この議事録は公式の議事録をそのまま掲載するものです。

第327回 番組審議会 議事録


平成10年11月17日(火)

テレビ岩手

第327回番組審議会


  1.日時      平成10年11月17日(火) 午後1時30分〜

  2.開催場所    テレビ岩手本社6階大会議室

  3.委員総数    13名

    出席委員     7名

     出席委員    委員長 斎 藤 徳 美
            副委員長 谷 村   繁(FAXによるコメント)
             委員  勝   雅 行
             委員  澤 口 たまみ
             委員  岩 渕 孝 男
             委員  栗 山 大 義
             新委員 伊 藤 敏 信

     欠席委員    委員  三 原 まなぶ
             委員  菅 野 耕 毅
             委員  田 沼 征 彦
             委員  二 宮 柊 子
             委員  岩 動   孝
             委員  玉 山   哲

     社側出席者      伊 勢 卓 夫(代表取締役社長)
                中 野 士 朗(代表取締役副社長)
                清 水 秀 夫(専務取締役)
                新 沼 栄 喜(常務取締役業務局長)
                横 山 尹 浩(常務取締役報道制作技術担当)
                阿 部 孝 夫(取締役報道制作局長)
                天 野 雅 行(取締役事業局長)
                鈴 木 直 志(報道制作局次長アナウンス部長)
                渕 沢 行 則(報道制作局次長制作部長)
                大 村 精 一(業務部長)
                野 田 喜代志(報道制作局制作部副部長)

          事務局   佐 藤   秀(編成部)
                小 原   恵(編成部)


  4.議  題

    1.「夢・見る・ピノキオ」について
        (毎週日曜日 午後10:30〜11:00放送)

    2.その他御覧になった番組についての御意見

  5.議事の概要

    議題の番組「夢・見る・ピノキオ」について
     ・日曜の夜、ゆったりとした時間を過ごしたい時に定着してきている。
      それだけに尚一層テーマやB・G・Mを吟味してほしい。
     ・番組を通して岩手を再認識、再発見することができ感激した。
     ・岩手山の火山活動が活発化し、あらためて身近な「岩手山」を振り返る
      のに「岩手山百景」(平成10年11月1日放送分)はタイムリーであ
      った。
                       など、活発な意見が交わされた。

  6.審議内容

    別紙のとおり

  7.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日

    特記事項はないが、キー局及び関係局、関連部署に議事録を配布するなど、
    関係者に審議の内容を伝えた。

  8.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合における
    その公表の内容、方法及び年月日

   ・自社制作番組「あなたと歩むテレビ岩手」(平成10年11月24日午前11時50分〜
    11時57分放送)で、審議の概要を放送。
   ・平成10年11月18日(水)付読売新聞岩手版で公表。
   ・支社・支局に議事録を設置
   ・当社のインターネットのホームページで議事録を公開。

  9.その他の参考事項

    資料として以下のものを配布
    ・再免許交付時の郵政大臣からの要望書コピー
    ・「夢・見る・ピノキオ」ラインナップ表
    ・テレビ岩手自社制作番組スケジュール表(1998年10月〜12月)
    ・視聴者からの意見の概要
            〈議事の内容〉

事務局 番組審議会を始めさせていただきます。
 本日より新委員として株式会社コクドの岩手・総支配人伊藤敏信さんをお迎えいたしました。社長から委嘱状をお渡しいたします。

          ─委嘱状贈呈─

事務局 新委員の伊藤さんから一言御挨拶をお願いいたします。

伊藤委員 皆様の御指導、御協力を頂き審議委員の任務を全うできればと思っております。宜しくお願いいたします。

事務局 社長より御報告事項がございます。

社 側 本日はお忙しいところ御出席頂きましてありがとうございます。
 お手元の郵政大臣からの要望書のコピーを御覧下さい。
 10月30日に新たに5年間の再免許を頂いてまいりました。
 その際、大臣からこのような要望が出されました。1番目は報道の真実公平。2番目が人権及び児童青少年に与える影響に十分配慮すること。そして3番目が番組審議会に関することで、その機能を十分に発揮するようにとの事。又発表にも配慮するようにとのことで、東北電気通信監理局長からも口頭で要望がありました。
 番組審議会は非常に重要な機関です。今後とも宜しくお願い致します。

事務局 続きまして報道制作局長より視聴率についての御報告をいたします。

社 側 いつも「5きげんテレビ」と「ニュースプラス1」について御意見やらお励ましを頂いております。今回はうれしい報告をさせて頂きます。11月2日から6日までの5日間の視聴率の平均が「5きげんテレビ」が10.3%、「ニュースプラス1」が14.4%、「プラス1いわて」が15.4%とこれまでにない数字を取ることができました。
 一日一日、一つのニュースを深く、又「5きげん」も生活密着型の蓄積かと思っております。

事務局 本日のテーマは「夢・見る・ピノキオ」についてです。お手元にラインナップ表をお配りしております。又プロデューサーも同席しておりますので、御意見をお聞かせ下さい。

委員長 審議を始めさせていただきます。まずビデオを拝見しましょう。

      ─ビデオ視聴「岩手山百景」(11/1放送)─

委員長 御覧いただきましたのは「岩手山百景」。この他にもさまざまなテーマを取り上げておりますので、御意見をお聞かせ下さい。

委 員 構成の問題だと思いますが、(岩手山百景について)工房の描写があって次に四季で描いている。最後は「新幹線」のカットで現実に戻される。いろいろな思いがあって30分でおさまる構成ではないような気がしました。いっぱい材料をつめこもうとすると焦点がぼけてくるし、見ている側もせわしくて無理がくる。どこかの視点で統一した方が見やすいのではないでしょうか?
 番組作りの方針、ねらいをお聞きしたいと思います。
 店の紹介や料理のレシピなど、情報を提供していくのか、あるいは日曜の夜、ゆとりある充実した時をゆったり過ごしたいという人に向けるのか?私は、後者の観点から3月22日放送の「早春の釣り〜ヒカリに魅せられて〜」や3月29日放送の「あじわい通り〜もりおか・上田〜」が焦点がしっかりしていて、ゆったりとした時間を過ごせる番組になっていていいと思いました。また、店の紹介などは制作担当が客観的に選んで紹介しているのか、あるいは「局の戦略」を兼ねて要請があるのか、お聞きしたいと思います。

委員長 具体的な質問が出ましたので制作側から「夢・見る・ピノキオ」の番組作りのコンセプトをお聞かせいただきたいと思います。

社 側 営業の立場から一言申し上げたいと思います。
「ディスカバー岩手」と申しますか、人や行事、自然、風習などを前面に出して作っているわけですが、どうしても「視聴率」というものが影響してまいります。これまで積み重ねてきた制作の中で、このジャンルが当たった。何%取ったというのが出てきますので、「こういう番組を作れないか」というのはありますが、営業から「これをやってくれ」というのはほとんどありません。

社 側 「夢・見る・ピノキオ」を放送している時間帯は他局はキー局からの番組を放送しておりますので、他とは色を変えてナイトキャップ的な番組を作っているつもりです。深く掘り下げたり、ドキュメント的なものははずしています。「岩手山百景」に関しては、通勤の時、買物の時、さまざまな角度からの岩手山が目に入り、子供達も通学の時に岩手山を見ているのかな?このきれいな岩手山をさりげなく映して「ピノキオ見たから明日岩手山見てみようかな」と感じてもらえたらという思いで作りました。「工房」のカットは、岩手山のそばで生活をしている人、移り住んできた人たちから何か引き出せたならというねらいから使いました。

委 員 この4週の「夢・見る・ピノキオ」拝見しました。「マイ・Favorite・ワイン2」は別として、「あじわい通り・紺屋町」と「岩手山百景」「豆腐を愉しむ」は、盛岡人好みと申しますか、私らにとってなつかしくもあり、またあまり深く見ていなかった場所を見ることができ感謝しております。「岩手山百景」につきましては、さまざまな角度からのきれいな岩手山を一度に見せていただき、これまで何十年と見てきた岩手山を再認識させられました。「あじわい通り・紺屋町」は商店の変わり様にビックリ。時の流れを感じました。「豆腐を愉しむ」は番組の作り方が面白かったと思います。いろいろな豆腐の食べ方が盛岡にあったのだと感心させられ、また、新たな楽しみが増えました。この3本は他県の人たちにも是非見せたい内容。良かったと思います。

委 員 今年ほど岩手山について考えさせられた年はなく、私自身岩手山が噴火しそうになっていても、岩手山の見える街に住んでいて良かったという思いをあらためて強くしていたところだったので、「岩手山百景」は私の心に非常にマッチしたものでした。四方八方から見た岩手山、四季折々の岩手山。そばに住む工人たちの言葉というものが、盛岡に住んで良かった、岩手山の麓に住んで良かったという故郷、岩手山へのほこり、愛情、自分がここに住んでいるということの「意気地」にまで思いがいたるいい番組になっていたと思います。賢治、 木の詩を紹介するのに少々音楽が煩かったかなという程度で不満な所はありません。テーマつきずに毎週続けているなと感心させられます。そういう状況なので、構成や内容、対象年令にばらつきがあって、良し悪しにも強弱があるのは仕方ないし、それでいいと思います。おしゃれで楽しい「夢・見る・ピノキオ」でいいけれどその中で1つ、ドキュメントまでいかないまでも皆の意識がちょっと変わるようなテーマの取り方がもう少し増えてきてもいいなと感じています。

委 員 岩手山をいろいろな方向から映していましたが、岩手人ならだれでも見ている風景であって新しい発見というものがない。「山麓工芸会」を入れていたが、それより、農家で岩手山の雪解けを目安に種蒔きをするとか、岩手山と本当に密着して生活している人たちを取り上げた方が良かったと思います。また、岩手山を遠くからと近くからと映したが、逆に岩手山から町や村を見ても違った岩手山が見えたのではないでしようか?B・G・Mが煩いし、手を加えすぎという感じがしました。議題とは離れますが、郵政大臣からの要望書にもあります児童・青少年に与える影響に関し、最近あまりにも暴力シーンが多く、「Vチップ問題」私は賛成です。御意見をお聞かせ下さい。

委 員 岩手山を南と東から写していましたが、北からの映像も見てみたいと思いました。岩手県内の方々に様々な観点から見てもらうのが主眼でしょうが、あまりにもきれいでスマートすぎる。もう少し地元に密着したものがほしかったと感じました。

委員長 この半年、岩手山の火山活動が活発化してきている中、「岩手山百景」の、我々の心の故郷・岩手山をゆっくり眺め直してみようという意図は十分伝わってきたと思います。これまで岩手山とどのように接してきたかあらためて考えさせられるタイムリーな内容だったと思います。年代や立場で受ける印象は違ってくるでしょうが、B・G・Mや構成上の問題に関しての御意見も数多く出ました。いずれにせよ日曜の夜に、ゆったりとした時間を過ごす時に「夢・見る・ピノキオ」は定着してきているという印象をもちました。

社 側 様々な御意見、今後の番組作りの参考とさせていただきます。

社 側 Vチップの導入は現段階では見送られましたが、テレビの影響力は大きいので、これまで以上に内容については細心の注意を払っていかなければならないと考えております。

委員長 前回も御報告いたしましたが、先の全国番組審議委員会の委員長会議でも現段階では局が自主的に判断して取り組むことが望ましいという意見でした。

事務局 次回は12月14日午後4時半から雫石プリンスホテルにて開催いたします。本日はお忙しいところありがとうございました。



(FAXによる御意見)

委 員 次の3つの「ピノキオ」を拝見いたしました。
 「岩手山百景」…岩手山の美しい四季の移り変わりが素敵でした。願わくは、岩手山の頂上から盛岡市街や遠くを見てみたいと思いました。

 「マイ・Favorite・ワイン」…岩手県内のワイン会が活発なのは、私にとって意外で嬉しく思いました。ただちょっと気になる点もありました。ワインよりも食事主体の内容の感じを受けました。ワインの初心者のために、テイスティングの仕方を紹介していただいた方がいいと思いました。

 「豆腐を愉しむ」…湯豆腐の恋しい季節にタイムリーな企画だったと思います。最近盛岡市は、「豆腐の街」宣言をいたしました。こうした町おこしに協力する番組づくりをこれからも進めていただきたいと思います。盛岡は豆腐の消費が全国的に高いことがわかり関心いたしました。青大豆寄せ豆腐が盛岡の名物として有名になるといいですね。

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