

委員長 最初にちょっとでもでるとだいぶ違ったのかと思います。その点が少し残念なところです。制作側の意図はお話しいただきたいし、局側の意見も放送する時に取り上げた方がいいという気がしております。

事務局 来月は夕方の「ニュースプラス1いわて」を中心にローカルニュースについてご意見をいただきたいと思います。

前回(1999.04)《==
==》次回(1999.06)

目次

カラー