この議事録は公式の議事録をそのまま掲載するものです。

第323回 番組審議会 議事録


平成10年6月10日(水)

テレビ岩手

第323回番組審議会


  1.日時      平成10年6月10日(水) 午後4時30分〜

  2.開催場所    ホテルメトロポリタン盛岡ニューウィング

  3.委員総数    13名

    出席委員    10名

     出席委員   委員長  橋 口 誠 之
            副委員長 谷 村   繁
             委員  三 原 まなぶ
             委員  菅 野 耕 毅
             委員  深 谷 政 光
             委員  斎 藤 徳 美
             委員  二 宮 柊 子
             委員  勝   雅 行
             委員  澤 口 たまみ
             委員  岩 渕 孝 男

     欠席委員    委員  田 沼 征 彦
             委員  岩 動   孝
             委員  玉 山   哲

     社側出席者      伊 勢 卓 夫(代表取締役社長)
                中 野 士 郎(代表取締役副社長)
                清 水 秀 夫(専務取締役)
                新 沼 栄 喜(常務取締役業務局長)
                横 山 尹 浩(常務取締役報道制作技術担当)
                天 野 雅 行(取締役事業局長)
                阿 部 孝 夫(取締役報道制作局長)
                村 田 憲 正(報道制作局次長報道部長)
                鈴 木 直 志(報道制作局次長アナウンス部長)
                渕 沢 行 則(報道制作局次長制作部長)
                栃 澤 卓 巳(制作部)

          事務局   青 山 尚 之(編成部長)
                小 原   恵(編成部)


  4.議  題

    1.「ズームイン!!朝!」について
        (毎週月〜金曜日 午前7:00〜8:30放送)

    2.その他御覧になった番組についての御意見

  5.議事の概要

    議題の番組「ズームイン!!朝!」について
     ・朝から芸能ニュースを取り上げている局があるなか、ほのぼのとした中
      継などで全国を結びながら、テンポよくさわやかなひとときを与える番
      組である。
     ・“おもしろ発見”のコーナーは、岩手のよさを全国に紹介するよいチャ
      ンスである。藪川の分校に通う小学一年生の一年を追ったものは、岩手
      らしさが出ていて好感がもてた。
     ・司会の福留の人柄が番組ににじみでており、岩手のリポーター平井アナ
      ウンサーは、多少にぎやかすぎるところもあるが、岩手のよさをアピー
      ルしようとしているところが感じられ、好感がもてる。
                       など、活発な意見が交わされた。
     また、橋口誠之委員長が転出で委員を辞任したことにともない、新委員長
     として、斉藤徳美氏を選出、副委員長は谷村繁氏が任命された。

  6.審議内容

    別紙のとおり

  7.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日

    特記事項はないが、キー局及び関係局、関連部署に議事録を配布するなど、
    関係者に審議の内容を伝えた。

  8.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合における
    その公表の内容、方法及び年月日

   ・自社制作番組「あなたと歩むテレビ岩手」(平成10年6月19日午前11時50分〜
    11時57分放送)で、審議の概要を放送。
   ・平成10年6月13日(土)付読売新聞岩手版で公表。
   ・支社・支局に議事録を設置
   ・当社のインターネットのホームページで議事録を公開。

  9.その他の参考事項

    資料として以下のものを配布
    ・テレビ岩手自社制作番組スケジュール表(1998年5月〜7月)
    ・視聴者からの意見の概要
            〈議事の内容〉

事務局 皆様お揃いになりましたので、番組審議会を始めさせて頂きたいと思います。会に先立ちまして社長の伊勢から挨拶をさせて頂きます。

社 側 今日はお忙しいところ、変則な時間で申し訳けございません。実はご承知の通り、橋口委員長が本社に栄転なされることになりましたので、例年7月に番組審議会が終わった後に懇親会をやっているんですが、今年は本月に移して委員長の送別会を兼ねてやるということにしました。たくさん先生に出席して頂き有難うございます。TBSのオウム報道問題を機に、番組審議会の機能をより活かしていかなければいけない重要な時期から橋口さんに委員長をつとめて頂きました。大変有意義な会議にしていただき感謝しております。それからもう一つは私共の専務の清水が、岩手広告社という私共の関連会社である広告会社の社長を兼務することになりましたので、ご報告しておきます。以上です。

事務局 では今日の番組審議会ですが、「ズームイン!!朝!」がテーマであります。このビデオを用意しておりますので、御覧いただいた後に皆様のご意見を伺いたいと思います。では、宜しくお願い致します。

         ─ビデオ視聴─

事務局 今日は「ズームイン!!朝!」のディレクターも出席しております。何かありましたら、お問い合わせなり、ご意見なり頂きたいと思います。では、委員長宜しくお願い致します。

委員長 はい、それでは早速でございますが、まず「ズームイン!!朝!」に関しまして先生方の御意見をお願い致します。局側の方も随時コメントがありましたらお手を上げて頂いてご発言頂ければと思います。ではお願いします。

委 員 このごろ真剣に「ズームイン!!朝!」を見ておりますけれど、出勤が7時30分頃なもので、この番組は見れなかったのですが、大変面白い情報が岩手から出ているということで関心しました。今日見たビデオのようにいくつかの話題をまとめ編集し直して、土曜日の夕方あたりにでも再放送してもらうと、私共のようなサラリーマンにとっては、大変有難いという感じを受けております。あと感心しているのは、福留さんが毎日元気にああいう明るい感じにやれることです。あと1つは今までアフター5の人だと思っていた鈴木君枝アナウンサーがこのごろ出てきているのを見て、あの人は朝になじむのかな、という気がしました。いずれにしろ、この番組は一生懸命に見るとかなり楽しいという感想を持ちました。これから努めて見たいと思います。

委員長 はい、ありがとうございまいた。続いてお願いします。

委 員 全国のネット局を中継で結ぶというのは「ズームイン!!朝!」が先駆けだったのではないかと記憶しております。全国津々浦々の風景や産物が見れるということはすごくよいと思います。例えば我が家の場合だと私の妹が嫁いだ名古屋の画面がでる度に母が「お父さん、名古屋だよ、見て!」父に話しかけます。そこに映される名古屋の空を見ながら、今日は暑そうだとか、雨が降りそうだ、どうしているかしらという会話になります。そして名古屋の風景が母親にとって娘や孫の暮らすかけがえのない風景ということになり、本当に楽しみにしています。だからこの番組そのものがいいと思いますし、そういう思いでテレビ岩手の中継を見ている方も全国にいるだろうと思います。だから岩手にとって、テレビ岩手にとって5分前後の短い時間ですが、すごく大事な時間だと思います。レポーターの平井直子さんは、明るいけれどもうるさくなくて、温かみがあって、岩手を一生懸命伝えたいという気持ちがよくでています。好感が持てるなと思っています。あともう1つ思うことは、「情報トレイン」のコーナーで、テレビ岩手が参加する場合、テーマの善し悪しによって取捨選択し、岩手県として品のある情報の発信ということに心を砕いてこれからも今の感じでやっていって頂けたらなと思いました。

社 側 先程お話にあった「情報トレイン」というのは、幹事局が1月半に1回ほど順番で回ってまいりまして、それに基づいて幹事局がある企画を出します。その企画を月に1回、日本テレビでズームイン会議というのがあるのですが、その中で非常にたたかれ、揉まれまして、ある程度出しても恥ずかしくないような企画に決まります。

委 員 福留さんのキャラクターが好きで、「ズームイン!!朝!」は私が欠かさず見ている数少ない番組です。ただニュースヘッドラインの一番始めの部分で首なし死体が発見されたなどのニュースを見ると1日暗い気分になってしまいます。そういう暗い部分は後から出して欲しいなと思います。「おもしろ発見」を今日見せて頂いたわけですけれども、岩手をPRする最高の番組ではないかと思います。その中で3分、5分という短い時間の中で、岩手の良さを十分出してほしいと思います。最後に福留さんが「私が子供の頃に育ったままの生活が今岩手にあって、それを今テレビでなければ見られない時代になったんだな」と仰言っていましたけれど、それが岩手には残っており、その良さを表現できたいい番組だったと思います。ただ、最後に紙飛行機を飛ばしましたけれど、あれは飛ばさなくても良かったような気がしました。それから、“お菓子の岩手山”“メリーゴーランド”それから“酒味うどん”など、みな岩手の良さを表現していました。

委 員 「ズームイン」ですけれど、私は大ファンです。毎朝この「ズームイン!!朝!」で生活が始まりまして、福留さんの「おはようございます」で今日の東京の天気はどうかなというところから見させて頂きます。それから、福留さんのテンポがすごくよいので、すごく気持ちが良く、それぞれの地元のアナウンサーも同じようにテンポが速く、やはり気持ち良く見させて頂いております。他局は朝から芸能ニュースを長時間放送してますが、私は朝一番ニュースも含み放送する「ズームイン朝」をよく見ます。先程のダイジェスト版のような地方の特色あるテーマも、毎回楽しく拝見させて頂いております。平井さんの声が最初はきんきんして気になったのですが、最近慣れてきまして、心地良く聴かせて頂いております。

委 員 私も朝、真剣には見ておりませんが、好きな番組です。爽やかと言いますか、朝一番でこれからというそういう和やかな雰囲気が自然に感じられて、夕べの疲れが飛ぶような気分になります。これは福留さんのカラーもあると思いますし、やはり先程もありましたけれど各局の方々が非常にテンポ良く事を進めているからだと思います。確かに中には深刻な問題もあるのですが、これはこれで朝の時にはこういう形でいいのではないかと思います。岩手からの中継はどういうテーマでいこうというあたりはそれぞれ毎回バラエティーに富んでいるわけですが、その辺りは年間を通して全体構想でそれぞれ考えているのでしょうか。例えばやぶ川の例でも、それだけ1つ見ると確かに岩手は自然があって美しいと言いつつ、実は過疎で色々な問題があるけれども表面的な美しさとはそれだけで済むのかという話もあるのですが、色々なテーマが全体から見るとその位置づけがはっきりしていて色々な側面からの良さが伝わってくるので、その辺は随分お考えになっているのではないかなという印象でおりました。それから私は平井さんの声が慣れたけれども少し話が多すぎるのかな。もう少し間合いを取って説明した方がいいのではないかと思います。確かに情報量はたくさん入ってくるのですが、朝の時間帯、もう少しゆったりと、そして空白がちょっとあった方が視聴者によく伝わるのかなという気がしました。各地の情報、情報と言っても絶対に必要だという切迫したものではなく、各地にいる知人に想いをはせることができ、繋がりや温かさが感じられるのはいいことだと思います。このまま続けて欲しいと思います。

委 員 私の朝の始まりは「ズームイン」です。じっと見ていることはないのですが、各地の天気やスポーツを楽しみにしています。この番組は長く、今「おもいッきりテレビ」に出ている高橋佳代子さんが岩手でズームイン朝のキャスターをしていた時代から見ています。何かをしながら目でみるというより音できく、といった時間帯ではないかと思います。平井さんの話も出ましたが、トーンの高い声が出てくると、あ、これは岩手だと大体分かります。
 ビデオの中で「へこたれるな」という子供のセリフがありましたが、いかにも岩手らしくていいと思いました。こういう心にどきっとするようなことを、どんどん発信していって欲しいと思いました。都会に住んでいらっしゃる方は朝の時間帯をせわしく過ごしていて番組の内容をどれだけ記憶しているかわかりませんが、地方からのコーナーは楽しみにしていると思うので、今後も岩手からの中継には力を入れていっていただきたいと思います。

委 員 「プロ野球いれこみ情報」というコーナーがありまして、解説が途中であきてしまって、よけいな感じがします。その他につきましては「おもしろ発見」「情報トレイン」「名物・日本の味」など、非常におもしろいのですが、番組の中に雑多に煮込んだ印象があり、もう少し、鮮明にテーマを出した形で厳選された各地の情報を紹介していただけたらと思います。いろいろなテーマが入っており私の世代は、全部に興味を持つわけではないので1時間半すべてをみるというのは難しく、ついていけないときもあります。

委 員 ほぼ、毎日「ズームイン!!朝!」を拝見させていただいています。この番組の決め手は、司会の福留さんだと思います。ナビゲーターとしてほのぼのとした進行に好感が持てます。今日は、ダイジェストで岩手からの中継の4回分を拝見しまして、制作者が多くの人に岩手を伝えたいという気持ちが強く出ていると思いました。テレビ番組の中には、出てくる人が自己満足しているようなシーンがありますが、「ズームイン!!朝!」ではそうならないところが良かったと思います。先日、東京の友人が我家に来まして、軽井沢みたいだと言っていました。私はその意味がよく分からなかったのですが、今日拝見した“都会っ子の自然体験”で全国の人たちが岩手の自然をどのように見ているか納得しました。
 午前7時40分前後に世相を反映するようなコーナーがありまして、楽しみにしております。先日、印象的だったのは、渋谷で男子高校生が化粧品セットを2つ入れて脇に抱えているというもので、こちらでもそのようになるのかなと感じました。いろいろな地域から全国へ発信されているというのがよいと思います。
 少し気になることがありまして、一つは、世界的なトップニュースを報道するのは良いのですが、強盗とか殺人とか悲惨なニュースが次々と全国から集まって来て毎日発信されるのは、子供をもつ親としては、あまり悲惨な社会だと思わせたくないという気持ちがあります。また、読売テレビの女性アナウンサーなのですが、私の家ではあまり評判がよくありません。
 「ズームイン!!朝!」全体としては、とても好きな番組です。

委員長 テーマであります「ズームイン!!朝!」について委員の方々の御意見をまとめさせていただきます。大ファンでいつもみておられる方と、わりに真剣にみるというわけではなくゆったりとした気持ちでご覧になっている方もいらっしゃいましたが、総じて他局が芸能ニュースを長々とやっている中で、非常にテンポよく、爽やかで和やかな楽しい朝のひとときに相応しい番組であるというお誉めの言葉が多かったと思います。「おもしろ発見」については、岩手をPRする良いよいチャンスで、テレビ岩手はそれをうまく使って短い時間であるけれども岩手のよさを出していたという御意見がございました。「情報トレイン」のテーマについては、キー局の方でかなり吟味されているので、質の高いものができるということは先程の説明でわかりましたが、テレビ岩手のほうでもテーマの善し悪しを選択して出してほしいという御意見がございました。それからキャスターについては、ほとんどの委員の方が、福留さんというのはこの番組のキーになっていて人柄がにじみでて良いということでした。平井キャスターについては、一部の委員からは、賑やかで忙しすぎるという御意見もありましたが、明るく暖かみがあり、岩手に対する愛情がにじみでているという好感の声が多かったと思います。
 要望として、キー局に対しては朝の時間帯ですので、暗いニュースが番組冒頭から出ないような工夫をして欲しい、それから「プロ野球いれこみ情報」がやや異質で流れが中断されるのではないか、また、私たちも知らない岩手のおもしろい情報が多く取り上げられているので、何回分かを編集しなおして特集として出したらおもしろいのではないかという御意見もございました。全体的には非常によい番組であるという御評価をいただいたと思います。
 その他、他の番組についてテレビ岩手に対する要望等、ありましたら委員の方お願いします。

委 員 「プラス1いわて」についてですが、シリーズでいろいろなテーマを取り上げて、テーマ設定も適切だと思っていますが、先日、「価格破壊」についての特集で、国産ウィスキーが税金の関係で安くなったことを取り上げましたが、これはテーマと少しずれているのではないかと感じました。「価格破壊」というのはむしろ正常な価格を何割か安く売るディスカウンターとかアウトレットショップなどを取り上げるべきで、ミスマッチな印象を受けました。

社 側 「価格破壊」につきましては、5回シリーズで取り上げることを決めてスタートしたのですが、実際に取材してみますと、価格破壊を含む経済の変化、規制緩和等もございまして、いろいろな状況が起きていることを取り上げたかったのが本意ですが、最初に「価格破壊」というテーマを打ち出したものですから、今、御指摘のありました“ずれ”があったかもしれません。むしろ、大きな経済の変化、業界の変化を包み込むようなテーマがふさわしかったと思います。それは、社内でも指摘されました。

社 側 「ズームイン!!朝!」のニュースで、暗い事件が目立つというお話がありましたが、ニュースの選び方について、ディレクターから説明したほうがよいかと思います。

社 側 まず、「NSヘットライン」というコーナーが7時5分から17分ごろの間にございます。主に前日に起こった各地のニュースを翌日中継のある局が日本テレビにこういった事件があったという情報を送り、その中から全国的に放送するべきものを選びます。それが20項目程度で、事件性の強いものを頭のほうにもってきます。他局でもニュースを扱っている時間帯ですので、日本テレビのズームインスタッフの方針があらわれているのかなと思います。

委 員 「NSヘッドライン」では国内外のニュースをとりまぜ、テンポよく放送しているので、あの限られた時間帯で必要なニュースであれば、そんな事件があったのかと見ているだけで私はあまり抵抗ないですね。

委 員 番組の頭で福留さんが出ていらして、5つぐらい項目をお話になりますよね。その中にあまりにも悲惨な事件といったものを入れなくとも、それ以降のコーナーで話してもよいのではないかというのが私の意見です。私も子供が3人おりますが、福留さんが出てきて挨拶したあと、首がない死体が見つかったといった話題をわざわざ入れなくてもよいのではないかと感じました。

委 員 最近岩手山の問題に県民の関心が集まっていますが、いくつかのステップを考えると、地表で噴煙が上がるといった目に見える現象が起きた場合、さまざまな規制がかかるなど、対応が決まってきます。万が一に備えて県警も全員出動体制を考えているようです。地震や津波などの災害の場合、一斉に対応するマニュアルができており、津波警報がでると自動的に避難勧告がでて、各局もテロップを流すという形で情報源として有効な機能を発揮しているわけです。火山に関しては、前例がありませんので、どう対応すべきか難しいところですが、気象庁の火山情報や予知連の学問的な検討からは、このような現象が起きており、今後も厳重な監視を続けますという以上のコメントはでてきません。報道機関としてそれをどう読み取って行政や住民に伝えるか、各局がバラバラに動いていても混乱を招きますので、方向性のようなものを早急に検討していかなければ、火山活動が進んでいるという状況で、いずれはそういう対応が迫られるかもしれないのです。
 なにか起きますと中央から研究者が入ってきて統制がきかなくなり、それぞれの立場で見解を述べ、それがニュースで取り上げられ、混乱する事態が予測されます。それも含めて内部で対応策を検討していただきたいと思います。また、安全係数を高くするため、現状でも水蒸気爆発という言葉もでていますが、その可能性があればなんらかの規制がいるということになりまして、それが流れますと、岩手県の観光など社会的影響が大きく、その兼ね合いが難しい問題になってくると思います。あまりセンセーショナルに取り上げることは避けるけれど、情報として、昨日の火山性地震が何件あったというさりげないニュースは、恒常的に伝えられれば、そういう事実があるということが県民の心にとまるという気もしますが、逆に情報が常に流されれば非常に危険だというとらえ方もされる可能性もあり、報道の仕方については今後も考えていかなければならないと思います。

社 側 岩手山の火山活動については、地元ではもちろん全国的に注目されていまして、我々、各局で情報カメラを設置し、いかなる状態にも対応できる設備を整えておりますが、先程おっしゃられたようになにかあったときに情報が混乱することが予測されるわけです。報道機関としては、事件・事故を正確に報道するとともに防災情報は最大限優先して視聴者に流すということが使命と考えます。したがって、地震や津波は放送を中断してでも情報を流すということを決めています。火山情報については新たな要素ということで同等の対応をしたいと考えておりますので、せめて必要最小限の情報は当局から出していただきたい、県として窓口を決めて報道機関に対応していただくということは重ねてお願いしたいと思います。我々は行き過ぎた報道は控えたいと考えておりますので、その点をぜひ御理解頂きたいと思います。

社 側 委員の方からは、よい御意見をいただきましてありがとうございました。
「ズームイン!!朝!」の中で全国ネットのコマーシャルを流すには莫大な料金がかかるわけです。それを考えるとテレビ岩手が全国中継するということは大きな意義があり、この番組というのは、一秒でも大事な時間で有効に使っていかなければならないと考えております。岩手にとってもプラスになると思いますので、「ズームイン!!朝!」は力を入れてやっていこうと思っています。

委員長 それでは審議の方は終了させていただきます。事務局からお願いします。

事務局 どうもありがとうございました。橋口支社長は今回の会議が最後になりますので、次回からの委員長を選出していただきたいと思います。橋口委員長には毎回、委員の方々の御意見を的確にまとめていただきました。ありがとうございました。

  ─委員長 斎藤徳美氏選出
    副委員長 谷村 繁氏任命─

    斎藤先生、谷村先生、次回からよろしくお願いします。
 次回のテーマは、6月20日放送の番組「静寂の世界からの挑戦」です。7月21日、火曜日午後1時30分から開催します。

○菅野委員からは、文書により御意見をいただいた。

 朝の番組は、ニュースやその日に必要な情報の提供のほかに、その日が明るく生きがいを感じる一日となるような、ホットな話題、季節の移り変わりや地域の風物詩などを伝えるものであればよいと私は考えています。
 そうした観点から、「ズームイン!!朝!」を見ると、なかなかによい番組だと思われます。
 『大自然に育まれて』という東京から玉山村藪川に移り住んだ大西遼君の分校生活1年を振り返る番組は、四季を通じて取材したものをダイジェストしたものだけに、豊かな自然の中に活き活きと生きる子供たちの姿が、都会の視聴者の目には童話的な別世界に映ったのではないかと思います。
 菓子博(アピオ)の菓子で造られた『岩手山』の紹介番組も、催物紹介としては面白く映されていました。一関のメリーゴーランドのあるファミリーレストランは、珍しい店の紹介としては面白いけれど、なにか少し物足らなく感じられました。それに比べて、石鳥谷のさかめん茶屋の『酒味(ささみ)うどん』の紹介の方は、歴史のある杜氏の里における酒を用いた「いきのいいうどん」ということで、見応えがありました。
前回(1998.05)《==

 ==》次回(1998.07)

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