この議事録は公式の議事録をそのまま掲載するものです。

第316回 番組審議会 議事録


平成9年11月18日(火)

テレビ岩手

 

第316回番組審議会

  1.日時      平成9年11月18日(火) 午後1時30分〜

  2.開催場所    テレビ岩手本社6階大会議室

  3.委員総数    12名

    出席委員    10名
    欠席委員     2名

     出席委員   委員長  鈴 木 宏 延
            副委員長 三 原 つとむ
             委員  中 津 文 彦
             委員  斎 藤 徳 美
             委員  橋 口 誠 之
             委員  谷 村   繁
             委員  澤 口 たまみ
             委員  田 沼 征 彦
             委員  二 宮 柊 子
             委員  勝   雅 行

     欠席委員    委員  菅 野 耕 毅
             委員  深 谷 政 光

     社側出席者      伊 勢 卓 夫(代表取締役社長)
                中 野 士 朗(代表取締役副社長)
                清 水 秀 夫(専務取締役業務事業担当)
                横 山 尹 浩(常務取締役報道制作技術担当)
                天 野 雅 行(取締役事業局長)
                阿 部 孝 夫(取締役報道制作局長)
                村 田 憲 正(報道制作局次長)
                大 村 精 一(業務部長)
                鈴 木 直 志(アナウンス部長)
                渕 沢 行 則(制作部長)

          事務局   青 山 尚 之(編成部長)
                小 原   恵(編成部)


  4.議  題

     1.番組「太田愛人飢餓からの食物誌」について
         (11月15日(土)12:00〜12:55放送)

     2.その他御覧になった番組に対する御意見

  5.議事の概要

      番組「太田愛人飢餓からの食物誌」について

       贅沢に慣れた我々にとって非常に参考になり、勉強になる番組だった。
       岩手の身近なところで取れる食べ物を見過ごしていたのを気付かされ
       た。
       この番組を通して、消費者が生産者の作ったものを大事に考えてもら
       えるとよいと思った。
       自分の住む50キロ四方で取れた、旬のものを食べるという太田愛人
       さんの考えが伝わり、方向性としては共感できる内容だった。
       全体のバランスとして、食材の紹介が多く、タイトルの「飢餓」の部分
       にもう少しウエイトを置いて欲しい。また、食文化を科学的に解明す
       る話があっても良かった。
       タイトルから連想したよりも軽いタッチに仕上がり、心の豊かさが求
       められる時代、食文化や人情を味わう旅を欲する人々にそれを供給す
       べきと考えていたので、番組の内容は良かった。
       地域の農業、あるいは食文化をどうするかという広いテーマをもちな
       がら、肩肘張らないですんなり番組に入ってきた。
       「生産者が主導権を取らなければいけない」という部分にインパクト
       があり、東京など大消費地の食生活の問題点など全体的に考えさせら
       れる内容だった。
       身近で取れた、取りたてのものが一番おいしいということを最近感じ
       ていたので、共感できた。
       県内の農産物の素材の良さを紹介したところに大きな意義があった。
                       など、活発な意見が交わされた。

  6.審議内容

    別紙のとおり

  7.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日

    統一された答申、意見はなかったが、キー局及び関係局、関連部署に議事録
    を配布する。

  8.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合における
    その公表の内容、方法及び年月日

    支社・支局に議事録を設置

  9.その他の参考事項

    資料として以下のものを配布
    ・テレビ岩手自社制作番組スケジュール表 1997年10月〜12月
    ・視聴者からの意見
            〈議事の内容〉

事務局 定刻になりましたので、番組審議会を始めたいと思います。まず社長の伊勢より御挨拶がございます。

社 側 皆様御存知のことと思いますが、先に鈴木委員長が大船渡市の市政功労者になられました。この場をかりてお祝い申し上げます。

事務局 今日の番組審議会のテーマは、「太田愛人飢餓からの食物誌」についてです。ビデオを用意してあります。それでは鈴木委員長よろしくお願いします。

委員長 「太田愛人飢餓からの食物誌」について最初ビデオを見ていただいて、その後委員の方からご意見をうかがいたいと思います。

           ―ビデオ視聴―

委員長 ビデオを見ていただきましたので、さっそくご意見をうかがいたいと思います。

委 員 今、初めて拝見させていただいたんですが、番組の中ではどこにでもある食材を扱っていますが、食材の扱い方にもいろいろあるわけです。最後の方で旅に出て一番印象に残ったことは新しい食材を発掘したことだということだったのですが、私が携わるホテル業でもいろいろな食材を使って、よいものを出そうと日々努力しております。岩手には全国に誇れるような食材がまだまだあるのですが、我々としては、それをただ普通に買ってきて、普通に料理します。調理場の人間のほうもいろいろと努力しているわけですが、津志田の里芋にしても扱い方によっては本当に商品になるということがわかりました。贅沢に慣れてしまている我々にとってこの番組は非常に参考になるし、自分たちの仕事の上でもよい勉強になったという気がします。

委 員 私も今、初めて拝見させていただきまして、太田愛人さんのことは勉強不足で全然存知上げないのですが、番組全体としては紹介された食材がおいしそうだという印象を持ちました。この題名からもう少しひとつのことを掘り下げた固いテーマのもののように見えたのですが、醤油とか寄せ豆腐とか、里芋とか、多岐にわたっていて散漫しているような感じがしました。食べ物に関して、岩手の身近なところで取れるものを見過ごしていたかなという感じを抱きました。委 員 私も今初めて拝見しまして、農家である自分もそういうことを忘れていたという気がしました。番組では、土産土法が一番合っているのではないかということを言っているのだと思います。雑穀、アワなど子供の頃に飢餓に備えしまっておいたものを倉の中で見たことを思い出したのですが、農家はいざという時の食糧を残しておいたわけです。農協の婦人部の人たちが、雑穀に取り組んでおり、アトピーに雑穀がよいということで、神奈川など関東方面の保育園、幼稚園に出向いて、食物の在り方をわかってもらえるようなことをやっております。この番組を見て、消費者も生産者の作ったものを大事に考えてもらえればよいと思いました。いろいろな面でこれから自分たちで生きていくための施策を考え直すということを訴えているのではないかと思いました。

委 員 3年ぐらい前から、自分で畑を作るようになって、おいしい野菜は自分で作るしかないということや、自分の住む50キロ四方で取れているものを食べた方がいいということを実感しているところでしたので、太田さんが最初の方でおっしゃったいろいろなことにまったく同感です。共感できる内容だったと思いました。太田さんがお書きになった「羊飼の食卓」でしたか、「辺境の食卓」でしたか、読書感想文コンクールの審査員をやった時に、登校拒否になって一年もまったく学校へ行けないで苦しんでいた生徒のものがありました。「辺境の食卓」を読み、いろいろな食物を作ってそれを自分で工夫しておいしく食べるというのを読んで、食べるっておもしろいというところから、生きるっておもしろいということに気づいて学校に行けるようになったという感想文を読んだところでしたので、この番組には、非常に期待している部分がありました。今回の内容は、太田さん自身がやっている畑とか、太田さん自身のフィールドで作ったものをいろいろと工夫して、旬というのは取れたもの、取れたものを工夫して食べることが料理なのだと言っていますが、岩手県内をしりとりのように旅をしていく感じなので、太田さんが楽しんで食べているという印象はありますが、地元の自分の畑のシーンをもう少し増やしても良かったと思いました。太田さんがやっているのは横浜なのだけど、こういう楽しみ方が岩手にもあるという感じで、そうなるとテーマが散漫になってしまう気がします。太田さんが旅人になってしまっているせいか、太田さんがおっしゃる口調が強く、理屈っぽく感じられてしまうのではないかという気がしました。目指している方向性としては、非常に共感できる内容だったと思います。

委 員 私は食物を買って食べている者でして、尚かつ、飢餓とか凶作とか経験もありませんし、かえってそういう意味では、画面に引き込まれました。工夫して保存していくということで、軽米のかぐら飯のところに関心を持ち、もう少し見てみたい気もしました。私も太田先生を知りませんので「愛人飢餓(あいじんきが)」というタイトルだと思ってタイトルから連想したものとかなり違っていました。飢餓、凶作というキーワードが最初あり、そば、丸大豆、里芋とか取り上げましたが、バランスとしてもう少し飢餓、凶作の部分にウエイトを置いていただければ良かったと思います。ちょっと食べすぎで、飽食的という気がしました。もう1つ、今回初めて知ったのですが、津志田の里芋というのがそんなに有名だったとは知りませんでした。私は、岩手は北上の二子の里芋というイメージがあったので、認識を新たにさせられました。また、画面を見ていてインタビューを受けてた方々が非常に人の良さそうな人々に感じました。今、日本人の長寿の秘訣として、ひとつはアルツハイマーを予防するということでビタミンEが見直されています。これは穀物類、豆類、緑黄色野菜に含まれているということで、食文化というものを科学的に解明するようなお話があっても良かったと思います。もう1つは、お茶、日本茶が見直されているということで、ビタミンCですね。この辺のところも食物に限らず、お茶やお酒も取り上げていただいた方が良かったかなと思いました。欲張って申しますとそんなところです。

委 員 私も放送は見損ねまして、「あいじんきが」とは読まなかったのですが、「飢餓からの食物誌」というのは、相当深刻そうなタイトルだと感じたのですが、見ていましたら、軽いタッチに仕上がった番組でした。番組の中で、僻地や山の中は宝の山だとか、その素材が御馳走だとおっしゃってまして、逆に私から見るとそれこそが贅沢だという感じがしました。私は今、単身で生活して自炊をしており、できるだけレトルト食品は使わずに、素材を買ってくるんですが、残念ながらスーパーから野菜を買ってくるくらいで、本当はよ市に行ってみたいのですが、その余裕もないほどです。20世紀は、ものの豊かさから心の豊かさの時代だと言われていますが、まさにそういう余裕みたいなものを持つべきで、自分で捜してでもそういうものをやれる余裕があればよいと思います。職業柄、旅を売っている商売なので、一点豪華主義でわりと贅沢な旅をするよりは、むしろ、お金をかけないけど、食文化とか、人情とかを味わっていただく旅をこれからの人は欲するようになり、我々もそういうものが供給できるような努力をすべきだと感じておりましたので、まさに、今回の番組はそういう意味で良かったと思います。私は、こちらに住んで6、7年で、岩手県内はわりと有名なところばかり行っていたのですが、先ほどの番組にも出ていましたが、ああいうところでできれば一週間、せめて2、3泊でもできたらと思いました。

委 員 私もたまたま、猫の額ほどですが、畑を作ってまして、さすがに津志田の里芋は違うなと、まず比較をいたしました。これは土曜日の昼という時間帯に堅苦しくなく、なんとなしに見ていて、後から「確かにそんなこともあるな」と考えることを意図したのかなと思いました。おそらくは、食文化の問題とか、いろいろな問題を抱えていますが、根源的にいうと地域の農業、あるいは食文化をどうするかという広いところで、バックグランドを軽く肩肘張らないで、何かすっと入ってくるようなところが良かったと思います。先程おっしゃったように、食べ物の大切さをテーマにしていますが、「飢餓」というよりちょっと質の違った本物の食材食文化ととらえた方がいいと思います。途中から方向がちょっと違ったかなという印象を持ちました。せっかくですので、買物に行かれる時にスーパーのポリエチレンの袋ではなくて、紙袋でも持っていくようにした方が良かったのではないかなと思いました。

委 員 私も先日見られなかったものですから、ちょっと言いにくいのですが、総合的に太田さんらしさがすごく出ていて、楽しく拝見しました。「50キロ以内のものを食べればいいのだ」というのはまさに太田さんらしいと思いました。その言葉が誰のどういうことを根拠にしているのか、ご本人がそう言っているだけなのかわかりませんが、インパクトがあったと思いました。私は単身赴任ではなく、東京では息子と二人なのですが、やはり向こうのマーケットやスーパーに売っているものというのは違いがないですね。最近は、簡単に調理したものなど食べているんですが、太田さんがおっしゃるとおり50キロ以内というのが大事なんでしょうね。もう1つインパクトがあったのは「生産者が主導権をとらなければいけない、消費者に迎合してばかりいてはいけないんだ」というところです。大消費地の食生活の一番の問題点なのではないかと思いました。例えば、「テレビ岩手スペシャル」でしたか、水産の問題ですね。シャケがこれだけとれているにもかかわらず、輸入をしているという状況です。ああいうことは、まさに典型ではないかなと思います。宮古のスーパーでも輸入ものが売られていたり、非常にインパクトのあった場面が忘れられないのですが、東京のスーパーですと、どこにも国産のシャケの切り身はないですね。全体的には考えさせられるものだったと思います。

委 員 私はカレンダーに書いて見るようにしているのですが、土曜日は用事がありまして、見れませんでした。今日、見せていただいた範囲内で私の感想を述べさせていただきます。私、今年になって日常勤務がなくなりまして、自転車で5分くらいのところに、午前6時までに行くと農家で栽培した農作物を直売しているところがあり、そこに行っています。そこで発見したことは、農作物というのは、取りがけを調理して食べると本当においしいんだということです。私はビール党でして、枝豆を食べますが、八百屋から買ってきたものをおいしいと思って食べていました。農家に行って農家の庭の枝になったものをもいで煮たものを食べると甘くておいしいのなんの、八百屋で買って食べる枝豆とは全然違います。雲泥の差ですね。これはホウレン草についても言えます。取りがけをおひたしにして食べると甘さが全然違います。もちろんくだものでもりんごやなしは取りがけがおいしいです。最高に甘味があります。なすの浅漬けもそうですね。八百屋に出ているものを漬けるとなすの皮が固く、それをおいしいと思ったのですが、取りがけを浅漬けにすると皮がやわらかくておいしいです。我々の食生活を考えると、周辺でとてつもなくおいしいものを食べることができます。初めて自分が農家に行って買い出しをしまして、そう感じたのですが、このテレビも多少そういう意味合いもあるのではないかと思います。流通過程を経てきますと、2、3日必ずたちます。農協で出荷してからこちらにもどってくるというものもありますし、何日かたつとおいしさが失われてしまいます。テレビではこういうことはふれてはいませんでしたが、ちょっとした工夫で日常の周辺で取れている野菜や果物をおいしく食べるやり方があると思いますが、意外と知られていないのではないでしょうか。我々が住んでいる地域にもこういう機会があるということで感想を述べさせていただきました。委員長 みなさんからご意見をうかがったのですが、私からも少し申し上げます。「飢餓からの食物誌」ということで、タイトルと内容があまりしっくりとしませんでした。見ていて気になりましたのは、理屈っぽくて押しつけがましいところがあると思ったのですが、先程、委員の方のお世話を伺い、太田愛人さんはそういう方なのだということがわかりまして、そういう人柄が出ているのなら良かったのかなと思いました。岩手の食材としての良さをいろいろと拾っていただいたのは良かったと思います。どなたからか二子芋と津志田の里芋の話が出てまして、私は毎年、両方取り寄せて食べているのですが、いつもどっちがうまいかなと思って食べています。芋の子につきましてもう1つ、里芋の名産地は富山県の砺波市なんですね。砺波市の里芋はほくほくの里芋なんです。同じ里芋でどうしてこんなに味が違うのかなと思いました。食べ方もぜんぜん違う食べ方をします。もう1つ50キロ以内ということですが、実は、ワインのソムリエの日本でトップの方の話を聞いたことがありまして、その時、ワインと一番合う食べ物の話をした時に、ワインの原料のぶどうの産地と、そこで取れた例えば、そこの牧草を食べて育った羊の乳や牛乳で作ったチーズなどが、一番ぴったり合うそうです。結局、同じ大地から一方はぶどうができて一方はチーズを作る、その組み合わせが一番合うんですよという話で、なるほどと思いました。今日の番組はその話と共通点があったような気がします。全体としては、自然に合う素材を上手に食べるのが一番おいしいのだと感じました。岩手県の持っているいろいろな農産物の素材の良さを紹介していただいたということが、非常に大きな意義があったと思います。
 その他の番組について御意見ありましたらどうぞ。

委 員 11月3日、月曜日、テレビ岩手で放送した日本テレビの「ルネサンス未来への扉二人のミケランジェロ」は、非常に感銘を受けまして、名前は知っているのですが、どんな人だったのかは伝えられていなくて、それを非常によくまとめられて放映されていました。そういう番組はお金がかかるでしょうが、今後もやっていただきたいなと思います。

委 員 10月28日に、シルヴィギエムの「ボレロ」を見ました。大変すばらしい完成された演出で良かったと思います。どうもありがとうございました。

委 員 「太田愛人飢餓からの食物誌」の制作意図について、担当の方におうかがいしたいのですが。

委員長 局の方からお願いします。

社 側 “飢餓からの”ということですが、太田さんの食べ物に関する原点が飢餓にあります。岩手の食文化と飢餓が背中合わせにあるということで、「飢餓からの食物誌」ということにしました。1時間の番組の中では、そういう部分を入れましたが、ビデオでは、軽いところだけ出ていました。太田さんの押しつけがましいところが出たのではないかということでしたが、太田さんのご職業が牧師さんでいつも説教をしてますので、そこら辺のところが出たのではないかと、実際はそのとおり少年のような方です。この番組のテーマとして何か大きなものがないかということですが、農政を考えるというようなものではなく、太田愛人さんを案内人として岩手の食べ物を比較して紹介したいと思って制作しました。

委員長 今日のビデオでは、大根のところとそばのところが抜けていましたね。あれは何か理由があったのですか。

社 側 特に意味はないのですが、そばはよく岩手の食べ物として出てきますので、知られていないものということでピックアップしました。

委員長 どなたかほかにありませんか。

社 側 グルメの番組は、料理法を変えたり、高級な材料を使ったりと、たくさんありますが、今日のは本当のうまさみたいなものを感じたと思います。私は28年前に岩手に来たのですが、一番最初にびっくりしたのは米のうまさですね。みそ汁をつけものだけでも食べられる岩手の人は、そういう意味ではすごく恵まれていると思います。自分の生まれたところを愛するというところから、農業とか、漁業とか、いろいろなものに対して、環境も含め守っていこうという気持ちが出てくるのではないかと思います。岩手のよいものを紹介することで岩手はよいところだという気持ちが出てくればと思います。岩手の中にもあまり知らないところ、地域というのがありまして、私は安代のわらびを見て驚きました。関西にいた時は小さいものをおいしいと言って食べていたんです。安代に行ったらこんなに大きいんです。それを「ズームイン朝」の全国ネットで紹介しようとしているのですが、おそらく日本一ですね。岩手の人は恵まれているということを知らないですね。つくりもののうまさではないということです。

委員長 それでは、この辺で番組審議を終わらせていただきまして、社長さんの方からお願いします。

社 側 今日の番組審議会で今年度は終了ということになります。番組制作、会社運営の面で大変参考になりました。今回をもって鈴木委員長と中津さんは5年間の任期を終え、退任されることになりました。お二人には長い間、お世話になりました。この5年間で、番組審議会は世間からも期待され、いろいろな面から番組審議会を活性化する動きがありました。番組審議会のご意見は重視しておりますし、これからもそういう気持ちでいきたいと思っております。二人の先生には、本当にありがとうございました。これからも何かお気付きになられたことがありましたならどんどんご意見をいただきたいと思います。最後にひとことずつお願いします。

中津委員 月並ですが、5年間公私ともにお世話になり、ありがとうございました。一番よい時に委員を仰せつかりまして、テレビ界の激動の時代の中で、テレビ業界もいろいろありました。あまりテレビは見ないほうでしたが、お引き受けしたからにはと精一杯やりました。根がまじめなものですから、皆勤をと思ったのですが、何回か欠席もありました。私自身の日常の中でもめりはりのある暮らしをさせていただきました。全うしたというのは学生時代以来で、会社も途中でやめてますし、そういう点では何かほっとしたような、それでいて一抹の寂しさも感じております。前々任者ですか、非常にインパクトのある思い出に残る最後のお話をしていたのですが、私にはそういうことは申し上げることができませんが、今は仕事中もテレビをつけっ放しのような状態になりまして、そういう意味では、これからは外野席から、何かありましたらぜひまた機会を、と思っています。長い間、ありがとうございました。

鈴木委員長 5年間、本当にお世話になりました。また、先ほど市政功労者ということで、お祝いをいただき、何もしていないのですが、個人的に申しますと、大船渡高校がサッカーで優勝しまして、大変楽しくテレビを見させていただきました。5年間で欠席は、今年は1回だけだったと思うのですが、出席すると本当に楽しいです。今年度委員長をやらせていただきまして、委員の方がどんどん意見を追加していって、短時間でよい意見が多く出てくることを感じながら司会させていただきました。また、社長からお話がありましたが、今年はテレビの倫理性がいろいろな面で取り上げられ、多くのことを教えていただきました。これもまた感謝申し上げます。
 私は最初の頃、岩手県にある伝統芸能を継承する人たちのことをできるだけ放送してほしいと申し上げたら、放送番組全体を通じて岩手県人がいろいろなところで働いたり、活躍している部分など、私の知らないところをたくさんご紹介下さいまして、これまた大変ありがたかったと思います。5年間本当にいろいろなことを教わりました。ありがとうございまいた。

事務局 では、次回の番組審議会についてお知らせします。12月は懇親会があり、日程がいつもと違っております。12月19日金曜日夕方4時30分から会議を行いまして、引き続き懇親会を開きたいと思っております。尚、会場は、ホテルメトロポリタン盛岡ニューウィングです。テーマの方は、「テレビ岩手制作番組この一年」ということで、資料を事前に郵送いたしますので、それを参考にしていただきたいと思います。尚、テレビ岩手が「あなたと歩むテレビ岩手」という番組をこの1月から放送しておりまして、12月も放送し、年4回の放送を考えております。つきましては、テレビカメラを会場の中に設置し、皆様がお話になっているところを撮らせていただきたいと思います。その点ご了承いただきたいと思います。それをもとに新委員を含めた委員の皆様の紹介もあわせて、番組審議会で出た意見について公表するため放送したいと考えておりますので、ご協力のほどよろしくお願いします。

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